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2010年5月22日 (土)

20年前の新聞の切り抜きより

早大学院高の入学式で西原早大総長(当時)が「高校時代に、これをやったと一生誇れるような事を一つものにしてください」と述べた。この祝辞に感ずるところがあったのか、ラグビー部に40人の新人が入った。同校ラグビー部長の伴一憲先生が同窓会誌に以上のようなことに始まるチームの成長ぶりを書いている。

彼らは三年生の今年、全国大会出場を果たし、大健闘した。入学当時、ラグビー経験者が一人だった素人集団の成長は確かに素晴らしい。しかし最も印象に残ったのは、40人中38人が現在も部に残っていることであった。大半は試合に出ることがなかったはず。三年間、日の当らぬ場所にいた部員の心境はどんなものか。そんなことを筆者は直接訪ねてみた。

「一番心を痛めるのがそれなんです」と伴先生は語っていた。全国大会出場を決める一戦の前日は雨だった。それなのに、試合に出られぬ三年部員は猛練習を繰り返していたという。「やめろと言ったのですが」。彼らの心中は複雑というほかはない。「何年もたって、悔しかった思い出を笑顔で語ってもらえる時に指導者はようやくほっとするものだ」と先生は言う。

表舞台に立てないのに続ける練習が「一生誇れること」だったと気づくまでには時間がかかる。スポーツ教育の効果は気長に待たねばならないのだろう。だからこそ指導者はつらい。「努力こそが美しい」などと、きれいごとを言うだけではすまない。しかし、ラグビー、サッカーの全国大会を最後に今期の高校スポーツが終了したいま、将来の豊かな実りを感じ取る指導者もまた多いに違いない。

この記事より、20年、古さを感じさせない内容だと思っています。

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