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2013年1月30日 (水)

「急な青空」 (南木佳士著) を読んで

南木氏9冊目となりました!

書かれた順に並べてみると

 

1.ダイヤモンドダスト

2.医学生

3.阿弥陀堂だより

4.冬物語

5.ふつうの医者たち

6.神かくし

7.冬の水連

8.からだのままに

 

この本は、「神かくし」と「冬の水連」のあいだ、50歳前後(2000年~2002年)に書かれたエッセイ集となります。

36”のエッセイが詰まっています!

それぞれによくまとめられていて、よかったです!

 

「おもしろいナ」、と思えたところ。

自分の書いたものが予備校の公開模擬試験の国語の問題として使われることがあり、こういう場合、その通知と使用料とともに、問題用紙も送られてくるそうです。

で、その問題を解いてみたら正解が分からなかったこと。

 

作者が解けない問題は無いですよネ!

 

また、南木氏の好きな音楽は「となりのトトロ」の「さんぽ」♪、そして≪山頭火≫も読まれるそうです。

 

さいごに、木山 捷平氏(きやま しょうへい、1904年(明治37年)326 - 1968年(昭和43年)823日)の詩を紹介されていました。

 

木山 捷平氏、地味だが地に足の着いたおかしみのある文章を書く人、そして、

 

『五十年』

 

濡縁におき忘れた下駄に雨が降っているような

 

どうせ濡れだしたものならもっと濡らしておいてやれと言うような

 

そんな具合にして僕の五十年も暮れようとしていた。

 

なるほど、ありがとうございました~!

m(_ _)m

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