「ちょっとした勉強のコツ」 外山滋比古著 を読んで
著者は1923年生まれ、本書は、73歳から77歳にかけて書かれたエッセーとなります。
気づきをメモしておきます。
満腹時よりも空腹時の方が、頭がよく働くというのは、ウソではないと思います。試してみて損はなさそうです。
なぜ集中を妨げない程度に、音楽を聴いた方がいいのか?
それは、「静かすぎると集中できない」からです。同じ意味で外山さんは、「時間がありすぎるとだれる」という点についても、何度か注意を述べています。
つまり、恵まれすぎた環境では、精神はかえって集中を損なうということで、生物たる人間は単純ではないわけです。
全体を貫く基本姿勢はこうです。
「最適な環境は、勉強する環境として、最適ではない」
ちょっと不都合なくらい、ちょっと何かが足りないくらいが、勉強するにはちょうどよいというわけです。
姿勢がよいと勉強が頭に入りやすい。勉強ができるようになりたかったら、姿勢を良くしよう。
そして、以前にもブログに書きましたが、
財政難だった出羽国米沢藩の第9代藩主となり、2度の改革で米沢藩の再建を図った“上杉鷹山”が残された言葉として、
「してみせて 言って聞かせて させてみる」
次に、ハーバード大学への留学経験を持ち、アメリカとの開戦に最後まで反対した、大日本帝国海軍の軍人で、26、27代連合艦隊司令長官を務めた“山本五十六”が、上杉鷹山の言葉に加えたかたちで残された言葉として、
「やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、ほめてやらねば、人は動かじ。(話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。)」、
そして、外山滋比古氏が著書に書かれている言葉として、山本五十六の「~、人は動かじ。」の後ろに続けて、
「ほめれば、ブタも木に登る」を加えています。
「ほめること」の大切さを気付かせてくれますね。
ではでは。m(_ _)m
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