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2012年8月

2012年8月29日 (水)

「コトラーを読む」 酒井光雄著を途中まで(すいません・・・)読んで

以前、マーケティングの第一人者、フィリップ・コトラー氏については、Webで調べたことがありました。

今回は、例によってブックオフで見つけた「本」で読み始めてみたのですが、残念ながら途中までとなりました。

 

すいませ~ん。m(_ _)m

 

(以前Webで調べたことはコチラ)

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/web-5ece.html

 

マーケティング理論をベースとしながら、具体的な企業事例が次々と登場してきます。

 

その企業事例の中に、「生命保険会社」もありました。( Д) ゚ ゚

 

そこには、商品開発の最終段階に「マザーセールス・テスト」と呼ばれるテストを実施していたそうです。

これは、「社員が自分の母親に対して、自信を持って自社の新しい商品を販売できるか?」という問いかけをして、商品の精度を判断するテストです。もし、社員自身がそう思わない場合には、新商品は発売されず、改良を余儀なくされる仕組みです。

 

残念ながら、現在、この生命保険会社では、新契約の募集が行われておりません。Σ( ̄ロ ̄lll)

 

その商品は『最低保証付変額年金』であったでしょう。

これまでの超低金利下においては、顧客志向ではあるように思いますが、会社にとってはどうであったのでしょうか?

 

会社にとって、とてもリスクヘッジの難しい商品においては、このマーケティングツールは通用しなかったのかもしれません。

また、顧客志向のツールであっても、それを活用するのは「人間」です。「人間」ですから間違えることはあったのかもしれません。

 

顧客と会社(社員を含めて)とは、Win-Win の関係にならなければならないのだと思います。

 

「一事が万事」だとは思っておりませんが、読み続ける気持ちが下がってしまいました。すいませ~ん!m(_ _)m

 

もちろん、「マーケティング理論」への興味はあるので、少し違う視点から勉強ができればと思います。

 

1点、本の感想として、~~~

生命保険業界であってもコモディティ化(商品カテゴリにおいて、競争商品間の差別化特性(機能、品質、ブランド力など)が失われ、主に価格を判断基準に売買が行われるようになること。一般に商品価格の下落を招くことが多く、高価な商品が低価格化・普及品化することを“コモディティ化”という場合もある。)が進めば、価格の安さだけが商品の選択基準になってしまい、企業の経営を圧迫する要因になります。

 

