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2010年2月20日 (土)

「夢をかなえる勉強法」 伊藤真 著者 を読んで

 「勉強」は一生だと思っている。では「試験」は一生であろうか?

 勉強をした結果を試験でどの程度まで会得、体得したのかを確認する上では良いのかもしれない。一方で、「試験」の結果は、試験の種類にもよるが、合格か不合格かしか分からないものがある。また、答案の戻ってくるケースも少ないため、不合格の場合に、どこが良くなかったのかが分からないこともある。

 40歳を過ぎた頃から、年齢のせいにはしたくはないが、試験を受けても結果が出せなくなり、結果が出ない事により、どこが良くなかったのかが分からなくなってしまっている。勉強はしているのに、結果が出ない。「勉強法」が良くないのかもしれない。そんな時に見つけた本である。

ü  「夢をかなえる勉強法」、合格後だけでなく、不合格後の人生も考える (P7)

ü  合格する前に「合格体験記」を書いてみる。できるだけ具体的に、リアルに。常にゴールからさかのぼって今を考えることが大事であるから。 (P8)

ü  合理的な勉強法とは、「全体像」をつかむこと、体系を考えることが重要。本質をつかむ。 (P22)

ü  未知の問題が出た時にどう対処するのか重要になる。マニュアルを作る。作る過程にも意味がある。(P39)

ü  世の中には自分が知らない世界や知らない社会が山ほどある。自分が知っているのはほんの一部だ。 (P53)

ü  「セルフレクチャー」。見る、聞く、触るなどの五感(ありったけの感覚)を総動員して知識を記憶させる方法である。自分で自分に講義する。 (P64)

ü  クールに構えて、何でも知っているふりをするのではなく、多少大げさでもいいから、恥ずかしがらずに感情を表に出そう。それだけで、記憶力はかなり向上するはずだ。 (P69)

ü  いやと言うほど繰り返すのだ。繰り返しているうちに、一定の域を超えてしまう。すると脳が「これは生きていくために必要な記憶だ」と錯覚してしまう。そうすれば、絶対に忘れない。 (P70)

ü  マーカーの塗り方一つで合否の差が出る。 (P82)

ü  合格できるかどうかは「能力×気力×勉強法」のバランスである。気力を奮い起こせるのは、その先にワクワクする夢があるからだ。ワクワクできなければ、その道は自分がやりたいこととは違うのだから、やめた方がいい。すべてが思い通りに上手くいったとしたら、どちらがよりワクワクできるかで考えるのだ。 (P108)

ü  スランプに陥った時は、まずその原因を紙に書き出すことにしている。原因が分からなければ対処できない。不安要因はすべて紙に書き出してみる。 (P113)

ü  「元気ノート」、元気がいい時に、思いつく限りありったけの長所を書いておく。「夢ノート」、試験に合格した後や、将来やりたい事を全部書きだしておく。(P119)

ü  これしかないとしがみつくから不安になり、弱くなる。これがなくなってもほかにあるさ、と言えるくらい多面的な世界、多面的な考え方を持てるようになれば、少々のことではへこたれなくなる。 (P139)

ü  一言でいえないのは、分からない証拠。 (P177)

ü  人生に迷ったら、一度素の自分に戻ってみるといい。少年時代、何かに夢中になっていた自分を思い出してみる。そうすれば、本当にやりたかった事が見えてくる。 (P193)

ü  「耳に入る言葉」に気をつける。言霊、言葉には目に見えないエネルギーが宿っている。否定的な言葉を使う人のそばには行ってはいけない。聖書には、「始めに言葉ありき」と書かれている。言葉を粗末にすると、勉強効果も半減する。 (P198)

ü  自分の人生の目標は何か? それはなぜか? そのために何をしているのか? (P188)

ü  「やればできるんだ」、そして勉強には「勉強のやり方」がある。勉強法が分からなければ、躊躇せずにとにかく人に聞く事だ。努力を続ければ、いつかはかなうはずだ。やればできる、必ずできる。これが著者の座右の銘である。 (P200)

もう一度、能力は今一つかもしれないが、勉強法を確認しなおして、気力でがんばる!

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