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2013年7月

2013年7月28日 (日)

「オー!ファーザー」、理系の視点から!?

『公的年金』についても、次のことが、本の中で書かれていましたヨ!

 

「でも、高齢化が進むと、俺たちみたいな若い奴らの負担が増えるじゃないか。年金もそうだし、不安なことばっかりだ」(由紀夫)

「そうだな、おまえやその次の世代はきっと大変だろうな。いいこと無しの、負担ばっかりだ。ただ、そのうち落ち着く。由紀夫の次の次の次の次の世代位になれば、住みやすくなっているかもしれない。人口密度も落ち着いて、社会保障のバランスも整っている。このまま、人口が増えつつけるよりは、健全だ」(父、悟)

 

“アクチュアリー”がしっかりしないと!?

 

また、由紀夫は、次の数学の問題をスラっと解ける、高校2年生でもありました。

 

物語の中で、解答までは書かれておりませんでしたので、思わず、Webで調べて、一応理解。 ( ̄Д ̄;;!

中高年は忘れっぽくて、復習というよりも、勉強し直しかもしれません。勉強し直しても、すぐに忘れるし・・・( ̄Д ̄;;!!

 

1問目、数列の証明問題です。

An=19(n)+(-1)(n-1)×2(4n-3) (n=1,2,3,...)

Anのすべてを割り切る素数を求めよ。

 

すぐに分かる方、まだまだイケますネ~。スゴイ!!! 私は当然ムリ~でした。( ̄◆ ̄;)

以下、解答です。

 

A[1]=19+2=21

A[2]=361-32=329

で、21=37329=747ですから条件に当てはまる素数の候補は7しかありえません。

そこで、すべての自然数nに対しA[n]7で割り切れることを示せばよいことになる。

 

A[n]=19^n+(-1)^(n-1)2^(4n-3)

=19^n+(-1)^(n-1)2^(4(n-1)+1)

=19^n+(-2^4)^(n-1)2

=19^n+2(-16)^(n-1)

=1919^(n-1)+2(-16)^(n-1)

=1919^(n-1)+2(19-35)^(n-1)

で,第2項を二項定理で展開すると

2(19-35)^(n-1)

=2・Σ[k=0,n-1]C[n-1,k]19^(n-1-k)(-35)^k

で、A[n]

=1919^(n-1)+219^(n-1)+2Σ[k=1,n-1]C[n-1]19^(n-1-k)(-35)^k

=2119^(n-1)+2Σ[k=1,n-1]C[n-1]19^(n-1-k)(-35)^k

となり、A[n]7で割り切れることがわかります。

 

次は、こんな問題です。

0.99999.=1 を証明せよ」

以下、解答です。

0.33333….=1/3

3×0.33333….=3×1/3=1

0.99999…..=1

あるいは、

A=0.99999….

10A=9.9999….

10A-A=9.9999….-0.99999…..

9A=9

A=1

 

(´ヘ`;)ウーム…φ(._.) 勉強しないと…!?

ではでは、また。 m(_ _)m 

 

「オー!ファーザー」 伊坂幸太郎著 を読んで

4人の父親たちとその息子由紀夫を中心とした物語。

後半がとくに面白く、前半は3日ほど、後半は1日で、平日に読了! 

ありがとうございましたm(_ _)m

 

ここでは物語の内容というよりも、その中で気になった“言葉”を書き留めておきたいと思います。

 

「この国も終わりだね」、「ずっと前から終わっている」

由紀夫は、父親の一人、大学教授の悟から、日本の経済や政治の動向についての話を聞く。それを耳にするたび、この先、どうやってこの国が経済や治安を回復していくつもりなのか、皆目、見当がつかず、“絶望”を感じた。高校生の俺でさえ、暗澹たる未来に鬱々となり、いても立ってもいられなくなる、と。

 

夏目漱石氏の約100年前の著書「三四郎」でも書かれている。『亡びるね』、と。

そして、その後の1945年に、日本は一度終わっている。

 

伊坂氏に夏目氏と”同じ感覚”が無いことを祈りたい・・・

 