そこで、価格競争に巻き込まれないサービスとは、

・サービス品質を高める

・サービスの生産性を高める

・企業のブランド力と企業イメージの向上

~~~~~~~~~~~~

なるほど。

以前、出口さんの本に書かれていた「これからの販売チャネルは、これまでの営業職員によるアプローチのみの「富士山」ではなく、多様な販売チャネル「八ヶ岳」になる。」と言われていたことを思い出します。

それぞれに創意工夫、がんばらないと!

ありがとうございました。m(_ _)m

2012年8月25日 (土)

「君たちに明日はない3-張り込み姫」 垣根涼介著 を読んで

Part12に続いて、また面白く読ませていただきました。

ありがとうございました!

 

このPart3の特徴は、

著者の垣根さんご自身が物語の中に登場されているナ、と思えるところだと思います。

また、垣根さんの好きな「くるま」や「音楽」を垣間見ることもできます。

 

垣根さんについて、HPはコチラ↓

http://www3.ocn.ne.jp/~kakine/index.html

プロフィールには、次のように書かれています。

卒業と同時に、社会人。

首都圏へ。最初の会社を二年で辞め、貯まっていた金を食いつぶしながら、一年のプー太郎生活。相変わらずボケっとしている。

二つ目の商社、三つ目の旅行代理店時代。

この間の後半に、小説を書いてみようという気が徐々に盛り上る。

 

Part3の中の2話目「やどかりの人生」では、

旅行代理店「日本ツーリスト」に勤める古場陽太郎がリストラの対象、最後には作家への登竜門となる賞を受賞することで、自ら会社を辞めることとする。

これって、なんとなく垣根さんご自身を少しイメージされているように思いました。

 

3話目「みんなのちから」では、

マスダ自動車の関連の「首都圏マスダ」がリストラの舞台となるのですが、垣根さんの愛車がマツダのユーノス500 20GT-iというユニークな車に乗られており、「首都圏マスダ」の顧客の一人、「カキさん」として登場されます。

垣根さんのユーノス500 20GT-i Colorは、ディープ・グリーン・マイカだそうです。

こちら↓ なかなか貴重なくるまかもしれませんね。

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さらに、運転中の音楽のことでは、R&Bを好まれているようです。

R&Brhythm and blues)とは、

「音楽のジャンルとなり、スイング感のあるリズムとビートに乗りながら、叫ぶように歌うのが特徴。のちのロックンロールなどのジャンルにも影響を与えた。1940年代後半に、ジャズやブルース、ゴスペルといったブラック・ミュージックが発展する形で生まれた。」とありました。

 

本の中では、『葛谷葉子さん』が、垣根さんのHPでは、『DOUBLE』が好きといわれていました。

お二人ともとても声量がある声で、音楽もとてもよかったです。

 

葛谷葉子さんの「ロマンスをもう一度 (小田急ロマンスカーCMソング)

いいですね!

http://www.youtube.com/watch?v=RmSKeVOr4jo

 

こちらはDOUBLEHPとなりますが、YouTubeに数十曲ありましたが、どれもいいなと思いました。

http://www.artimage.co.jp/artists/double/

 

 

 

 

また、自分が垣根さんの本(物語)を読むのだろうか、と少し考えてみました。

 

本の中に、次のことが書かれていました。

恋人、陽子の独り言になります。

真介(主人公)は、自分の人生がもう固まったものだと思っている。だが、男35歳。まだまだこれからだ。平均寿命からいってもまだ40年以上ある。なによりも、こいつは元々『狩猟型』の人間なのだ。そんな人間に安息の地は無い。いつかしとめる大鹿を夢見て、森の奥深く分け入っていく。ないしは、分け入っていきたいと、喉が渇くような切実な気持ちで思う日がくるかもしれない。(後略)

 

また、『狩猟型』というのは、ある種の才能がないと、できないように思っています。

 

自分は明らかに『農耕型』(ただし、地道に、堅実にいきたいと思っても、なかなかうまくいかないとことの方が多くて、いつまでたっても悩み多き年頃!?)のため、自分には無いところが面白く読ませていただいているのかな、と思います。

 

さて、『君たちに明日はない Part4. 勝ち逃げの女王』が、単行本で出ているんですネ!

これは、またどこかの機会で!

 

ありがとうございました。m(_ _)m

2012年8月19日 (日)

坐禅

坐禅、記憶にある中では2回目の経験。1回目は鎌倉の建長寺で、お試し的に10×2セットでしたが、今回は、家の近く?のお寺で30×3セットをしてきました。

 

あ・足が痛い!(。>0<。)

 

住職が、

「『無心』になる上で、まず呼吸(鼻ですって、口ではききる)をひとつ、ふたつ、みっつ、・・・ここのつ、とお。そして、またひとつからくり返して数えるとよいでしょう。」とのことでした。

 

『無心』にはとてもなれませんでした。朝がとても早かったので、すぐに眠気が・・・、でも、いい体験、経験ができました。

 

坐禅をすると・・・

 

“兀然無事坐 春來草自生”

「こつねんとして無事に坐すれば、春来たって草おのずから生ず」と読み、「一切の計らいを捨て、じっと座禅をしていれば、春になって草が自然に萌えいでるように、いつか必ず悟りをえることができるでしょう。」という意味のようです。

 

“兀兀(ごつごつ)として坐定(ざじょう)して箇(こ)の不思量底(ふしりょうてい)を思量(しりょう)せよ。”

「坐が落ち着いたところで静止し、不動の姿勢で山のようにどっしりと坐り込む。そして見れば見たまま、聞けば聞いたまま、思えば思ったまま、ただ鏡のように、少しも選り好みせず、善悪を分別しないこと。そうすると“考えつくこと”がある。」という意味のようです。

 

「住職の講和」

一通り坐禅が終わると、住職が「話」をしてくれました。

 

“惺々著 (せいせいじゃく)  (無門関)”について

「瑞巌の彦和尚、毎日自ら主人公と喚(よ)び、復た自ら応諾す。乃ち (すなわち)云く、「惺々著、 (だく) 。他時 (たじ) 異日 (いじつ) 、人の瞞を受くること莫れ、 (だくだく) 

主人公とは本心本性の自己、真実の自己、惺とは惺悟の語があるように悟るとか心が静かなさまを言う。著は語意の強調する助辞。は「ハイ」の返事。

瑞巌師彦禅師は毎日自分で自分に「主人公、即ち師彦和尚よと自らに呼びかけ、自分で―ハイと返事をして惺々著(しっかりと目覚め、本来の面目を保っているか。)人をあざむくことも、あざむかれることのないよう、真実の自己の状態でいるか。 ―ハイハイ」と自問したと言う。」という意味のようです。

 

其の知に及ぶ可きも、其の愚に及ぶ可からず

