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2010年3月

2010年3月27日 (土)

日本の生命保険の歴史2

【1888年 明治21年】

帝国生命(現在の朝日生命)が設立された。

【1889年 明治22年】

藤沢利喜太郎氏(日本に西欧の数学を全面的に移入した数学者、日本の生命保険・年金理論の草分け、高木貞二の恩師でもある。日本生命、簡易生命保険の生みの親であり、育ての親である。矢野恒太氏は簡易生命保険設立に際して、藤沢氏に対して反対活動をしている)、死亡生残表(藤沢氏第1表)を発表。

藤沢氏第1表に基づき日本生命設立。この時に更に精緻な藤沢氏第二表が作成されている。藤沢氏は有配当(特に高料高配を志向)にこだわり、日本生命は日本の死亡率表にこだわった。

日本生命は、藤沢利喜太郎氏により保険料を算出したが、保険料率が高いために生じた利益の一部は保険契約者に割戻すべしとの藤沢氏の意見を入れ、8年ごとに決算を行い、契約者配当を行う事を同社の定款および保険規則に明記し、実際にそれを責任準備金比例で分配した。

【1893年 明治26年】

矢野恒太氏(日本生命社医(明治25年退社)から、その後、第一生命創業者となる)、死亡生残表(矢野氏第1表)を発表

矢野氏の名言「およそ人間の地位や名誉、財産ほどくだらないものはない。わしは無一文で生まれてきたのだから、無一文で死ぬのが理想だ。」がある。

【1894年 明治27年】

日清戦争が起きた年である。この時、生命保険会社は保険金支払を実施している。

日清戦争での日本の戦没者数は、1万3249人であった。陸軍と海軍をくらべてみると、陸軍は1万2989人に対し、海軍は260人と、陸軍の方が圧倒的におおい。なぜ、陸軍の方が多かったのか、それは、日清戦争の戦没者の死んだ原因が、ほとんど病死にあるといえるからと言われている。戦死者1904人に対し、病死者は1万1345人。実に、戦没者の86%が病気で死んでいる。この時、陸軍は白米ばかり、海軍では麦飯だったらしい。この時の陸軍の軍医長は森鴎外であったことより、医師としての評価は下げているらしい。

第3回へ続く

2010年3月22日 (月)

日本の生命保険の歴史1

日本の生命保険の歴史を書いてみたいと思う。

いろいろと調べながら、10年単位位で、毎週書けるといいなと考えている。

福沢諭吉の著書「西洋旅案内(1867年、西洋旅行のための実践的なガイドブック、当時外務省の依頼で著した模様)」、「西洋事情(1873年)」の中で「人の生涯請合」の紹介から我が国における生命保険が始まった、とされている。

また、「西洋旅案内」において、近代的な保険事業の考え方(3種類の災難請合、海上請合、火災請合、人の生涯請合)までを紹介されている。「明治維新」の1年前の事である。

【1881年 明治14年】

福沢諭吉の門下生であった阿部泰蔵がイギリスの17会社表を借用して、わが国で最初の近代的な生命保険会社である明治生命が設立された。

1843年には、生命保険会社の営業経験に基づく死亡表であるイギリス17会社表が発表された。1848年にはアクチュアリー協会(イギリス)が設立された。17会社表は、後に日本の多くの生命保険会社が創業時に採用した。

【1885年 明治18年】

明治生命では、定款により第一回の決算が行われ、配当付契約者に対し契約者配当が支払われた。その内容は有配当契約の保険料率は無配当のそれに比して約1割高率となっていたので、その保険料差に年々8%の金利を付したものを配当したように記述されている。

第2回へ続く

「ザ・ファシリテーター」 森 時彦著 を読んで (備忘録)

物語となっており、とても読みやすかったです。

折角ですので、実践で活用できるように、ここではいつでも確認できるように、メモをしておきます。

ワークアウト

インテグレーション(統合化):新しく配属となった人をできるだけ早く溶け込ませる手法

日本ファシリテーション協会:(アイスブレーク例が掲載されている)、アイスブレークは心の柔軟体操(P119

ジョハリの窓

(私が分かっている、他人が分かっている)-開放

(私が分かっている、他人が分かっていない)-隠している-自己開示して広げること

(私が分かっていない、他人が分かっている)-盲点-フィードバックをもらい広げること

(私が分かっていない、他人がわかっていない)-未知

5 SWOT分析

Strength-強み

Weakness-弱点

Opportunities-機会

Threats-脅威"