ほかにも、

「だから、いまの政治家もどちらかにこだわるんだ。戦をはじめるか、もしくは、法律を作るか。歴史に残るのはそのどちらかだと知ってるんだ。地味な人助けはよっぽどのことでないと、歴史に残らない。」

“戦”の情景を想像してみる。たくさんの人間が、強制的に戦場に送られたのではないか、そこでは言葉にするにも恐ろしい残忍なことが行われたのではないか、黒々としたおぞましい駆け引きが武士たちの間で交わされたのではないか、と考える。家に妻や子供を残した男が、無理やり戦場に連れて行かれ、さあ殺しなさい、死になさい、やりなさい、と突撃を命じられ、戦の勝敗も分からぬまま刀で斬られ、目玉や内臓を飛び出させたまま死んでいく。そんなことばっかりだったのではないか、と想像した。結局、昔も今も人間の構造は同じだもんな、ということに由紀夫は思い至る。

 

「うまく言えないんだがな、たとえば、ある時、世界中の誰もが、自分の子供に対して、『他人を苛めるくらいなら、苛められる側に立ちなさい』と教えることができたなら、いまの世の中の陰鬱な問題はずいぶん解決できる気がするんだ。そういう考え方の人間だらけになったら、な。ところがどうだ、現実的には誰もそんなことはしない。『(苛められるよりは)苛めっ子になれ』と全員が願うほかない。被害者よりは加害者に、だ。ようするに結局は、自分たちが悲劇に遭わなければ良い、と全員が思っている状態なわけだ」

「だから、温暖化も苛めも、戦争だって、そりゃ、永久になくならないはずだ、と改めて思っただけだ」

【由紀夫の父親の一人、大学教授の悟の言葉】

 

「性善説みたいに、あまり、子供や人間に期待してると馬鹿をみる。だろ?暗い部分を分かった上で、どうにかするしかない。」

「で、勲さんは例のマイケル・ジョーダンの言葉を生徒の前で繰り返すわけだ」(由紀夫)

『俺は何度も何度も失敗した。打ちのめされた。それが、俺の成功した理由だ』

【由紀夫の父親の一人、中学の体育教師、勲の言葉】

 

「いくら外側が可愛らしくても、蓋を開ければ結局、賭けごとと勝ち負けの横行する、きな臭いギャンブル場じゃないか」

「それはこのレース場に限った事じゃねえよ。“社会全体”がそうなってんだって。見た目は優しく、平和で、みんな平等みたいに見えるけどな、中を見てみりゃ、勝ち負けと不平等の横行するきな臭い賭場みてえなもんだ。」

【由紀夫の父親の一人、鷹の言葉】

 

(解説より)

教育の現場で最も求められていることの一つは「世の残酷さ」、「現実の理不尽さ」に向き合う勇気を与えることだと思う。学校はフェンスと守衛に守られた世界に過ぎず、まだ真の敵は現れていないし、挫折や失敗の傷は浅く済んでいる。これから現実界に足を踏み出す者は、予想不能な残酷さや理不尽に直面しなければならない。あらかじめ準備できることは少ないが、例えば伊坂幸太郎を読むことは大いに意味がある。

 

そして、物語の最後の方で、

父も自分も老いていくという当然のことと、これからの時間のことだ。

「あの人たちも年取ってきたなあ、って」 息を吐く。(由紀夫)

「きっと一人ずついなくなっていくから、なんとなく、変な感覚だろうな」

“家族”はいずれ、一人ずつ消えていくものなのだ。

「何それ」(友人の多恵子)

「寂しさも4倍なのか」(由紀夫)

「よくわかんないこと言わないで」(多恵子)

「そうだな」と由紀夫も認めた。

⇒ここでは、「人生」を考えさせられましたネ。(* ̄0 ̄)ノ

 

ミステリー、ファンタジーのジャンルは、ほとんど読まないのですが、伊坂幸太郎氏の本では、これまでも「魔王」、「PK」もよかったです。なんかスゴイと思いました。

 

ありがとうございました。m(_ _)m


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2013年7月21日 (日)

確定給付企業年金制度(DB制度)、持続可能な魅力ある制度として存続できるか 

整理を試みてみました。

結論としては、いまは出題の可能性が低いように思いました。理由は、

同様の問題として、年金1 H22_4Bに出題されており、その後、法令等改正により、改善がされており、現在、残されている課題は「減額要件の緩和」になるようです。これはH24 4Aで昨年出題されているためです。

さらに言えば、DC制度をより魅力ある制度とするには? もH24 4Bで出題されています。

となると、今年の年金1の所見予想は、平成24年の改正を踏まえた「退職給付会計」でしょうか?