武子(れいぶし)、邦に道有れば則ち知、邦に道無ければ則ち愚、其の知に及べ可きも、其の愚に及ぶ可からず」(出典:論語)について

平和で安定している時は知才をもって国は治められるが、国が乱れ危機的状態の時は、智略策略をひかえて愚直なまでの誠実さで事に当たり、よく国を治めた武子(れいぶし)である。その才知英才さは学び努力をすれば武子(れいぶし)をまねることは出来よう、だが彼の愚直さは誰もまねることは出来ないだろう。

要は「利巧な人間なれてもなかなか馬鹿にはなれないものである」ということだろうか。

禅門の修行において「馬鹿になれ、馬鹿になりなさい」とよく言われ、また、愚直の愚を尊び、大愚ということに深い意味をおく。

 

なかなか難しいな~と思いました。(*゚ー゚*)

 

最後に「坐禅和讃」を、その本を見ながら、みんなで唱えました。

「坐禅和讃」とは、漢文表記であった坐禅の本質・目的を日本語で解説したもので、民衆にも分かりやすく説いたもの、とのことですが、まったく意味は分かりませんでした。

 

『無心』になれるまで?また「坐禅」をしたいと思います

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2012年8月18日 (土)

お盆をお盆らしく?過ごして・・・

お盆、きちんとお休みをいただきました。「感謝&感動&感激!」

お墓参りに行ってきました!

 

そして、飲みにも行かせていただきました。ありがとうございました!

 

昔からの旧友と「金の蔵」へ、飲み放題で飲んで、一人千円台は安い!

たべものの味もよいと思いますヨ。普通に?OKです!

また、お互いいい中高年ですので、食べるというよりも、ゆっくり飲むという感じですが・・・

 

そして、会社の先輩とは、せんべろ酒場探検で いざ渋谷へ!!

“せんべろ”とは、1000円でべろべろに酔える酒場のことです。

結構あるんですね、「せんべろ酒場」、びっくりしました。

 

やはり、いい中高年同士ですので、食べるというよりも味わいながら飲む、という感じですが、「お刺身」、「焼き鳥」、「串揚げ」とおいしかったですよ!

 

夏のお盆を、何年かぶりに、きちんとお休みをいただいてお盆らしく?過ごすことができたように思います!

 

ありがとうございました!m(_ _)m

 

アの勉強もようやくほんの僅かではありますが、バラバラな内容がまだまだ細い糸となりますが、1本の糸でつながってきたように思います。がんばります!

 

せんべろ酒場に入る、スタンディングの居酒屋です。

よかったと思います~!

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2012年8月16日 (木)

「サラリーマンの一生」 城山三郎氏、伊藤肇氏 対談集を読んで

あの『左遷の哲学』の著者 伊藤肇氏と、作家 城山三郎氏との昭和54年頃に行われた対談をまとめた本です。

お互いに高め合える友人同士なのだな、と感じました。

昭和54年当時、伊藤氏53歳、城山氏52歳。お二人とも愛知県、名古屋の出身なのですね。

 

元気/気力/考え方をいただける対談内容でしたが、伊藤氏は対談後の翌年の昭和55年に54歳の若さで急逝されています。驚きます。

 

対談の中で、心に残る言葉をしるしておきたいと思います。

 

伊藤氏

中国の学者で、“東坡山谷、味噌醤油”と言われて、中国の宋の時代の詩人で蘇東坡に師事し、同じくらい親しまれた人に黄山谷と言う人がいるんですが、その学者が、

3日書を読まざれば面貌憎むべく語言味なし>と言っている。

書をよんでいないと人相が悪くなる。それから、教養が備わらないから、言葉に味がない、と。

 

伊藤氏

リコーの2代目社長の舘林三喜男さんがね、企業の社会的責任とは何か?と問われて、

「社員の首を切らないことだ」ときっぱり言ったことがある。

つまり、よそでいくら企業の社会的責任はどうの・・・なんて言って、自分の会社は千人も二千人も整理しているような社長は、信用できないということだ。

 

伊藤氏

一生の間に、何回も繰り返して読む本を何冊か持っている人は、最高に幸せだ、と言った人がいたけど、これ、若い人にぜひ心に留めておいてほしい言葉だな。

城山氏

たとえば、財界人が一番読んでいる本というと?

伊藤氏

『論語』です。これは、石坂泰三さん(元第一生命社長)を始め、最も多く読まれている本だ。

 

伊藤氏

「忙中閑」と言う言葉があるでしょう。これは、<忙中閑あり><苦中楽あり><死中活あり>、この3つは分かるでしょ。

その次に<壺中天あり>というのがある。つまり、自分の実生活の中に、一つの趣味とか風流の世界をもつということ。いうなれば、人間的な豊かさを形成する心の余裕だが、それを養うのが<壺中天あり>なんだね。

それから5つ目が<意中人あり>だ。これは、恋人をもっているという意味ではなく、私淑する人物、理想的人間像をもつことです。また、いざというとき、要路に推薦する人物をもっているかどうか。

そして、最後が<腹中書あり>で、腹の中に、ずんとおさまった哲学をもっていること。

やはり、<壺中天あり>はぜひ持っておいた方がいい。

 

伊藤氏

情報には3つ段階があってね。これ、「知識」、「見識」、「胆識」というんですが、知識は単なる物知りですよね。で、こんなものは学校に行って講義を聞いたり、参考書を読んだだけで得られるわけです。しかし、それだけでは、人間の信念とか行動力にはなりえない。これにもっと権威のあるものが加わらないと役に立たない。これが見識ですよ。問題を解釈すべく、「こうしよう」とか、「かくあるべし」という判断は、その人の人格や体験、あるいはそこから得た悟りなど、いろんなファクターが入って初めて為される。すなわち見識ですよ。

ところが、見識だけでもまだ十分じゃない。というのは、その人の見識が高ければ高いほど、低俗な連中には理解できないから、反対するわけです。で、その反対とか妨害を断固排除して、実行しようとする力を「胆識」というんですね。

 

伊藤氏

ある男が喋った言葉と言うのは、

「正義が力であることを信じよう。信頼の上に立って、われわれは自分が為しうる仕事の中でベストを尽くそう。その仕事を結集することが、北アメリカ合衆国を一つの国家だけでなく、民主主義の典型にまで昇華せしめるであろう」

とそれだけで、そして最後に、「By the people, of the people, for the people!!」と言ったわけです。

城山氏

その男はリンカーンだったんですね。

 

伊藤氏

「思考の3原則」って、あるんですがね。それはどういうものかというと、

第一が、目先にとらわれないで長い目で見るということ

第二が、物事を一面からだけみるんではなく、多面的全面的に観察すること

第三が、枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察すること

 

伊藤氏