パーキングエリア:アイデアの駐車場

経費節減のブレスト:大きなところを狙う。

8 4W1H:誰が、いつまでに、どこで、何を、どのように

期待(横軸)と課題(縦軸)のマトリックス 

10 アクションテーブル:4W1Hと同じ

11    「Wow」:感動、驚き

12 マインドマッピング:発散から収束へ、『できない理由』から『できるやり方』へ

13 ディレクティブリーダとファシリティブリーダ 

14 インタラクティブ:双方向のコミュニケーション

15 若手とのランチミーティングの効用 142 

16 Webでの共有 

17 Mailの後の電話確認 

18 More or Less:eg.今後増えるものと今後減るもの

19 部分最適化、全体最適化 

20 プロセスマッピング(工程表)

21 KJ法:"無秩序で雑然とした定性データ(事実、意見、アイデア)群を、一度カードや付箋(ふせん)紙などに分解し、これを人間の直観力を用いて図解・文章に統合することで、意味や構造を読み取り、まとめていく方法および思想の体系。KJは、考案者の川喜多ニ郎氏よりきている。

22 ゴールツリー:モジュール構造図のように、ブレークダウンをしていく

23 プロダクトマネジメント 

24 エバンジェリスト:求道者、布教者

25 SWAT:Special Weapon Attack Team

26 グループダイナミックス  ラボラトリーメソッド:グループの活動に参加しながらも、グループの議論や行動の中身に拘るのではなく、その行動そのものを観察し、その背景を分析する。その結果をメンバー相互にフィードバックし、お互いに次の行動に反映し、それをまた観察・フィードバックする。この繰り返しを通じて、人間相互の理解を深めようというものである。

南山大学津村俊充、山口真人著『人間関係トレーニング』ナカニシヤ出版1992"

27 収束と発散:「収束」する前に、必ずいったん「発散」という過程をとおります

28 タックマンモデル: 組織は、形成(フォーミング)された後、すぐに機能(パフォーミング)しはじめるのではなく、その前に、ストーミング(混乱・対立)があり、ノーミング(統一)が進んではじめて機能し始めるというタックマンモデル

29    ファシリテーションの道具箱:ファシリテーションとは、みんなが持っている知恵や疑問を上手く引き出し、反応させて、いちばん優れた考えを導き出す『グループウエア』のようなもの。

30 グランドルール

31   人の気持ちが続くのは90日!90日でできる成功を定義する、しかも計測可能な形で! 

32 フォースフィールドアナリシス:そういう現状を作り出している力、あるべき姿を妨げている力

33 タイムマシン法:将来の在るべき姿から、逆算して今から何をすべきかを確認していく方法)

34 コンフォートゾーンとストレッチゾーンとデンジャラスゾーン 

35 QC7つの道具、新QC7つの道具:「料理のレシピ」ではない。「考えること」、「視野を広げること」、「動機付けること」が必要

・管理図、ヒストグラム、散布図、特性要因図、パレート図、グラフ、チェックシート

・系統図、連関図、親和図、マトリックス図、マトリックス・データ解析、アローダイヤグラム法、PDPC"

36 目標をノルマでなく、チャレンジの対象と思わせ続ける 

37 ダッシュボードメトリックス、スコアカード:毎週確認できるようにする。本の中では、財務部とITで作成されている。社長のダッシュボードとして、Webで公開して共有をしている。ギャップアナリシスのできるもの

38 ホーソン実験:この実験により、労働者の作業効率を上げるのは物理的条件ではなく、心理的要因であることがわかった。人の集団の中に必ず生まれるインフォーマルなグループ。その社員の士気や行動に与える影響は、想像以上に大きいのである。

39    ニュースペーパーテスト:新聞の第一面に取り上げらる事を想像する

40 ウオールーム 

41 コントローラブル、アンコントローラブル、2分割法 

42 インタラクション:人と人とのインタラクション

43 メタ認知:いろいろなことがあっても、そういうプロセスを自分の気持ちも含めて、高い位置から見るメタ認知のようなものを意識できるようになった

44 ソフトな変革:ソフトな変革が良いのかもしれない。

45 ファシリティブ・リーダー

以上となります。実践できるようになろう!

 

2010年3月20日 (土)

「金融工学」は何をしてきたのか 今野浩著 を読んで

「金融工学」とは「将来の不確実なキャッシュフローの計算と制御」である。(P.187)

また、不確定な未来に対して、「分散投資」によって、リスクを回避する必要があることは、ポートフォリオ理論によって明らかにされた事実である。(P.26)

「一つのかごにすべての卵を盛るな」(P.108)ともある。

2008915日のリーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに起きた「世界同時金融危機」は「金融工学」が悪かったのか?

