「3匹のおっさん」 有川 浩著 を読んで
とても面白い本でした!本の巻末には、児玉清さんも絶賛されたということが書かれています。
通勤電車の往復3日で読めちゃいました。
その昔、「七人の侍」、「荒野の七人」がありましたが、それが「3匹のおっさん」になった、勧善懲悪、一話完結物語。テンポもよく、とてもスカッとできる本かもしれません。
還暦となる、3人のおっさんたちが町の平和を守る。
剣道の達人、キヨさん。
柔道の達人、シゲさん。
機械の達人、ノリさん。
そこに、若手(キヨさんの孫の祐希とノリさんの娘の早苗の高校生2人)も加わる!
このキヨさんの孫の祐希がとてもいい。
はじめは愛想の無い高校一年生として登場するのですが、少しずつおじいちゃん達に巻き込まれ?恋心芽生える早苗も現れ、正義感ある青年に成長していくところがいいです。
第一話
キヨさんの嘱託先であり、祐希のバイト先でもあるところの店長を恐喝するヤツらを懲らしめる物語
キヨさんと祐希、とても男らしい2人でした!
第2話
早苗を襲ったヤツを懲らしめる物語
祐希がとても頼もしく思えます。
第3話
シゲさんの奥さん登美子をだまそうとしたヤツを懲らしめる物語
熊のようなシゲさんのやさしさが伝わってきます。
第4話
中学校で飼育している動物(カモのこども)を虐待するヤツらを懲らしめる物語
みんなが知恵を絞りあって、犯人を捕まえて懲らしめる。
第5話
早苗の友達がスカウトと言って騙したヤツを懲らしめる物語
これをきっかけに祐希と早苗が急接近!?
第6話
マルチ商法に騙されてしまっている、キヨさんの奥さん芳江さんの友人を救う物語
3匹のおっさんの仲の良さ、チームワークの良さがみえます。
間もなく、続編も出るらしい。もしかしたら、テレビ化もされるのでは?と思ってしまいました。
すでに、『三匹のおっさん』特設サイトができていました。
<http://bunshun.jp/pick-up/3ossan/index.html>
いつまでも心は青春!物語。 今後もたのしみです。
ではでは。
m(_ _)m
« 厚生年金基金の不思議 その3 | トップページ | 「わかりやすい企業年金」 久保知行著 を読んで »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 瀬戸内寂聴さん(1922年5月15日~2021年11月9日、享年99歳)が51歳で得度される前年に出版、40歳から50歳までに書きためられたエッセイ「ひとりでも生きられる」を読んで(2025.03.16)
- 瀬戸内寂聴さん、70歳のときのエッセイ「孤独を生ききる」を読んで(2025.02.01)
- 瀬尾まいこ氏の著書は「あと少し、もう少し」、「図書館の神様」に続く、約6年ぶりの3冊目、2019年の本屋大賞にも選ばれた「そして、バトンは渡された」を、試験後の癒しとして読んでみました~!(2024.12.21)
- 岩波文庫「読書のすすめ」第14集、岩波文庫編集部編。非売品。最近、読書量が減っているので、薄いけど面白そうでしたので、古本屋さんで200円でしたので、買って読んでみました!うん、面白かった!!(笑)(2024.12.01)
- 新型コロナ禍の2020年6月から2021年6月末まで、朝日新聞土曜別刷り「be」に掲載された、小池真理子著「月夜の森の梟」が文庫化されたので、一気に読んでみた~!(2024.02.16)
コメント