H22以降の改善事項は下線付きを参照

 

以下、それでも理解をしておくために整理をしてみました。ご参考まで。

もし間違いなどありましたら、ご指摘をいただけると助かります。m(_ _)m

 

運用環境の悪化により、企業年金制度における積立不足が企業の経営を揺るがす大きな問題となる社会情勢のなかで、公的年金が縮小傾向にあり、これまでに増して、企業年金制度は公的年金を補完する位置づけが強くなってきており、確定給付企業年金制度(以下、DB制度という)もそのひとつである。

 

しかし、DB制度の現状やそれを取り巻く環境の変化、例えば、

○運用のボラティリティの拡大による年金財政の悪化

○退職給付会計基準の変更に伴う積立不足の即時認識の実施

により、企業年金制度の積立不足を解消すべく、掛金負担を増加させる必要性がでてくる。その結果、企業は積立不足が大きく変動する可能性のあるDB制度を避け、企業のリスクのない「確定拠出年金制度(DC制度)」や「退職金前払い制度の導入」に拍車がかかることが想定される。

 

一方、DB制度は、本来の老後の安定的所得保障として一定の役割を担っていくものとも考えられる。

DB制度を持続可能な魅力ある制度としていくためには、制度の設立目的にある受給権保護とDB制度の存続の両面から、現状の課題とそれにかかる対応策を挙げてみる。

 

 CB制度の見直しとその採用

 ボラティリティの大きい運用環境に対する対応

 財政運営基準の見直し

 減額要件の緩和

 魅力ある制度設計の構築

 

 CB制度の見直しとその採用

現在のCB制度で認められている指標は国債の利回り等に基づいて定めることで、金利リスクを抑えることができ、とりわけ“退職給付会計上”の安定化を図ることができる。しかし、年金財政上では、一定程度の安定化は図れるものの、当該指標以上の予定利率を設定している場合が多く、近年の低金利下においては、運用を株式等のリスク資産への投資も含めて行わざるをえない状況となっている。その結果、運用環境の悪化が大幅な積立不足を招くことにつながっている。一方、予定利率を引き下げることは、掛金負担の増加にもつながる。

そこで、指標の設定方法を株式インデックスの採用およびこれを組み合わせた方法を可能とすることを提案したい・・・・・導入されてますよね?以下を【参考】

【参考】

キャッシュバランスプランとは? 

平成144月より「厚生年金基金の加算部分」および「確定給付企業年金」の給付設計において認められた。

「確定給付型」の制度に分類される。(第3分冊81頁)

 

キャッシュバランスプランは、給付額の算定方法が予め規約に定められており、算定方法の中で使用する利率に関する部分については、その決定方法が規約に定められていて、実際の利率は国債の利回り等の市場動向に応じて変動するものであり、「確定給付型」と「確定拠出型」の両方の特徴を持っている。

年金資産の運用に関して他の確定給付型年金との違いはなく、給付債務に対する運用リスクは企業が負うこととなる。また、退職給付会計上は、予測給付債務(PBO)に基づく会計処理が必要となる。

退職給付債務の計算に使用する割引率とキャッシュバランスプランでの指標に連動性を持たせることで、従来の確定給付型の給付設計に比較し、割引率の変動による退職給付債務・費用認識の変動を抑えることができる。

