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2011年11月 5日 (土)

「永遠のゼロ」を読んで

とてもよかったです。

「なぜ日本は、(一部の人達かもしれませんが)負けると分かっていた第二次世界大戦をしてしまったのか?」

この点については、以前から何冊かの本を読んできました。

そして、負けに一直線となる第二次世界大戦が始まってからの日本の歴史には、それほど興味を持って本を読むことはなかったのですが、この本を読んで、

「なぜ日本は、命を落とすと分かっていた特攻をしてしまったのか?」では、考えさせられました。

戦争で特攻を行った国は、日本とドイツのみ。

最も外道、下劣な作戦と言われているらしいです。

日本人の民族性を言われているみたいで、悲しいところはありますが・・・

司馬遼太郎氏は、日本の2000年の永い歴史の中で、この時代だけで日本を語ってはいけないと言われていたようです。

「永遠のゼロ」

第二次世界大戦について、とてもよく調べられていると思いました。その史実をベースに作られた物語。

歴史書であれば、そこに登場する人物は、当然、歴史に名を残された著名な方ばかりです。

しかし、この物語では、両親を早くに亡くし、貧乏から食べていくために海軍を志願して航空兵となった一兵士による第二次世界大戦になります。

「その時歴史は動いた」の全くの逆。動かすことができない、その中で、とくに過酷な時代の中で生きた、歴史に名前を残すことは無い人達で、その苦悩と葛藤が、よく描かれていると思いました。

また、負けると分かっていた第二次世界大戦の中で、「ゼロ戦」だけは他国に優位していたことを初めて知りました。

たしかに真珠湾攻撃で奇襲を成功させたのはゼロ戦でした。

しかし、当時の日本には陸軍と海軍はありましたが、空軍はありません。

航空技術には乗り遅れていたのでは、と思っていましたが、ゼロ戦には日本の技術力が注がれていたようです。

もう一つ、驚いたことは、特攻の攻撃隊の命名についてです。

源氏物語、古事記の研究で著名な「本居宣長」

あの昭和の天才と言われている小林秀雄氏が10年以上かけて調べられた「本居宣長」。

そんな本居宣長の歌 「敷島の大和心を人とはば朝日にひほふ山桜花」から、

敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊と名づけられている。

本居宣長は、いにしえの日本を研究されたことから、当時の日本軍には合っていたのかもしれませんが、特攻を考えた人と本居宣長では、理解に苦しみます。

「物語」は、とてもよかったです。感動できました。

「永遠のゼロ」、ありがとうございました。

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