「厚生年金基金廃止する方針」-厚労省、一定の期間後
9月28日(金)の朝日新聞1面の記事となります。
厚労省の有識者会議は6月、基金制度の存廃については、「健全な基金もある」との意見に配慮し“両論併記”にとどめていた。
その後、民主党の検討チームは基金制度の「将来的な廃止」を提言。廃止の方向を打ち出す流れが強まった。
そのような方向性なのかなと思うところもあり、先日のブログに書かせてもらったところでした。
↓こちらになります
http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-f698.html
今回、さらにショックなのは、
「運用環境の悪化で、3月末現在、576基金のうち、286基金でこの代行部分の積みたてが不足しており、不足額は総額1兆1千億円にのぼる。」
有識者会議の時の資料では、平成22年度の情報として、595基金あり、代行部分の積み立てが不足している基金は、213基金、不足額総額は6,289億円でした。
朝日新聞の数値が正しければ?(失礼かもしれませんが)、僅か1年で、19基金解散、積み立て不足の基金は73基金増加、約4,000億円の不足額拡大となります。
この流れは止められないのかもしれません。(u_u。)
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