*****

「年金数理テキスト」では、 ※改定差し込みは2006/4/21なので、2012年法改正は含まない

「キャッシュバランス制度」は確定給付型と確定拠出型の企業年金の中間的な性質をもつ制度であり、「ハイブリッド型制度」の1種である。確定給付型の企業年金であれば、給付が先に決まり、そのために必要な保険料を徴求する仕組みであるが、「キャッシュバランス制度」の場合、給付が「国債の利回り等」に応じて変動して決まる。

給付の額が変動するものの、実際の年金資産の運用成績とは無関係であり、その変動幅も限定されるので、キャッシュバランス制度は確定給付型の企業年金の範疇となる。

 

そして、2012年、平成24年1月31日公布 通知改正

キャッシュバランスプランにおいて、年金債務と年金資産のギャップを可能な限り小さくする 観点から、市場インデックスに基づいて、年金原資に利子を付すことが出来るよう、指標の例に東証株価指数等を加える。  ※厚生労働省 2012/11/27 厚生年金基金制度に関する専門委員会資料より

 

Actuarial Mathematics for Life Contingent Risksの書評 を読んで

 

Actuary JPさんHpより、

「保証リスク」について

日本においても、「変額保険のリスクマネジメント」の必要性とその重要性について、付言は要しないと思う。その他にも、例えば、企業年金の分野で、保証リスクを吟味すべき制度が日本でも生まれている。その代表例が、金利変動に伴って給付額が変動する「キャッシュバランス・プラン(CBプラン)」である。従来の一定の金利を保証する給付設計に加え、“市場インデックス連動型”のCBプランの導入も可能となった。

既存のCBプランの多くは、国債の利回りを基準に設定されている。現在の低金利の環境下においては、保証利回りの下限を設定したとしても、その保証リスクは限定的であるが、一方でこの“市場インデックス連動型”のCBプランが採用された場合、その「保証リスク」のインパクトは「金利リスク」の比ではない。既存の年金数理の枠組みを用いて、企業年金のリスクマネジメントを行うことの妥当性について、再考すべき時期に差し掛かっているのかもしれない。

 

http://www.mercer.co.jp/survey-reports/1431920

⇒コラム523 規制緩和されるキャッシュバランスプラン?2012/7/24

以下、抜粋

「キャッシュバランスプラン」の新たな指標として、市場インデックス(東証株価指数等)が追加される。

(中略)

 ここで、「指標はゼロ以上」という条件があるため、株価がプラスの場合は給付に反映され、マイナスの場合は会社が補填するということとなるので、会社にとって、導入するメリットがないどころか、むしろ、株価の大きな変動性により、会社はより大きなリスクを抱えてしまうことになる。

規制緩和を望む関係者にとっては残念かもしれないが、そもそも、給付を約束するという確定給付企業年金制度で株価連動の「キャッシュバランスプラン」とは、確定拠出年金と性格がどう異なるのか、何を約束した給付なのか、その受給権とは何なのかよく議論される必要があるのだろう。企業会計においても、株価指数を指標として選んだような制度の退職給付債務とはどのように測定されるべきか色々な意見があり、退職給付会計の根本的な課題ともなっている。

※「確定拠出年金制度をより魅力ある制度とするには」も参照

                       

 ボラティリティの大きい運用環境に対する対応

予定利率の引き下げを行うことで利差損の発生を抑えることが理想であるが掛金負担の増加に対応できない企業もすくなくない。また、財政検証に抵触し、追加掛金の拠出が困難な企業も多い。そこで、将来の不足金に対応する準備金を構築するために、企業の実情に応じて、積立上限額の範囲内で、掛金拠出ができるようにしてはどうか。また、厚生年金基金でみとめられている当該年度に発生が見込まれる不足金に充当することを目的とした「特例掛金」の設定をDB制度でもできるようにしてはどうか。なお、積立上限額の範囲内であれば過剰損金の問題はないものと思慮する。

 ⇒いまは「特例掛金」がDBでも認められています。出典は、4-69JPAC本のP177より

 また、H21.4でも「特例掛金」の設定の必要性を求めています。

 

 財政運営基準の見直し(第3分冊35頁)

(当時の特例措置(下方回廊方式)の恒久化としていますが、今は特例措置終了のため、参考にできないと思います。)

