Story Seller 2を読んで
Story Seller 1に続けて、読ませていただきました。
気軽に、いろいろな物語を楽しむことができてよいですね。
Story Seller 1からは、
伊坂幸太郎氏、
近藤史恵氏、
有川 浩氏、
米澤穂信氏、
佐藤友哉氏、
本田孝好氏が続投されています。
また、近藤氏、佐藤氏のストーリーは「1」からの続きになっていました。
そして、Story Seller 2で、新たに、沢木耕太郎氏が加わっています。
Story Seller 1で、自分には合っていたナと思っていた、道尾秀介氏が居られないのが、少しざんねんでした。
Story Seller 2で、知り得たこと。
マリーとメアリー ポーカーフェイス 著者沢木耕太郎氏では、作家の吉行淳之介氏はモテ男であったということ。ウム、羨ましい!?
444のイッペン 佐藤友哉氏では、444匹の犬が、ほぼ一瞬(イッペン)で消えるミステリーでしたが、その中で、
・アドルフ・ヒトラーは無類の犬好きであったこと。
知りませんでした。自分自身も犬好きではありますが、ヒトラーは好きではありません。
この点は、どうも、ヒトラーは、人と対等な関係を築けないために、口答えをしない犬しか愛することができなかった、と言われているようですね。
・人間は、なぜ笑うのか。犬も猫も笑わないのに、なぜ人間だけが笑うのか?~人間は許すために笑うのだ、と。
よく、「笑うことは大切」、「幸せだから笑うんじゃなくて、笑うから幸せになれる」とも言われていますが、印象に残るフレーズでした。
まだ続きが読みたいな~、と思ったのは、リカーシブル―リブート 著者米澤穂信氏 でした。
それもそのはず?で、もともと長編であったものの一部を短編として出した、と米澤氏のブログにも書かれていました。 ↓コチラ
http://pandreamium.sblo.jp/article/28448487.html
実の両親を亡くしたハルカ(中学生)、後妻として来られた「ママ」、連れ子となる「ママ」の子どもで、ハルカの弟となるサトル(小学生)との衰退する田舎町での貧乏な三人の物語。でも、二人のやさしさが伝わってくるのが良かったです。
ここまで来たら、Story Seller 3までいきます。
ではでは。
m(_ _)m
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