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2012年3月

2012年3月28日 (水)

「わかりやすい企業年金」 久保知行著 を読んで

The企業年金ブログのTonnyさんも推薦をされている文庫となります。

すいません、ブックオフで廉価にゲットさせていただきました。ただし、第1版のみでしたのは、ざんねん。

「企業年金の入門書」として、よかったと思います。」

Tonnyさんのコメントでは、

企業年金制度の全体像が盛り込まれており、簡潔さと平易さの両立が求められる文庫本としては100点満点の出来栄え。2版では、適格年金の廃止および移行に関する解説が新たに加えられた。

もうおひと方、Amazonでコメントされていた方は、

本書はわかりやすい言葉で解説されており、大変読みやすいので、企業年金についてほとんど知らない人が企業年金制度の概要をつかむためには、まず、本書を手に取ることをお勧めする。

企業年金に関する具体的な問題を解決する際に,自分の立っている立場から問題解決の方法を指南するというものではない。

「お二人がおっしゃっている通りでしょう。」

久保先生は、「年金改革の原点」の著者でもあります。

こちらの本は、入手困難な状況となっていますが、最近、The Actuaryさんがブログを書かれていました。

こちらです↓

<http://blog.livedoor.jp/actuaryjp/archives/6004421.html>

とても詳しく書かれており、よかったです。

厚生省、年金局長 山口新一郎さんの話で、思わず、ググってしまいました。

要約してみると・・・

+++++++++++++++++++++++++

「山口新一郎氏」――。後輩官僚が今でも「局長」と慕う人物だ。

新一郎氏は81年に年金局長に就任すると、自身が感じていた年金制度の問題解決に向け、改革に舵を切った。

しかし、その時、新一郎氏の体はすでに病魔に侵されていた。余命1年、うまくいっても1年半という状況だった。

新一郎氏は病室で陣頭指揮を執りつつ、85年の大改正の道筋を作った。

8つに分かれていた年金制度を基礎年金として一元化したことに加え、「負担は軽く、給付は多く」と無謀な暴走を続けた年金制度に歯止めをかけた。

85年の改正で全ての問題が解決したわけではないが、この時の年金改正がなければ、日本の年金制度は破綻していただろう。

85年の大改正前まで、年金の支給額は改正の度に増額されていた。65年、年金の月額平均支給が1万円になる「1万円年金」が実現。69年には「2万円年金」、73年には「5万円年金」と右肩上がりを続けていた。

年金畑を歩んだ新一郎氏の目には将来の破綻が見えていた。「(年金改革は)絶対にやらなければならない。10年、手を着けるのが遅かったぐらいだ」と語っている。

支給の引き下げ、基礎年金への一元化に加え、専業主婦や障害者の年金の問題などを一気に整理する新一郎氏らの改革案。自民党の厚生族は猛烈に抵抗した。それでも新一郎氏は霞が関で前代未聞と言われた1000人有識者アンケートを実施し、年金改革の是非を世に問うた。結果は、新一郎氏の信念を裏切らなかった。

ガンに侵され、5度の手術をしながら、最期まで局長として病床で法案の原文に筆を入れた。法案が国会に上程されたのを見届けた84618日、帰らぬ人となった。享年56

翌年424日、改正法案が参院本会議で可決成立した時、議場の片隅には夫人に抱かれた遺影の新一郎氏がいた。

+++++++++++++++++++++++++

「すごい人がいたのダ」、ということを知ることができました。ありがとうございました。

1985年の年金改正、あれが無ければ、少なくとも国民年金は破綻をまねくことが十分考えられましたので、必要だったと思っています。

個人的には、一部意見を持っています。とくに、いびつな存在となってしまった“第3号被保険者”を産んだことについてです。以前ブログに書きました。↓

<http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-d586.html>

でも、完璧も無いと思っていますし、当時できることの限界のようにも思います。

最後に、The Actuaryさんが、「年金改革の原点」より、次の文章を引用されていました。

+++++++++++++++++++++++++

•山口様、年金問題が八方塞がりにもみえる今回も、年金はまた誰かを選ぼうとし、その負担に応えられるだけの人が現れるということなのですね。

•ご安心ください。私たちはきっと、この難局を切り抜けて見せますとも。

+++++++++++++++++++++++++

すばらしいですね!

ほんの少し、わずかでもいいので、少しでも貢献できるようになりたいと思いました。

肝心の「わかりやすい企業年金」の話ができませんでした。

次回へ・・・・・多分。

m(_ _)m

2012年3月24日 (土)

「3匹のおっさん」 有川 浩著 を読んで

とても面白い本でした!本の巻末には、児玉清さんも絶賛されたということが書かれています。

通勤電車の往復3日で読めちゃいました。

その昔、「七人の侍」、「荒野の七人」がありましたが、それが「3匹のおっさん」になった、勧善懲悪、一話完結物語。テンポもよく、とてもスカッとできる本かもしれません。

還暦となる、3人のおっさんたちが町の平和を守る。

剣道の達人、キヨさん。

柔道の達人、シゲさん。

機械の達人、ノリさん。

そこに、若手(キヨさんの孫の祐希とノリさんの娘の早苗の高校生2人)も加わる!