 

 減額要件の緩和

企業の経営状況等を踏まえて十分に検討した上で、制度を継続する手段として給付減額を実施せざるをえない場合には、適切なプロセスによる労使合意をもって減額変更が可能となるような制度・手続上の要件を見直すとともに、受給権者等についても加入者との著しいアンバランスが生じないよう、例えば、加入者の過去分にかかる給付水準を減額させないようにするなどの要件の見直しを行うことが望まれる。また、安易に制度終了の方向へ進まぬよう制度終了の要件を少なくとも減額変更と同程度以上の要件を設定すべきものと思慮する。

 ⇒【H24.4A】:確定給付企業年金制度の給付減額基準に関する所見を求める問題

 【H22.4A】:確定給付企業年金制度の給付減額を実施する場合の現状の取扱いについての問題点とその改善策

【年金数理人会H22.6】:厚生年金基金および企業年金基金のそれぞれの受給権者減額及び基金解散に対して、見直しに関する所見を求める問題

【第4分冊23頁、法令198頁】

 

 魅力ある制度設計の構築

DB制度の魅力は、「終身年金」の設定が可能なことであるが、一方で長生きリスクなどを企業が負担することになるため、導入している企業は多くない。終身年金を設定しているDB制度に対する制度上あるいは税制上の優遇措置を設けることで、企業の終身年金設定に対するインセンティブを作っていく必要がある。この場合、DB法だけで解決する範疇ではなく、公的年金制度およびそれにかかる税制も含めた検討が必要である。

DCでも、通常、5年以上20年以下の有期年金となっているが、運用している商品が終身年金を提供する場合はその限りでない。(JPAC 142頁より)

 

あとは今週の勉強会でブラッシュアップ!?

ではでは、また。失礼いたしました。 m(_ _)m 

 

2013年7月13日 (土)

「先生のあさがお」 (南木佳士著) を読んで

“本屋さんのにおい”ってありますよネ。

その“におい”に誘われて、ちょっと寄ってみたところ、南木氏の新刊文庫本を発見!

思わず中も見ずに買っていました・・・

南木氏の本、ついに11冊目となりました!

本書は、2009年~2010年、南木氏、58歳~59歳のときのエッセイ 3編をまとめたものとなります。

 

ここで、これまでの10冊を整理しておきます。

「生きのびるからだ」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-ec55.html

「急な青空」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/post-0947.html

「神かくし」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-8c2c.html

「冬の水連」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-b87b.html

「冬物語」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-a118.html

「医学生」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-2011.html

「ふつうの医者たち」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-89d0.html

「からだのままに」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-4bca.html

「ダイヤモンドダスト」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-56ab.html

「阿弥陀堂だより」

http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-3bc4.html

 

ところで、「先生のあさがお」・・・・う~ん、残念ながら読み切れませんでした。

(´-`.oO (なんでだろう…?)

なんとなくで恐縮ですが「神かくし」のときと同じく、著者南木氏がその時々に感じたままを、そのままに、あまり読者を意識せずに?あまりまとまりを意識せずに?(すいません・・・)語られているように思いました。

 

内容というよりも、印象にのこるところを記録しておきたいと思います。

 

南木氏夫婦は“吉田拓郎”のファンであること! イイですネ!

 

カンボジア難民救援医療団にいたときのことを振り返り、

≪カンボジア≫ だれにもわかりやすい原始共産制の理念を掲げて親米政権を倒し、カンボジア全土を制圧したポル・ポト派による自国民の虐殺はまず王国時代の特権階級から始まり、医者は最初のほうに殺されたらしい。撲殺、銃殺、絞首とそのやり方はさまざまだったが容赦なく完璧で、カンボジアにはまったく医者がいなくなった・・・

わずか30年と少し前の『現実』です。酷い独裁者はいつの時代にも出てくるのでしょうか・・・

日本が高度経済成長のときに、別の国では、ドイツヒットラーのときと同じことが繰り返されていた『現実』。

絶対にあってはならない、繰り返してはならないことだと思います。

 