結局ね、いろんな情報をどう整理しておくかということですよ。僕だって、全部が全部記憶しているわけじゃない。テーマに応じて、事前にチラッと勉強してくるだけです。

家に引き出しがあるんです。二百いくつかの項目を作ってさ、その項目ごとに、記事や切り抜きをぶっ込んでおくわけ。そしてそれをね、暇を見ては丹念にノートに貼り付けていったり筆写したりしてね、そのノートが完成した時に、ある程度自分の頭の中でも一つのテーマについての整理がなされてるね・・・

分類・整理はまめにやらないと、すぐたまっちゃう。そこで、不必要なものはどんどん捨てちゃうんです。いつの間にか、必要かそうでないかの選択眼も養われてきますよね。

そうそう、僕の引き出しの中には、城山三郎という項目もあるからね。

 

伊藤氏

「窓際族こそ“勉強”するチャンスだ!」

「理想の職業など、最初からあるんじゃなくて、自分自身で作り出すものだ!」

「楽しさを映す日陰にくらべては、憂きにたつ間の長くもあるかな」

「陽の当らないポストでも、それなりになにかを見いだす。結局、そこで身に付けたものが、後のちになって生きてくるといくことでしょう。」

 

おでん酒 すでに左遷の 地を愛す

熱燗や あえて職場の 苦は言わず

 

一流人で、思いやりのある人物とか、人間性の豊かさを感じさせる人というのは、病気、浪人、投獄、左遷のうちの全部ないしいくつかを経験していますね。

 

サラリーマンとして、プロであれ!

 

伊藤氏

「幸福の条件」というのがあって、

第一に健康、

第二によき人間関係、

第三が美しきものを知る能力、花が散るのを見ても、美しい行いを見ても、人が死ぬのを見ても、心を強くゆさぶられなくなったら、人間はおしまいだ。ものごとに感動する瑞々しさだね。

第四が、自分で程良いと思う程度のお金。まあ、これは生活には困らないが、ときどき小遣銭に不足する程度の持ち方がいいでしょう。

第五が、朝起きたときにやらねばならない仕事があること

 

伊藤氏

会社を離れて、人間として充電できる対象を持った人というのは、どこかしら“深沈厚重”の魅力がありますね。で、帝王学には三つの柱があって、

一、原理原則を教えてくれる師を持つこと

二、直言してくれる側近を持つこと

三、幕賓(パーソナルアドバイザー)を持つこと

二・二六事件の時の岡田啓介総理が、総理になると三つのものが分からなくなると言っているんだ。

一つは、金の価値がわからなくなる。つまり、総理の権限で自由自在に金が使えるから、価値が分からなくなる。

第二に、人がわからなくなる。耳に逆らう情報がはいってこなくなる。みんないい話しか持ってこないから、真実が隠れてしまう。

第三が、国民の顔が、どっちをむいているか分からなくなる。そうなったら、総理は野垂れ死にだと。

だから、直言してくれる側近を持つことなど、大事なわけである。

 

伊藤氏

「定年前の心得十カ条」

第一条「役職、肩書は、おのれ自身とは縁なきものと思え」-肩書そのものは、当人自身のものじゃなく、企業が一時的に貸してくれる陣羽織みたいなものだ。それを、自分のものだと錯覚してはいかん。

第二条は「子どもは定年までに仕上げておけ」

第三条は「女房の愚痴は、しばしば定年後にはじまることを知れ」 (定年前からはじまっていることもある)

第四条は「世俗的な信用は、定年と共に消え去ることを忘れるべからず」

第五条が「昔の部下も、いまは他人と思うべし」

第六条は「椅子を失うことは、足を失うことと思うべし」-つまり、「失脚」というのは、脚を失うと書くでしょう。それは乗り物のことだと言うんだ。定年になったら、とにかく自分の足で歩くか、マイカーでやるか、いずれにしても他人の足、会社の車、社用車は期待できないんだから、その覚悟をしておけと。」

第七条が「気力が衰えれば、体力もまた、これにつれて衰えることを知りおくべし」

第八条は「定年退職者は、おのれ一人ではないことを知れ」-人間は、とかく自分だけが孤独な境遇にあると思い込みがちですからね。そうじゃないんだ。

第九条は「退職金の使いでのなさを予知すべきこと」

第十条は「貧困や世の侮蔑に無関心となり、風流三昧に徹すること」-見えも外聞も捨ててしまえというわけだな。

 

定年後を有意義に送るポイントは「趣味」と「サム・マネー」、この二点!

 

伊藤氏

チャップリンが、「人生というものは生きる価値のあるものだ。“希望”と、それから“勇気”と“サム・マネー”があれば」という言葉を残している。まったくそうだと思うんですよ。

それから、生きがい論というのはやっぱり“行動”の中から出てくるものだということですよね。“行動”しないで生きがいを論ずるなんてナンセンスだと思う。だいたい、我々の職業なんかを考えてみたって、最初から使命感をもって、理想とする職業についたわけじゃないんだから。なんとなくですよ。だから最初から理想の職業があるのじゃなくて、その職業を理想とするかどうかでしょう。これは自分の努力ですよね。

たとえば、松永安左エ門がいい例です。彼は慶應義塾を中退だ。それから株屋をやったり、石炭のブローカーやったり、革のなめしをやったりしている。

それで最後に電力に突っ込んで「電力の鬼」になったってわけですよ。その立場に恵まれたからこそ電力の鬼になって、電力こそが自分の使命だと言えたのであって、最初から電力をやってたわけじゃない。

だから結局、長くやっている結果として使命感が出てくる。つまり、プロにならなくてはダメなんです。アマのうちでは使命感の出るわけがない。人生というのはやはりアマのまま終わったら意味がないんで、プロとして生きてこそ、人生の生きがいというか、面白味というものが出てくるのだと思うね。

 

以上となります。

 

現代においても、十分に通じる内容であり、自分の心にもしるしておきたいと思います。

ありがとうございました。m(_ _)m

 

2012年8月15日 (水)

2012年8月、ロンドン五輪閉幕!

選手のみなさんは、一番たいへんだったと思いますが、毎晩遅くまでテレビを見続けていた人も多かったのではないでしょうか。

 

開会式では、ポールマッカートニー。

そして、閉会式では、ジョンレノンのイマジンがコーラス隊により合唱されたそうですね。

よかったと思います。

 

ところで、4年毎のオリンピックを振り返った時、

その年(時)、何をしていたのかな、トピック的なことを少し振り返ってみました。

 

すると、えっ、この4大会(2000年シドニー以降、アテネ、北京、そしてロンドンと)は、「保険」とは少し?違う?ことをしていたんだナ~と感じてしまいました。

 

悲しいかな、「M&A」関連がほとんど・・・( ̄○ ̄;)!

もうこれに関しては、お腹いっぱいです・・・

 

その時々にオリンピックがあったから、もちろんその時に周りにいて一緒に支え合える人たちがいてくれたおかげで、やってこれたのだと思います。

 

ありがとうございました。

 

次の4年後の2016年のブラジル、リオデジャネイロの時にどうしているのでしょう?

