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2012年2月 3日 (金)

「君たちに明日はない」 垣根涼介著 を読んで

2月に入りました。

業務が変わる中、荷物の整理などができたところで、本日はお休みをいただきました。

少しリフレッシュ?をさせていただき、メリハリをつけて、「次へ」と思います。

久しぶりのお休み、どこへ出かけたと言えば、ア会の図書室へ出かけてみました。

今、どんな本が揃っているのかな、とくに「年金」について、どのような本が参考になるのかな~、と思いましたが、なかなか自分には見極められませんでした・・・ざんねん。

そこで、帰り道のブックオフで買ったのが「君たちに明日はない」でした。

以前、NHKで坂口憲二主演、恋人役に田中美佐子さん、昔の恋人役に麻生祐未さんのドラマでも放映されたときに、何回か観ていて興味がありました。

物語は、人事部に代わって、退職勧告をするリストラ業務請負会社『日本ヒューマンリアクト(株)』に勤める村上真介が主人公となり、次から次へとリストラをするわけですが、リストラされる人達に必要な一歩を踏み出す勇気を与える物語なのだと思いました。

一気に読めました。 (自分に重ね合わせてか??)

リストラされる人は、いまの自分と同世代か、それ以下の人達でした・・・

企業の合併では、三友銀行と安井銀行との合併によるリストラの話もありました。

生命保険会社の合併はまだ続くのでしょうか?

ア会の図書室には、「生命保険昭和史」という本がありました。

大正から昭和初期(太平洋戦争前)において、生命保険業界は破綻と合併を繰り返していたようです。いまに似ているように思いました。

一点、ちがうところ。それは、当時の生命保険業界はそれでも保有契約を伸ばしていたということです。

いまは、生命保険業界の保有契約が年々減少しています。さらによくない状況なのではないでしょうか。

本の中で、気になった言葉として。

人間というのは、もし自分が不本意な状況にはまり、そしてその現状が長くつづきすぎると、ついには性根まで腐ってしまうものなのだろうか。

自分を大事に思えない人が、自分の目に見えている周囲の世界を大切にするとは思えない。

やりたい仕事をやっているのなら、ある程度は我慢ができると思う。たとえ出世できなくても、きつい労働条件に置かれても、自分自身で納得できる部分はある。自分のやっていることに誇りみたいなものを持つことは出来るんじゃないかな。

バイクの話もありました。

主人公村上が学生時代から大学卒業後数年間、プロのライダーを目指したのですが、なることができずに「挫折」したことの話でしたが、自分もバイクの免許を取ったことがあり、バイクを乗ることの感動には共感できました。

物語の最初に、次の言葉が書かれています。

「明日への鐘は、その階段を登る者が、鳴らすことができる。」

ありがとうございました。

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