このキヨさんの孫の祐希がとてもいい。

はじめは愛想の無い高校一年生として登場するのですが、少しずつおじいちゃん達に巻き込まれ?恋心芽生える早苗も現れ、正義感ある青年に成長していくところがいいです。

第一話

キヨさんの嘱託先であり、祐希のバイト先でもあるところの店長を恐喝するヤツらを懲らしめる物語

キヨさんと祐希、とても男らしい2人でした!

第2話

早苗を襲ったヤツを懲らしめる物語

祐希がとても頼もしく思えます。

第3話

シゲさんの奥さん登美子をだまそうとしたヤツを懲らしめる物語

熊のようなシゲさんのやさしさが伝わってきます。

第4話

中学校で飼育している動物(カモのこども)を虐待するヤツらを懲らしめる物語

みんなが知恵を絞りあって、犯人を捕まえて懲らしめる。

第5話

早苗の友達がスカウトと言って騙したヤツを懲らしめる物語

これをきっかけに祐希と早苗が急接近!?

第6話

マルチ商法に騙されてしまっている、キヨさんの奥さん芳江さんの友人を救う物語

3匹のおっさんの仲の良さ、チームワークの良さがみえます。

間もなく、続編も出るらしい。もしかしたら、テレビ化もされるのでは?と思ってしまいました。

すでに、『三匹のおっさん』特設サイトができていました。

<http://bunshun.jp/pick-up/3ossan/index.html>

いつまでも心は青春!物語。 今後もたのしみです。

ではでは。

m(_ _)m

2012年3月20日 (火)

厚生年金基金の不思議 その3

『給付水準の5%適正化について』

厚生年金において、給付と負担の均衡を図りつつ、将来世代の負担を過重なものとしないため、老齢厚生年金(報酬比例部分)の給付水準が5%適正化されたことに伴い、それまでの給付乗率7.5/10007.125/1000に引き下げられた。(平成1241日施行)     

「ふむ、ふむ、ここは理解できます。」

つぎに、代行部分の給付水準が5%適正化されたことに伴い、厚生年金基金が支給する年金の給付水準の“努力目標水準”は代行給付の2.7倍から、5%増の2.84倍に置き換わることとなった。

「えっ!??」

「厚生年金は水準の適正化により、給付水準が5%引き下げられたのに、厚生年金基金では、給付水準の努力目標とはいえ、5%引き上げる!?」

「冷静に考えれば、保険料負担を増やして、加算部分を含めてとは思いますが、それでも、出口さんの生命保険入門でも、厚生年基金の9割以上が積立不足になっている、と言われている中で、ちょっと精神論、根性論のようにも思えます。」

引き上げられた理由としては、

代行部分の2.7倍が給付の“努力目標水準”である平均的な被用者の退職前の年間所得の6割程度に相当する水準となり、また、この水準までは、特別法人税も非課税となるためのようです。(厚生年金保険法第132条)

そこで、2.84倍まで引き上げて、特別法人税も非課税とするために、努力目標水準を引き上げられたようです。

(※平成16年法改正では、(6064歳までの支給分の政府負担金化)に伴って、3.23倍まで特別法人税は非課税となっている)

「ところで、この6割程度ですが、給付水準として、どのような数値根拠があるのでしょうか?」

「厚生年金基金ではなく、厚生年金では、給付水準の下限として所得代替率50%と言われています。(法律「年金改革法附則第2条」でも50%を下回れない)

もらえる年金は、多いに越したことはないかもしれませんが、この5割、6割という給付水準の数値根拠がよく分かりません。

さらに、年金開始後となる受給者の方のその後の年金額。それは、物価スライドとなり、さらにマクロ経済スライドが働けば、所得代替率は年々下降し4割程度まで下降していくと言われています。

4割から6割まで、バラツキが大きくはないでしょうか?

6割という努力目標は無くてもよいように思えるのですが・・・、できることから1歩ずつで良いように思うのですが・・・。

特別法人税非課税枠がありますが、凍結期間を何度も繰り返すような「税」です。低成長時代が続く中で、特別法人税存在そのものを考え直した方がよいようにも思えますよね。

失礼いたしました。

m(_ _)m

2012年3月18日 (日)

生命保険の営業について

その昔?「営業」の中で、三大“キツイ”営業と言われたのが、「車」、「証券」、そして「保険」と言われていたそうです。

もちろん、いろいろあります、どの営業も大変ではあると思いますが、この3大と言われていたのは、次の理由で、言われていたように記憶しています。

「車」は、車そのものが高額な商品であるため。

「証券」は、貯金と異なり、元本保証がないリスク性商品であるので、きちんと理解して入っていただかないと、トラブルになることがあるため。

「保険」は、物とは異なり、目に見えない商品であること。また、通常、購入後も自分の手元には何も残らないため。

ある生命保険のトップマネジメントの方も次のようなことを書かれていたのを読んだことがあります。

『生命保険を売ることはとても難しいことです。

なぜなら、お金を捨てさせることだからです。自分にはお金が返ってきません。自分以外の人のために入るものだからです。だから皆、生命保険を勧められると躊躇するのです。

「あなたが払うお金はあなたのところには返ってきません。あなたの愛する人のところに行くのです」ということを言わなくてはいけないわけです。ですから生命保険を売るのは難しいのです。