決して受け身ではなく、自分が(少し)背伸びすればできることは、Lets more proactive from myself! とは思いますが・・・

 

これからも「がんばれ!ニッポン! (本業で)保険会社! みんな! もっとじぶん!」

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Photo
Imagine by John Lennon

http://www.youtube.com/watch?v=TCBNF4_Zf9w

 

お盆ですね。お墓参りに行ってきたいと思います。では、では。

 m(_ _)m

 

2012年8月13日 (月)

「君たちに明日はない2-借金取りの王子」 垣根涼介著 を読んで

「君たちに明日はない」を今年の初め頃に読んでいました。これは、その続編となります。

 

とてもよかったです!

作家の垣根氏は、おそらく間違いなく?ハードボイルド作家に属すると思うのですが、自分には無い、とても特徴ある主人公 村上真介(人事部に代わって、退職勧告をするリストラ業務請負会社『日本ヒューマンリアクト(株)』に勤める)の行動、心理描写が、とても興味深く、あっという間に読めてしまいました。

 

自分自身は、“リストラ”と言う言葉も好きでなく、リストラする会社は一流ではない(少なくとも第5水準ではない)と思うのですが、それでもそのような会社が多い中では、村上の勤めるような会社が現れてくるのだろうと思います。必要悪なのかもしれませんが、その場合に、村上や村上の会社社長 高橋のような人たちであれば、まだ世の中はなんとか救われているのでは、と思います。

 

この本は、2007年に書かれた本となりますが、ついに続編には、リストラを行う生命保険会社が『東京安井生命』と言う名前で出てきましたヨ。

 

これは、リストラを行う会社毎に一話完結型となっているのですが、ほかに、百貨店、消費者金融、ホテルの短編が集まっています。

 

中でも、「君たちに明日はない2」の副題にある、“借金取りの王子”がとてもよかったです!

消費者金融「フレンド」を舞台とするリストラの話になります。

ここでのリストラの対象は、三浦宏明、30歳、現役で慶應大学・経済学部を留年することなく卒業して、新卒で入社。しかも、二枚目なのであだ名が“王子”。それで、「借金取りの王子」となるようです。

 

宏明が今の会社(消費者金融フレンド)に就職を決めたのは、とくに深い理由があったからではない。

友達に誘われて、たまたまこの会社の企業説明会に出たところ、3年勤めれば家が建つ、と言われた。さらに頑張れば、その家のローンを30歳前までに完済することも可能だ、と。特に家が欲しかったわけではなかったが、少なくとも仕事で実績さえ上げれば、それに給料で報いてくれる会社だということは分かった。

今仕事で頑張ったぶんを、すぐ今の給料に反映してくれる会社のほうがいいかもしれない。貯金さえしておけば、万が一の将来にも役立つ・・・・。そう感じた一因には、宏明の父親が少年時代に恩義のある知人の保証人になり、挙句その借金を被って、一時期はひどい極貧状態に陥った事とも無縁ではないかもしれない。

このような動機で入社したものの、この業界では「優しすぎた」が禍となるようです。

一方で、

入社時の上司(店長)は池口美佐子(宏明より4つ年上で、のちの宏明の「お嫁さん」へ)、父親が母親の浪費癖に愛想を尽かし、会社の女と蒸発。金に困った母親は場末のソープ嬢になった。その後、中学生の頃からはスピンアウトの人生、筋金入りのヤンキーとなり、中学卒業後は、不良少女を集めてレディースを結成、地元の暴走族と派手な乱闘をおこし、保護観察処分、同時に高校を退学。そして、17歳で東京にでてきて、フレンドに入社。

入社の理由は、仕事さえできれば学歴も男女差も関係ない職場だったかららしい。美人だが、いまさらこの世の中にあたしを驚かせるものなど何もないといった、不敵そのものの面構えをしていた。

 

こんな2人が“一緒”になる話もあって、とてもよかったです。

 

*** この「物語」のなかで、気になった言葉として・・・ ***

 

結局仕事とは、「人間性」なのだ。(村上)

 

たぶん、おれはあの社長の下だと“居心地”がいい。それは他の社員たちも同じだろう。だから、こんな首切り会社に居続ける部分もある。(村上)

もう少し“居心地”の良いここで、池口の下で働きたいのだ・・・(三浦宏明)

 

「お金はね、大事だよ。」(池口)

 

そして、「解説」より抜粋します。

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「昔、聞いたことがある。たしかイギリスのどこかに、将来を嘱望されている非常に優秀な大学医がいた。あるとき彼は、北アフリカのとある港町を訪れた。船からその町を見た瞬間、すべてを捨ててその町に住む決心をした。実際にそこで、しがない検疫官として暮らし始めた。安定した今の生活と、薔薇色になるだろう未来も捨ててね。

十数年後、友達が彼のところを訪ねた。とても貧しい暮らしだったらしい。で、友達は聞いた。すべてを捨てた挙句がこんな暮らしで満足なのかって。彼は笑って答えた。満足だよって。この暮らしに、一度も後悔を感じたことは無いって」 (村上の言葉)

現代社会への警鐘をならしつつ、現代社会であぶれもんのレッテルを貼られた「リストラされた人」への、もっと素敵な生き方もあるぜ、きっと!このまま負けるな!という愛情と応援がこの作品のメッセージなんだ、と。

+++++

 

最後に主人公「村上真介」の趣味? 一面について。 
なんとなく、カッコイイですよね。
(*^.^*)

 

イメージ(テレビ化されていますので・・・)

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乗っているくるまは銀色のコペン(ダイハツの軽のスポーツカー、Compact Openの略だそうです)、腕時計はシチズンの電波時計とありました。
コペン、なかなかスタイリッシュで可愛いですよね。

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失礼しました。

 m(_ _)m

2012年8月11日 (土)

光の帝国(常野物語)  恩田 陸著 を読んで

以前、いとこと、いとこの友人が恩田 陸さんの本にはまっていると言われていました。

 

たまたま?ブックオフへ行った時に、恩田さんの本が、とても綺麗な状態で、とてもリーズナブルなお値段で?置かれていました。

 

購入をさせていただきました。 m(_ _)m

 

恩田さんの本は、以前、「ねじの回転」を読んだことがあります。

「二・二六事件」を題材にされている「物語」です。

とてもよく調べられているな~、と驚きでした。

物語もとても興味深かったと記憶しております。

 

