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2010年7月24日 (土)

論述試験対策1-ソルベンシー・マージン

Mathさんの以前のブログより

「ソルベンシーについての所見を問う問題」だと、例えば

(a)知識面

ソルベンシーとは何か

日本におけるソルベンシー・マージン規制制定(平成8年の保険業法改正)の経緯

現行ソルベンシー・マージン基準の概要と課題

ソルベンシー・マージン規制の改正の概要

欧州のソルベンシーIIの概要

等を踏まえた(書いた)上で、

(b)論述

保険計理人の関与(上記の改正により平成24年3月期より保険計理人の確認対象)

経済価値(時価)ベースの評価

内部モデルの使用

等について

それぞれの(簡単な)説明

必要性やメリット

実現にあたっての課題

アクチュアリーとして何ができるか何をすべきか

を述べるといった流れになるのではないかと思います。

昨年(H21)の3 (1) では次の問題が出題されている。

(問題)

将来的に会社のソルベンシー評価をどのように行うかの所見。所見は、下記のA-Cに沿って解答を整理する。その際、「経済価値ベースでのソルベンシー評価」等、昨今の動向について言及してもよい。

A. ソルベンシー評価の意義

B. 現在の日本の法令に基づくソルベンシー評価の課題

C. 将来的な貴社におけるソルベンシー評価の在り方

Mathさんの論点は、正しいと思う。

ここには、「知識面」として、H15に出題のある、静的なソルベンシーの検証・動的なソルベンシーの検証も必要になると思う。

現在進められているソルベンシー・マージン比率の見直し(H24/3/31施行予定)においても、「趣旨」に、短期的な取り組みとしてリスク係数の見直し、中期的には「経済価値ベースでのソルベンシー評価」を目指すとされており、論述におけるキーワードとなる「経済価値ベース」があった。

さて、今年はどこがTopicとなるのだろうか?

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