もう10年も前、優秀な女性研修医がいたが、彼女はひとの生き死にが、じぶんの判断の微妙な狂いで左右されるこの仕事の“剣呑さ”に耐えられず、菓子を焼く勉強をするため外国に行き、いまは日本のどこかでケーキを焼いている。その女性研修医が、小さい頃、母がミシンを踏んでいる横の縁側でひなたぼっこしながら絵本を読んでいた時がいちばんよかったなあ、と語ってくれたことがあった。

 

(解説より)

鶴見俊輔は「その他の関係」という風変わりな題をつけた文章のなかで、通り抜けるものとしての人生について語っている。

自分は、かつて家のなかで有名な「者」であった。その記憶を大切にする。そして、やがて自分は「物」となって、家族の者にとってさえ見知らぬ存在になっていくという覚悟をして、そして物としての連帯に向かってゆっくりと歩いていくという覚悟をもって、家を一つの過渡期として通り抜ける。それが重要じゃないんでしょうか。

 

う~む。難しいですネ。なんとなくわかるような。でも、やっぱり分からないような。

 

それでも、感謝です! ありがとうございました! m(_ _)m


 

「龍馬史」 (磯田道史著)を読んで

これまで、坂本龍馬については、司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」、マンガでは、原作:武田鉄矢氏、作画:小山ゆう氏の「おーい、竜馬」をさら~っと読んだことがあるくらいでした。

人気のある本だと思うのですが、人気のほどに「坂本龍馬」という人物にそれほど思い入れが起きませんでした。

 

その理由が、この「龍馬史」を読ませていただいたことで、少し分かったような気がします。

当然、スゴイ人物だとは思うのですけどネ。

 

僅かではありますが、「坂本龍馬」についてメモしておこうと思います。

 

最初に、「龍馬」と「竜馬」、正しいのは、「坂本龍馬」だそうです。

「坂本竜馬」というのは、司馬遼太郎氏が小説「竜馬がゆく」で使いました。

彼としては、あくまでフィクション、物語の主役として、坂本龍馬とは違うという意味で「坂本竜馬」としたのだそうです。

今日では学者の方でも「坂本竜馬」と使う人がおり、どちらでもイイ、とされているそうです。

 

坂本家は高知トップクラスの豪商であり、のちに坂本龍馬自身も日本で最初の商社といわれる亀山社中を組織していますので、その血脈は受け継がれているのかもしれません。

 

龍馬という男がもつ二つの側面について。

一つは、物事を自ら果敢に実行する実践家としての側面。

もう一つは、周りの環境に合わせて思想を変えてゆくという柔軟さ。

こうした二面性を持つことが、一介の藩士、あるいは一介の浪士にすぎなかった龍馬が時代を動かす原動力となり得た大きな要因だったと言えるでしょう、と。

 

1867年、坂本龍馬率いる海援隊が大洲藩から借用していた船「いろは丸」が、紀州藩船明光丸と衝突して沈没しました。

このとき龍馬は事故の責任は明光丸側にあるとして、御三家のひとつ、紀州藩を相手に損害賠償交渉を行います。このとき龍馬は、交渉を有利に運ぶため、『船を沈めたその償いは、金を取らずに国を取る』という歌を作り、長崎の町に流行らせて世論を味方につけようとしたとされています。龍馬のしたたかな交渉術を感じさせる逸話です。

交渉には、途中から土佐藩の後藤象二郎が加わるようになり、最終的には薩摩の五代友厚の調停で、紀州藩は事故の責任が明光丸側にあったことを認めて交渉は妥結。龍馬は結果的に83,526両もの巨額を賠償させることに成功します。

この金額はいろは丸が積んでいた鉄砲類の金額を加えた額なのですが、近年、鞆の浦沖でいろは丸とみられる船体の引上げ調査がなされたところ、積荷とされていた鉄砲類は発見されなかったそうです。おそらく、交渉を有利に運び、少しでも多くの賠償金をせしめるための龍馬の「はったり」だったのでしょう。これもまた、龍馬の商人的な手練手管や、権力や武士を恐れない精神を如実に表している話だと思います。