この「光の帝国」でも、太平洋戦争時の“731部隊”を関連させているのでは、と思いました。

 

東北にあるといわれる「常野(トコノ)」という場所に特殊な能力をもつ一族がいるとして、国家の特殊部隊が乗り込み、その能力を戦争に利用できないかと研究材料とする・・・・・と。

 

恩田さんは、相当「歴史」にお詳しいか、興味をお持ちなのだろうな、と思いました。

 

「あとがき」より

子供の頃に読んだお気に入りのSFに、ゼナ・ヘンダースンの「ピープル」シリーズというのがあった。宇宙旅行中に地球に漂着し、高度な知性と能力を隠してひっそり田舎に暮らす人々を、そこに赴任してきた女性教師の目から描くという短編連作で、穏やかな品のいいタッチが印象に残っていた。

ああいう話を書こうと始めたシリーズだが、その都度違うキャラクターで、という浅はかな思いつきを実行したために、手持ちのカードを使いまくる総力戦となってしまった。(後略)

 

「光の帝国」の副題にある“常野(トコノ)物語”は、柳田国男氏が明治時代に書かれた「遠野物語」からきているようです。

「遠野物語」の中には、河童、山姥、座敷童、神隠し等の怪異の物語が多く、その多くが明治以降に起きたこととされ、早池峰山、猿ケ石川などの具体的な地名を織り交ぜて語られるところに魅力があるとのことです。

 

ということで、この「光の帝国」も、その「常野」出身の、それぞれに異なる人物が主人公となる短編集のようになっています。

 

本の中で、「常野」とは、権力を持たず、群れず、地に溶け込んで、常に在野であれ、そういう意味だそうです。

そして、「常野」の一族の能力は実にバラエティーに富むとあり、

200年以上も生きる長命種のもの

「遠目」という予知能力のあるもの

「つむじ足」というとても速く移動ができる能力をもつもの

「遠耳」という遠くで起きていることが目の前で起きているごとく見えるもの

突出した記憶力をもつもの

怒りなどを覚えたときに“燃え上がる身体”、発火能力をもつもの

音感能力の優れたもの

などなど・・・

 

なかでも最初の短編『大きな引き出し』がとてもよかったです。

行き違いになっている、ある親子の「心」を、記憶力と予知能力を駆使して、最後は「心」を通わせる物語で、とてもよかったです。

 

物語の軸としては、太平洋戦争時に、その戦争に利用しようと特殊部隊が「常野」の人達を拘束、そして、殺されたりもする。それを起点として、物語が続くように思います。

また、太平洋戦争の頃からいまもなお教師として生き続けている長命種の能力をもつ「ツル先生」が生き証人として、物語では重要な役割にあるように思いました。

 

また機会をみつけて、常野物語の続編(「蒲公英草紙」、「エンド・ゲーム」など)も読んでみたいと思います。

 

では、では、また。

 m(_ _)m

2012年8月 5日 (日)

予定利率見直しは確定的・・・・・ その4

今月も82日に、8月の10年国債応募者利回りが 0.772% と出ました。

まじですか・・・ため息・・・・( ̄Д ̄;;、これで、

9月の10年国債応募者利回りが 1.619%以上 とならなければ、来年4月の予定利率改定です。

今月の利回りの倍以上となります。

                            H21        H22        H23

                            2009      2010      2011

                   10 1.257%  0.839%  0.995%

                   11 1.441%  0.968%  1.025%

                   12 1.246%  1.189%  1.085%

                   1   1.339%  1.214%  0.965%

                   2   1.348%  1.236%  0.963%

                   3   1.329%  1.310%  0.973%

                   4   1.397%  1.303%  1.007%

                   5   1.321%  1.128%  0.863%

                   6   1.283%  1.173%  0.856%

                   7   1.116%  1.169%  0.836%

                   8   1.060%  1.043%  0.772%

                   9   1.049%  1.084%  1.619%                

と、9月に1.619%以上となれば、

3年間の平均                                     1.133%となり、

この1.133%が「対象利率」となり、これを用いて以下のステップで「基準利率」を求めてみると、

0%を超え1.0%以下の部分の9                 0.900%

1.0%を超え2.0%以下の部分の7.5割          0.100%

2.0%を超え6.0%以下の部分の5割            0.000%

基準利率(①+②+③)                             1.000%

現在の予定利率1.5%との乖離                        0.499%

となりますが、今月の倍以上の利回りです。とても現実的とは思えません。

改定が間違いないことを前提に、各社準備を進めていくことになるでしょう。

ちなみに、この10年で、前月の利回りから1ヶ月で倍となったのは・・・・・ありました。200360.47%でしたが、翌月の7月に0.965%倍以上へ。

う~む、かなり低い金利(いまも低いのですが)の中での変動ですね。可能性はゼロではないようですが、限りなくゼロに近いでしょう。

2013年(平成25年)4月、標準(予定)利率1%時代、いよいよ到来です』         

「年金」、大丈夫でしょうか?公的も基金も私的も・・・

「平成26年財政検証結果レポート」(厚生労働省年金局数理課)での“経済前提の設定”はどうなるのでしょうか?・・・同平成21年財政検証結果レポートでは、10年国債応募者利回り 3.7%の想定ですよ・・・上がらなくっちゃいけないのに、下がってるし・・・・・(。>0<。)

生保各社でも、生存保険を販売していると思いますが、予定利率がこの状況下で、どのように魅力をだしていくことになるのでしょうか?  「トンチン年金」、いよいよ必要になってくるかもしれませんね・・・

http://totodaisuke.asablo.jp/blog/2010/07/05/5201831  (岩瀬さんのブログより)

