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2012年10月25日 (木)

「目には目を、歯には歯を」

ヨーロッパの植民地から祖国の独立を願った「ガンジー」と「ホー・チ・ミン」。2人はそれぞれに反対の戦略を採ることになる。一人は無抵抗(不服従)主義で、一人は間断無きゲリラ戦で・・・。

 

先日は、ホー・チ・ミン(ベトナム)について、今日は、ガンジー(インド)について

 

「目には目を、歯には歯を」

ユダヤ教の教典であった「旧約聖書」にでてきます。

作家であり、キリスト教信者でもあった三浦綾子氏の解説によると、一つの事件を例にされています。自動車を蹴られた男が、その相手を引き殺すという事件。自動車を蹴られたのなら、自分もまた相手の持つ自動車を蹴るか、その人間を蹴って、帳尻が合う。だが、人間というものは、自動車を蹴られただけで、相手を殺したいほどに、恨みがエスカレートするときもある。

 

こうした“人間性”を見抜いた上で、<目には目を>の掟が定められたのであろう、と。目を傷つけられた者は、激しい憎しみにかられ、相手の命まで取ろうとする。だからせめて、こうしたおきてを定めて、目を取られたら、自分もまた相手の目を取るだけで勘弁してやれという、「復讐規制」の掟なのだと、三浦氏は解説をされています。

 

次に、

≪「目には目を」では世界が盲目になるだけだ/An eye for an eye makes the whole world blind.

これは、マハトマ・ガンジー(インド独立の父、1869102 - 1948130日)の言葉です。

この言葉は、ガンジーから、「非暴力不服従運動」(無抵抗主義とは異なるそうですね)を受け継がれたアメリカの「キング牧師」(ノーベル平和賞も受賞をされています)にも大きな影響を与えています。

 

自分に落ち度がなくても、理不尽な暴力を振るわれる事がある。だからといって暴力に暴力で返せば、更に暴力が返ってくるのが世の常である。暴力は共同体の枠組みを揺さぶるので、誰も幸福にしない不幸な連鎖である。そこで、不幸な連鎖を断ち切る為には、理不尽に堪えつつも「不服従」の姿勢で抵抗するほうが暴力に暴力で報いるよりも賢い方法であると。

ガンジーは『(潰された)目を暴力の連鎖の象徴』という比喩表現を用いる事で『暴力の連鎖』を揶揄しているのだそうです。

 

ガンジーについて

 

第一次世界大戦後は、独立運動をするインド国民会議に加わり、不服従運動で世界的に知られるようになる。またイギリス製品の綿製品を着用せず、伝統的な手法によるインドの綿製品を着用することを呼びかけるなど、不買運動も行った。

こうした一連の運動のために、ガンジーはたびたび投獄された。1922318日には、2年間の不服従運動のために、6年間の懲役刑の判決を受けている。

 

19458月に第二次世界大戦が終結し、イギリスは戦勝国となったが、国力は衰退し、もはや、本国から遠く離れている上に、独立運動が根強く続けられてきた「インド」を、植民地として支配していくことは困難であった。

ガンジーの号令もあり、インド全体へ独立運動は広がり、これに耐えることができなくなったイギリスはインドの独立を受け入れ、1947815日にデリーの赤い城にて、ジャワハルラール・ネルー(インド初代首相)がヒンドゥー教徒多数派地域の独立を宣言し、イギリス国王を元首に戴く英連邦王国である「インド連邦」が成立した

(その後1950年には共和制に移行し、イギリス連邦内の加盟国となり、現在に至る)。

 

最後にガンジーの言葉を一つ。

 

明日死ぬかのように生きろ!永劫永らえるかのように学べ!

 "Live as if you were to die tomorrow. Learn as if you were to live forever."

 

まさに「一日一生」ですね!

 

インド独立運動の同志、ジャワハルラール・ネルーとガンジーの写真です。

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ではでは、ありがとうございました! m(_ _)m

 

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