また、当時、海援隊を仕切っていた一人に元紀州藩士の陸奥宗光がいました。彼は明治20年代になると出世して外務大臣として日清戦争の講和条約を結ぶほどの大物になりましたが、この時期は龍馬の下で働く若者の一人でした。

彼の父は国学者で紀州藩の要人でしたが、藩内の争いに敗れ失脚した人物でした。龍馬は、陸奥の情報を元にして紀州藩の痛いところも弱いところも全部つかんだ上で交渉に臨んでいた可能性があります。使える情報網はすべて使うところも龍馬が「タフネゴシエーター」である所以です。

 

最後に、坂本龍馬暗殺の原因として、

裕福な家柄出身に起こりやすい? 大胆不敵な行動、恐いもの知らず、そして口の軽さがあるそうです。

倒幕派でありながら、暗殺された日も、幕府藩邸永井尚志玄蕃頭のところへ行ったり、さらに、当時、宿は各藩邸とするのが、夜の危険から身を守る術となるにもかかわらず、「土佐藩邸は狭い!」ということで、近くには佐幕派もたくさんいる「近江屋」に宿をとっています。

前年には、奉行所の役人をピストルで撃って殺傷事件もおこしています。

これは、京都伏見の旅館寺田屋に長府藩士の三吉慎蔵とともに投宿していた龍馬は、伏見奉行所が派遣した捕り方の急襲をうけます。「薩摩藩士の宿に無礼するな!」と一喝し、高杉から贈られたピストルで応戦し、隙を見て脱出する、ということがありました。

ここで、さらに龍馬はもう一つのミスを犯しています。

あわてて逃げたため、関係書類や文書などを、伏見奉行所によって押さえられてしまったのです。龍馬がさらに幕府から危険人物視されることになります。

坂本龍馬は、無血開城への歴史に関わったとする一方で、武力倒幕も意識したところがあったそうです。

これら一つ一つの原因が重なることにより、幕府側大阪見廻組の一部の者の逆鱗に触れてしまったようです。

そして、坂本龍馬最期の夜が訪れることとなります。

 

本の中では、時の人である、中浜万次郎(ジョン万次郎)、老中阿部正弘、巨魁藤田東湖、官僚川路聖謨も出てきました。

 

大変興味深く読むことができました!

ありがとうございました~!


Ryoumaden3

2013年7月 6日 (土)

『年金法令基礎勉強会』

今週73日(水)は年金法令基礎勉強会でした。

平日はどうもいつも遅刻ですいません。(;;;´Д`)

 

JPAC黒田社長のご厚意により会議室を借りての勉強会。

 

今回は、「The企業年金BLOG」のtonnyさんに、リアルで初めてお会いすることができました~。

↓そのtonnyさんのブログです。年金情報満載です。

http://dbdc.seesaa.net/

 

いつもいろいろな年金情報をありがとうございます!感謝!m(_ _)m

 

勉強会では、tonnyさんがまとめられた「厚生年金基金の制度改正に係る解説」をもとに、ご説明をいただきました!

 

さらに、mahさんがまとめられた「年金1 過去問ワークブック DC・退職給付会計編」と、勉強不足の自分に刺激を与えていただけました。

 

どちらの資料ともアク研HPです!

http://pre-actuaries.com/

 

さらに、年金アクチュアリーのとむさんもご参加をいただけました!

 

さらに、actuaryjpさんのtwitterからの情報も一緒に掲載しちゃいましょう!

http://www.tr.mufg.jp/houjin/jutaku/pdf/u201307_1.pdf

 

みなさま、ありがとうございました~! m(_ _)m

 

それにしても毎日が早い。勉強不足、どうしよう。

今回、せっかくの勉強会で質問や意見が出せませんでした・・・よろしくないですネ。

ハンセィ○||_三_||○ハンセィ

勉強会のあとの一杯が楽しみですが、もっともっと美味しくするには、とにかく、もっともっとがんばらねば! (。・ω・)ヾエイ(。・ω・)ヾエイ(。・ω・)ノオー!!!

 

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