経済学の世界では、ミルトン・フリードマン教授は「金融工学は経済学とは言えない」といい、ポール・サミュエルソン教授は「世界経済を破滅の淵に追い込んだ金融ビジネスの不始末の元凶は米国金融当局の規制緩和と、悪魔的・フランケンシュタイン的金融工学だ」と言われたらしい。(P.71, 109)

しかし、「金融工学」にも責任はあるが、それだけではないと言う。負の連鎖による結果だと言う。それは、原因となった「クレジット・デフォルト・スワップ」について言えば、

ü  強欲で短期的利益偏重のMBA経営者

ü  返済能力のない人たちに、(破産リスクを無視して)住宅ローンを貸し出した金融機関

ü  その債権を証券化し、危ない商品であることを知りながら投資家に売り出した投資銀行(証券会社)

ü  これにトリプルAの格付けを与えて、投資家を欺いた格付け機関

ü  安易にこれを購入した機関投資家

同じく、そう思う。「金融工学」を良い方向に導けが、例えば、天候デリバティブ、ハリケーンデリバティブでは、農作物、電化製品、観光業などで、リスクヘッジが可能になる。

生命保険会社には「アクチュアリー」がいる。

「アクチュアリー」とは「将来の出来事の発生確率を評価し、望まれない出来事の発生確率を減らすように知恵を絞り、起こってしまった出来事の影響を軽減することを考える専門家である。つまり、生命保険会社は「金融工学」を知らなければならず、活用する場合には、正しく活用しなければならないのである。

とは言うものの、生命保険会社に勤める者ではあるが、“株価はランダム・ウオークではない(p.129)”、CAPM(P.52, 179, 112)”、“ベータ公式(P.112, 119)”、“ブラック・ショールズ公式(P.162)”、“デルタ・ヘッジ(P.171)”、“完備市場、無裁定条件、同値マルチンゲール測度”など、同書の中に書かれていたが、なかなか理解は難しい。

もっと勉強しよう!

2010年3月13日 (土)

憲法9条について

憲法9条の改憲については、いろいろな考え方を踏まえて議論し、結論を導く必要はあるのかもしれませんが、自身は護憲派に分類されると考えています。

理由としては、これから戦争を経験していない人間が増えれば増えるほど、戦争の起こる確率は高くなると考えています。それをある程度憲法によって戦争の起こる確率を抑えることができるだろう、と考えているためです。

しかし、遅かれ早かれ戦争を経験していない人間が増えますので、多数決の論理で憲法改憲はされるのだろうな、と思いますが・・・

どんな天才であっても失敗を経験しないと理解できない事はあると考えています。

アインシュタインは最初原爆の製造、利用を認めていましたが、広島、長崎の惨状を見て後悔したと聞きます。日本でも福澤諭吉は日清、日露戦争を否定はしていません。非戦論者で著名な内村鑑三も日清戦争当時は戦争を否定していませんでした、など。

戦争の無い世の中であっても考えなければいけない事が沢山ある中で、最悪な事態を招く戦争だけは避けなければなりません。

『親鸞』

親鸞と聞くと、親鸞の弟子である唯円が編纂したとされる「歎異抄」、倉田百三氏の「出家とその弟子」、を思い出し、最近では、五木寛之氏の「親鸞」なのかなと思います。
こう書いてみても、どれもまだ読んだことがありません。「親鸞」とはどんな人だったのか?
まだ、あまり理解ができていませんが、知りたくなり、簡単ではありますが、まとめてみました。

倉田百三氏の「出家とその弟子」、山折哲雄氏の「親鸞をよむ」を参考にしてみました。

親鸞は、浄土宗の開祖である法然の弟子であったが、当時、旧仏教側の非難により、法然や親鸞の念仏運動に弾圧の嵐が吹き荒み、法然が流罪の刑で四国土佐に流され、親鸞は越後に流されるという、大変な経験をしている。親鸞35歳のときです。

一方、戦乱の時代の中で、長寿90歳まで生きられている。

「教行信証」という膨大な著述を残されており、刻苦精励して勉強をされた跡があると言われている。

また、親鸞には恵信(尼)と言う妻がいましたが、息子善鸞は、恵信(尼)と出会う前、流刑される前にできた子と言われている。その後、善鸞は放蕩息子であったことから、親鸞は善鸞を勘当をしている。