いくら家族を大事にしているといっても、保険料という意味でお金を捨てるのは難しいことです。自分に戻ってこないのですから。

しかし、この難しい仕事が難しいからといって放棄してしまっては、日本のセーフティネットが無くなってしまうと思います。』

※ここでいわれている生命保険は、基本となる“死亡保障”について話されており、医療、年金などは含まれていません。

あの東日本大震災においても、生命保険会社は、保険料の猶予期間延長と合わせて、その地域の契約を1件、1件、状況の確認を行い、保険金については未払いとなることが無いようにされていると聞いています。

また、生命保険の営業では、よく「一訪四的(五的という場合もあり)」と言われることもあるようです。

お客様へ訪問をさせていただく際は、「募集(保険の説明)」、「増員(一緒に働いていただける方の紹介)」、「要望(保険会社等に対する要望を聴く)」、「メンテナンス(契約の変更など)」、そして、お客様の話をよく聴く、また、最近の情報を提供したりなど、訪問をさせていただいた時には、挨拶のみとしないこと、と教わりました。

その昔?保険会社の事務職であっても、保険の紹介をすることがありました。

今回、久しぶりに? 「増員」のための紹介キャンペーンが実施されました。

営業の方から電話連絡をさせていただける方を少なくとも1件紹介して、というものでした。

最初、懐かしいような、ちょっぴり複雑なような気持でした。 (^-^;

今回、お○う▲に、電話で営業さんからの話を聴くことを、快諾?いただきました。

ありがとうございました~。 o(_ _)oペコッ

普段はなかなか話をする機会が少ないのですが、今回、話をするきっかけができたのは良かったのかな、と思いました。

なにか、演繹的な文章となりました。 失礼しました。

それだけ、生命保険の営業は難しいのかもしれません。

ではでは。m(_ _)m

2012年3月14日 (水)

「Fish!」 スティーブン・C・ランディン、ハリー・ポール&ジョン・クリステンセン著を読んで

この本のポイントとして。

**********

現実の生活には、理想にかなった仕事を求めることを阻む要因がいろいろある。

多くの人は家族やその生活に対して大きな責任を負っている。

今やっている仕事が必ずしも好きなことでなくても、それを好きになることにより、だれもが潜在的にもっているエネルギーと創造性と情熱を引き出すことができる。

Fish!』はそれを描いた寓話風の物語。

音と動きと活気がある職場、楽しみながら仕事をすること。

人を喜ばせること。

遊び心

1.      楽しい気分だと人に親切にできる

2.      楽しいときは創造性も高まる

3.      楽しむことは健康によい

4.      仕事自体が報酬になり、報酬を得るための方策でなくなる。

仕事そのものは選べなくても、どんなふうに仕事をするかは自分で選べること。

どんな態度で仕事をするかは、自分で決められること。

仕事場へ入るときは、今日はすばらしい日にすることを選択してください。

最近のできごとのために私は自信を失っている。

必要なリスクをおかすことで、自信を取り戻せるかもしれない。

何もしないことのリスクの方が、行動することのリスクよりおそらく大きいのだから。

生きることを選択して充実した毎日を送るか、逃したチャンスをいつまでも惜しんで人生を無為に生きるか。やはり、毎日を精一杯生きることを「選択」すること。

~過去は歴史~

~未来は謎~

~現在は「贈り物」~

~だからプレゼント(現在)と呼ばれる~

“注意”を向けると、相手に思いやりをもつことができます。

自分たちのあいだで、あるいは社内の仕事相手と何らかの問題を話し合っている時にも、真剣に耳を傾け、“注意”を向けること。

お互いに「いまいいですか? 聴いてもらえますか?」と聴くようにしても良い。

同僚や顧客と話しながら、メールを読んだり書いたりするのはやめること。

**********

ワクワクする職場、楽しい職場、いいですよね。

すべての「基本」を楽しく読むことができる良書と思いました。

この本は、社員への教育機会が豊富なこと、教育環境がスゴイことで知られているゼネラルエレクトリック社の推薦図書でもあります。

ジャック・ウェルチ氏がゼネラルエレクトリックのCEOになられたときに、あのドラッカー氏に経営手法、社員育成について、相談をしていることからも、理解できる推薦図書と思います。

ただ、最後はジャック・ウェルチ氏とドラッカー氏は離れることになるのは残念でした。

ジャック・ウェルチ氏は、リードマネジメントではなく、ボスマネジメント派であったことなどから、おそらくドラッカーの受け入れられないようなことがあったのでしょうね。

失礼しました。

m(_ _)m

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