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2011年1月30日 (日)

「カーライル」 その三 アクティビスト・ファンドについて

投資ファンドについては、アクチュアリーが関与する業務でもあることを知りました。

 

そこで、知識として蓄えられるようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

投資ファンドのプライベート・エクイティ・ファンドの一つ「アクティビスト・ファンド」に狙われるような企業は、もともと株価が本来価値よりもかなり低い水準に落ち込んでいると同時に、生き残るために含み益を企業のバランスシートの中に溜めこんでいることが多いことがある。

 

 

アクティビスト側も、もともとそういった企業を再生するような力は無い。経営陣にプレッシャーを与え、手打ちとして配当の形で含み益を株主に還元させるか、戦いの途中で株価が上がり始めた段階で売り抜けをすることによって利益を狙いにいくのである。

 

 

 

 

ただし、アクティビストの行動に大きな社会的意義があるとは思えない。もちろん旧態然と漫然たる経営を続ける一部の能力のない経営陣の存在に警鐘を投げかけたり、場合によっては退場を願うための「必要悪」としての役割が無いとは言えない。しかしながら、アクティビストの提案によって新たな企業価値が生まれるというケースは、過去あまりなかったことなのである。

 

 

 

 

ここで、買い占める側の悪役を『グリーンメーラー』(乗っ取り屋、ドル紙幣の色である緑と、脅迫状を意味するブラックメールを合わせた造語である)と呼んだり、

 

 

経営陣側の味方になって株式を買い取ってくれる企業を『ホワイトナイト』(白馬の騎士)と呼んだりする。

 

 

また、防衛手法として買収を進める企業が不利になるような状況をあらかじめもぐりこませておく手法を『ポイズンピル(毒薬)』と呼ぶ。

 

 

『黄金株』のようにたった一株で買収企業の提案を否決できる権利のある株式を発行する手法。

 

 

逆に、買収後の現経営陣の経営からの勇退を促す『ゴールデンパラシュート』のような手法もある。

 

 

 

 

ここでは、いろいろと知らなかった言葉を覚えられた。

 

 

以前、「ハゲタカ」をテレビで見ていた時に、なんとなく聞いていた「言葉」の意味が明確になりました。

 

 

 

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