「出家とその弟子」の中では、親鸞最期の時に和解をしている。

自らを「愚禿親鸞」と呼ばれている。

『悪人正機説』について
善くならなくては、極楽に行けないというのであれば、もう望みはありません。しかし悪くても、別な法則で極楽参りがさせて頂けると信じているのです。それは愛です。赦しです。善、悪を超えて働く力です。この世界はその力で支えられているのです。その力は善、悪の別より深くてしかも善悪をうむものです。
仏様は私たちを悪いままで助けて下さいます。罪を許して下さいます。それが仏さまの愛です。私はそれを信じています。それを信じなくては生きられません。(倉48頁)

そのためには、阿弥陀如来に『南無阿弥陀仏』と念仏をとなえれば善いのである。(山90頁、倉221頁)

悪人とは、いわゆる悪人だけを指すのではなくて、普通の人間であっても、人に隠したいことはあるわけです。

「定散の凡夫」と言う言葉が出ていました。(善悪によらず)人間の心の実相、人間の心は刺激に依って変じます。私たちの心は風の前の木の葉の如くに散りやすいものです。心が散り乱れて動く状態を言っています。

『他力本願』について
他力の信心(倉48頁)とも呼ぶのでしょうか。仏や菩薩の力によって悟りに導かれ、極楽浄土に往生しようとする事。

ここには、「業」(倉49頁)というものも関係していると思います。「業」とは、人間の未生以前から存続して働く一種の力と見なされ、これによって一つの行為は必ず善悪、苦楽の果報をもたらす、という輪廻の思想とあります。自分ではどうしようもない事もあり、それは念仏をすることで、仏や菩薩に導かれるようにすることも大切であるとしている、と感じました。また、私は、念仏をすることで、「学ぶ」と言うことの楽しさも伝えたかったように思いました。

また、「出家とその弟子」の中にあったのですが、「互いに気に入らぬ夫婦でも「縁」あらば一生分かれる事は出来ないのだ。墓場に入った時は何もかも解るだろう。そして別れずに一生添い遂げた事を互いに喜ぶだろう。」という一文がありました。
倉田百三氏26歳の時ですが、既に随分と達観をされているな、と思いました。

親鸞は大変な経験をされていますが、なにか「高尚」と言うよりは、とても身近に感じることができる方のように感じました。

2010年3月 6日 (土)

What life should mean to you?

It is the individual who is not interested in his fellow men who has greatest difficulties
in life and provides the greatest injury to others. It is from among such individuals
that all human failures spring.
 
Alfred Adler

この言葉をいただいた時に、訳してはいただけなかったため、趣味は「一応英語」と言うレベルなので、正しく訳せないかもしれませんが、記しておきます。

「人生」があなたに意味するべきであること?

人生において最も困難な状況にある仲間に興味の無い者、ほかの者を深く傷つける者、そのような者から、全ての「人的失敗」の芽が生まれている。

当たらずと言えども遠からじ、と思います。アドラーであれば言いそうな言葉ですよね。

2010年3月 5日 (金)

30~35歳の男性で1日2箱喫煙の場合、非喫煙者よりも平均余命は8年から9年短い

これは、かなり以前のアメリカの統計である。アメリカは日本よりも所得格差が大きく、
また、喫煙者の中にはドラッグも行っている可能性があるので、保守的に捉える必要はあるが、タバコ1本で、寿命をどの位縮めているのかを試算してみよう。

仮に、保守的に8年(4,204,800分)の寿命を縮めるとする。仮に、非喫煙者の寿命
を80歳とすると、喫煙者の寿命は72歳となる。次に、ここでも保守的に求めるようにして、30歳~72歳まで1日2箱吸うと40本×365日×42年=613,200本になる。
よって、4,204,800分÷613,200本=約7分。
タバコ1本で約7分の寿命を縮めていることになる。
これを長いとみるか、短いとみるかは個人の価値観によるのだろうが、やはりタバコは止めた方が良いように思う。
そうは言っても、愛煙家の人達にとっては、自分の親を含めて、なかなか説得は難しいところもあります。
歴史上の人物でも、天才と言われた、福沢諭吉も愛煙家、アインシュタインも愛煙家、心理学の祖と言われるフロイトも愛煙家。当時は、まだタバコの害があまり認知されてはいなかったかもしれませんが、身体に良いとは思っていなかったと思います。

今年10月予定のたばこ増税を良い機会にして、喫煙者のみなさん、禁煙しましょう!!

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