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2012年5月26日 (土)

「遊び心」  大前 研一著 を読んで

先輩より、書棚の奥より引っ張り出していただけました!

ありがとうございます。 m(_ _)m

早速、読ませていただきました。

本書が書かれたのは、1987年(昭和62年)のバブルに向かっているときです。

今では、ちょっと普通には不向きな?(できないとも言う?)遊びと思うところはありましたが、エッセイでしたので、いろいろなことが書かれていました。そこで、とても興味深く読ませていただくことができました。

出版当時は、なんと元首相中曽根康弘氏、ソニー会長盛田昭夫氏、シンガーソングライター小椋桂氏からの推薦図書となっているんですね。 なぜ小椋桂氏?と、ちょっと思いましたが、でもスゴイですね!

ここからは、本からの引用部を青色として、書かせていただきます。

実は日本の経済は国債漬けのひどい状況になっているのに気づいていない国。ゴルバチョフの言うペレストロイカ(改革)が必要なのは、むしろ自分の国だとも気づいていない、うぬぼれで、お人よしの大集団、日本。

昭和62年当時で、「バブル経済」を言い得ているように思います。

また、大前氏自身は、経営コンサルタントになる前は、原子力の研究者としてMITへ留学をされています。大前氏は、今現在において、話題となっている、原子力の専門家でもあったのです。

当時のMITの先生にはマンハッタン計画の立役者が何人かおり、「物理学的にいえば原子炉は制御棒のついた爆弾」、何て事を平気で言う人もかなりいた。また生徒の三人に一人は原子力潜水艦などに乗り組んだ経験を持つ海軍の出身者であった。だから講義でも爆弾のつくり方を聴いているのか、炉のつくり方を聴いているのか分からないような、スリルに満ちたものもかなりあった。

一方、原子炉と言う平和利用に限ってみたところで、廃棄物や暴走が環境汚染をすることは必至で、必ずしも100%クリーンではない。またアメリカでは原子炉を爆弾用のプルトニウム製造装置、と位置付けていることもあって、平和思想一本ヤリの日本で育った私には馴染めないことが多かった。原子炉に携わる人は、この辺の考え方をきちんと整理しておかないと危ないのではないかと言う思いが、私には強くなってきた。

そこで、自らMIT時代に、「原子炉の利点と難点」と題するシンポジウムを主催されています。そこで得られた結論としては、次のように述べられています

しだいに、私は原子炉の「平和利用」は人物さえ得られればできるもので、平和利用という念仏を唱えていれば済む、という問題ではないのではないか、と言う考え方に傾いていった。

原子炉に携わる人すべてが“人物”であれば、確かにそうかもしれませんよね

また、原子力工学を専攻したのは、石油化学の暗い将来(パトナム報告の解析をして、石油資源の枯渇問題を信じるようになったため)を知ったからである。しかし、原子力も技術者として(原子力行政に一介のエンジニアとしては、どうすることもできない無力感を感じたから)及ぼせる影響力の限りのあることを悟った29歳の春には、早々と見切りをつけて今の経営コンサルティングに職種転向してしまった。

本書を書かれたのは、1987年(昭和62年)でしたので、その前年1986年にチェルノブイリ原子力発電所事故が発生しています。そして、2011年、自国日本で、福島原子力発電所事故が発生しています。原子炉1基つくるのには15年かかるとありますが、“予想外”としている事故が、“予想外”とは言えない割合で起きている現状と思います。

大前氏は、それ以前に、原子力研究者に見切りをつける。ある意味で先見の明があるのかもしれません。

最後に、

何よりも大切なのは新しいことを学ぶ心、人の心がわかること、人の上に立てるリーダーシップ、自分の考えをまとめて表現できる能力、多様な価値観を受け容れる力、など普遍的適応性のある人間としての能力を身につけることではなかろうか。

それと世界の主要な地理、歴史、文化、宗教、などの一般教養、自然科学的ものの考え方と若干の法知識、母国語と英語に長じること、このくらいである。これらを、いつでも引き出せるような終身、体の中に染み込ませておけば、世界のどこに行っても、あるいは、どんな世の中になっても活躍できるだろう。

自分にとっては、とても難しいと感じているところですが、ごもっともであると思います。日々精進していきます。
m(_ _)m

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