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-7588.html

こんな状況となっても、前へ進むしかありませんね。

前へ! 前へ! 前へ!今日を越える旅へ!

GReeeeN ワイはワイワイでイイワイ~おまえワィ~ より

http://www.youtube.com/watch?v=pBBav8uZy3g&feature=related

さあいこうか 準備どうよ

最高な シチュエーション

声だして 手叩いてこう

clap hands yo

そうやっていつだってマイナスな考えに振り回されちゃ

なにもはじまんないんです

今日だって嫌な事あってなんで自分ばかりって

思ってもつらいだけでしょ?

同じだけ過ぎてゆく人生タイム

イマだって うつむいてちゃ もったいないでしょ!!??

Sunshine day ワイワイ上を目指せ!!

何段も飛び越えていけるように

後悔は後回しで 今日を越える旅へ

ほら 小さな幸せが転がってるのも気付かずに

今日もため息ばかりです

やる事なす事裏目に出ちゃって

周りの目ばかり気にしちゃっててもつまらないでしょ?

同じだけ過ぎてゆくDAY BY DAY

イマだって うつむいてちゃ 前がみえないよ!!??

Sunshine day ワイワイ上を目指せ!!

何段も飛び越えていけるように

後悔は後回しで 今日を越える旅へ

(間奏)

でっかい声きかせてよ

絶対の自信でいこう

盛り上がった方が良いでしょう??

遊びにいこう 遊びにいこう

さあいこうか 準備どうよ

最高な シチュエーション

声だして 手叩いてこう

clap hands yo

昨日より今日何が出来たかな?

今日より明日近づけるかな?

負けんな 僕らDREAMER

前へ 前へ 前へ

それでも

Sunshine day ワイワイ上を目指せ!!

何段も飛び越えていけるように

後悔は後回しで 今日を越える旅へ

失礼しました。

m(_ _)m

「金融資本主義を超えて」  岩瀬大輔著 を読んで その4

 

経済学者ミルトン・フリードマンについても書かれていました

 

*****

経済学者ミルトン・フリードマンによる1970年の論文

The Social Responsibility of Business is to Increase its Profits”(企業の社会的責任は利益を増加させることである)は、現在のCSR(企業の社会的責任)を真っ向から否定する、フリードマンらしい挑発的なタイトルの論文だ。

彼によると、企業経営者はオーナーたる株主によって雇われたエージェントに過ぎない。漠然とした社会的責任なる概念に基づいて経営判断を行うのは、人のカネを使って自分の信念を実現する横領的行為に他ならない。株主は社会的責任を果たしたいと思うのなら、自分で直接それを行うのであるし、経営者自身も私的な時間とお金で係る活動を行えばよい。

環境規制などの社会問題は民主的に選ばれた代議士によって制定された法律に任せ、企業自体はその法律に反しない範囲で、ひたすら利益を生み出すことに集中すべきだ、とする。

徹底して自由市場を信奉する彼の立場からすれば、当然の結論だろう。なぜ、民主的な手続きを経て選ばれたわけでもない企業経営者に、富の再配分についての決定を行う権利があるといえるのだろうか?

*****

 

ということで、フリードマンの“The Social Responsibility of Business is to Increase its Profits”(英語のため悪戦苦闘しながら・・・)読んでみました。コチラ↓

http://www.umich.edu/~thecore/doc/Friedman.pdf

 

そこの最後に次のように書かれています

"there is one and only one social responsibility of business--to use its resources and engage in activities designed to increase its profits so long as it stays within the rules of the game, which is to say, engages in open and free competition without deception or fraud."

 

CSR」という言葉が、よく言われだしたのは、21世紀に入ってからと言われています。

フリードマンのこの論文は1970年に書かれていますので、おそらくCSRという言葉はまだ無く、資本主義の抱える問題として、個々に「所得格差問題」、「環境破壊問題」があったのだと思います。

それを踏まえれば、青字について、少なくとも企業は「法的責任」及び「倫理的責任」は守ることを言われています。

 

その上で、「社会貢献責任」をどうとらえるのか?なのでしょう。

 

その中で、フリードマン氏、そして、同様の主張のハイエク氏を踏まえて、つぎの「考察」がうまくまとめられているように思いました。

 

そこには、次の記載があります。

 

経営学者のアーチー・キャロルは、社会的責任を「経済的責任」、「法的責任」、「倫理的責任」、「社

会貢献責任」の4つにグループ分けしたCSR ピラミッドを提唱した。

最も重要なピラミッドの基底部に「経済的責任」を置き、これがその他3 つの責任と強い緊張関係にあるとする。ステークホルダーは4 つの責任すべてに関心があるわけではなく、ステークホルダーによって関心事は異なり優先度が違う。

一方で、フリードマンの説を肯定し、「社会貢献責任」はおまけであるとも述べている。

 

「おまけ」と言われる、いい方が適当かは別としても、「できることをしよう」ということではないでしょうか

 

※企業の倫理的責任と社会貢献に関する「考察」

〜企業はどこまで社会的責任を負うべきか〜  伊藤 浩己氏

http://www.rikkyo.ac.jp/sindaigakuin/sd/research/journal200908/index.html

 

岩瀬氏は、ご自身の意見として、

アメリカの企業が、世界の貧困問題に対して責任を負うべきと言うつもりは無い。自分たちができる範囲でいいから、できることをやろうとするべきではないか。株主利益の最大化と一つ覚えのように言い続けるのだったら、ここHBSに来てリーダーシップを学んだ意味がないのではないか?

 

このように整理してみると、フリードマン氏の主張は合理主義一本の中で、「人間性」は求めているように思えています。

 

 

最後に、

ミルトン・フリードマン、「資本主義と自由」 By 松岡正剛氏の千夜一夜より

http://1000ya.isis.ne.jp/1338.html

フリードマンの子のデイヴィッド・フリードマンは、いまやロバート・ノージック(449夜)やマレー・ロスバート以上の「最小政府主義者」で「無政府資本主義者」とのこと。

日本の生命保険・年金理論の草分け藤澤利喜太郎氏とその長男の藤澤親雄氏みたいですネ。

「親の心、子知らず」なのか、親の上手くいかなかったところをなんとかしようとされて? 反面教師とされて? ちょっと?違う方向に走ってしまうのでしょうか、なかなか・・・

うちの子も親を見ているから? サラリーマンにはなりたくないと言っているし・・・

なかなか、なかなか・・・

 

失礼しました。m(_ _)m

 

 

「金融資本主義を超えて」  岩瀬大輔著 を読んで その3

プライベート・エクイティ(PE、未公開株式投資)、

著者の岩瀬氏が、若くしてご活躍をされた経験のある領域であり、また、その人生において、素晴らしい「投資家」とも出会われています。

 

*******

プライベート・エクイティの仕事は、ビジネスパーソンとしての「総合力」を試される仕事だと思った。「戦略コンサルタント」のような仕事もやるし、投資銀行のような仕事もたくさんやる。「事業」も「法律」も「金融」も、「会計」も「税務」も分かった上で、交渉もやるし、企業の人間臭い「経営」にも関わっていかなければならない。投資先企業や、世の中へ与えるインパクトを手ごたえとして感じることができる。

 

プライベート・エクイティ(PE、未公開株式投資)に続く新しい人気職種となっているのが、ヘッジファンドだ。投資家から預かった資金を、株・債券・為替などに投資していく仕事だ。PE、ヘッジファンド、いずれも投資家として知恵を駆使することで大きな富を創造しようとする点は同じだが、投資銀行出身者が多く、どちらかと言うと体育会系の風土で長時間勤務となりがちなPEと比べて、ヘッジファンドはより知的な側面が多く、バランスのよいライフスタイルを選べる(といわれている)ことが魅力となっているようだ。

 

このヘッジファンドに資金運用を委託している投資家の代表格が、公的年金、金融機関など。

(中略)

PEとヘッジファンドの垣根がどんどん低くなっている、という実態を知った。多くのヘッジファンドが企業買収に乗り出すと共に、PEファンドも公開株投資業務への進出を検討せざるを得なくなっている。この点においては、ヘッジファンドにいた方がより柔軟にできるのではないか、そう考えるようにもなっていった。

(中略)

「ヘッジファンドは悪か?」

(これは、ある意味で「金融工学は悪か?」と言う問いかけにも思いましたが、“善悪は無い”といわれています)

・企業の成長に向けた投資は、ゼロ・サムのゲームではない。事業が着実に成長すれば、株の買い手・売り手、債権者、従業員、顧客、みながハッピーになれる。

・ヘッジファンドの投資家は、年金基金、生損保、銀行、大学基金などがメイン。彼らの運用成績を上げることは、社会的にも非常に重要なことではないか。

・また、プロが集まる株式市場で損をする結果となっても、文句は言えない。会計や財務の基本は勉強しなければならないし、ベンジャミン・グラハム(投資家ウオーレン・バフェット育ての親)などの本も読むべき

・資本市場に「善悪」がないようにファンドも一つの投資家であり、多面的な顔をもつ存在である。批判するだけでなく、彼らが果たしている機能を正しく理解することではじめて、正当な評価が可能になるのではないか。

*******

 

小説「ハゲタカ」の主人公も投資ファンド、プライベート・エクイティに属すると思われる、ホライズン・キャピタルの会長 鷲津政彦。

小説の名前は“ハゲタカ”ですが、可能性があれば『企業再生』を行う、そして泥臭いところもある主人公鷲津は、“かっこいい”と思います。

※小説ですので、(例えば、コンプライアンス的に)ちょっとあり得なくない?というところもありますが、それはご愛嬌ということで・・・

 

そして、「金融工学と生保(保険)数理の融合」と言われるように、これからの「年金基金」をなんとかしていかなければならない「アクチュアリー達」もがんばる!

 

ロンドン五輪の“チーム力”のように一丸となって!

 

そして、世の中がよくなる!

 

なんか、とめどなくなってきました?ので、ここまでとします。

 

失礼しました。

 m(_ _)m

(ご参考)

投資ファンド-プライベートエクイティの登場について

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-11c0.html

 

「カーライル」 その二 より、プライベートエクイティファンドとヘッジファンド

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2011/01/post-cb36.html

 

「ハゲタカ」 真山 仁著 を読んで その3

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/07/post-6438.html

 

2012年8月 4日 (土)

「金融資本主義を超えて」  岩瀬大輔著 を読んで その2

 

「あとがき」(20094月記)より、これは2008年のリーマン(AIG)・ショック後に書かれたものとなります。

 

*****

2007年夏ごろからいよいよ燻りはじめ、2008年春から秋にかけて一気に燃え上がった金融危機は、米国経済に1930年代の大恐慌以来といわれる大打撃を与えた。

(中略)

しかし、本書を通じて語られている「米国資本主義の裾野の広さとダイナミズム」が、金融バブルの崩壊後もなお失われておらず、むしろ焼け畑の中に残った鉄筋コンクリート建物の構造部分のように、依然として力強くそびえ立つ。

たとえば、社会を変革するリーダーを自らの手によって育成しようとする気概と、決してためらうことなく、己の使命感と理想を語る若者たち。HBSだけでなく、ほかのビジネススクール、そして法律大学院、行政大学院などの卒業生は若くして幹部候補生として組織の要職に据えられ、出世の階段を駆け上がっていく。47歳の大統領と財務長官が強力なリーダーシップのもとで、危機にある国家を一致団結して変革しようとする背景には、このようなリーダー養成機関の存在は無関係ではないだろう、リーダーシップが不在で迷走しながらも、エリートの育成にういて肯定的になれない社会に対して、疑問を投げかけるのではないだろうか。

(中略)

加えて、ビジネスパーソンのボランティア活動への取り組みも活発である。(後略)

*****

 

岩瀬さんも、米国資本主義のすべてを是と言われているわけではありませんが、

2008年の金融バブル崩壊後においても、米国の不撓不屈の精神、力強さを感じますよね!

 

日本もまだまだ!というところを見せていきましょう!!!

 

♪ガンバレ、日本! 
♪ガンバレ、ロンドン五輪!

そして、
がんばれ、じぶん!?


失礼しました。 
m(_ _)m 

 

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