「すべては統計にまかせなさい」 藤澤陽介著 を読んで
アク研会長、藤澤さんの本ですネ!
少しでも多く理解できるようにと読み返しました・・・( ̄○ ̄;)!
「統計」、そして「アクチュアリー」について、多くのことが書かれている本だと思いました。
興味のある方は、是非、買って読みましょう!!!
読んでいて頭に浮かんだ本がありました。
「はじめての統計学」(鳥居泰彦著)です。かなり版を重ねている本ですが、これに追いついちゃって欲しいですネ!
盛り沢山でしたが、例えば、ほんの少しですが、読むと次のことが”具体的”に分かりますヨ!!
・本の中では「統計学」と言わず「統計」と言われています。なぜか?
・「PDCA」だけでなく「PPDAC」という言葉がでてきます。これって何?
・行動ファイナンスの「フレーミング効果」って?
・「人口100人でみた日本」は どうなってるの?
・“リスク”を考える際に持っておきたい7つの視点って?
・ガリガリ君の当たる確率って、何パーセント?
・クリティカル・シンキングも体感できます!
・海抜ゼロメートル以下の国土をもつ“オランダ”でオランダの物理学者ヘンドリック・ローレンツの研究成果に基づき堤防が造られた話って?
・「極値理論」、「破産理論」、「一般化線形モデル」では、損保数理の勉強不足を実感しました。
( ̄◆ ̄;)
損保数理のテキストをちゃんと読まなくては!
それと、
やはり「年金改革の原点」(久保知行著)が読みたくなるのですが、入手困難でざんねんです。
最後に、
「統計」は少しでも進歩した社会ではきわめて必要なものである。しかし使い方にはよほど注意が肝要である。
単に技術に詳しいテクニカルな人が優秀なのではなく、高い倫理観を持った統計実務家がいなければ、世界は再び過ちを起こしてしまうのかもしれない。
と書かれていました。
この点では、心理学者V・E・フランクルも「それでも人生にイエスと言う」のなかで、次のことを言われていした。
戦争、そして強制収容所の話しのなかで、
「『人間性』が問題であることもはっきりしたのです。すべては、その人がどういう人間であるかにかかっていることを、私たちは学んだのです。最後の最後まで大切だったのは、その人がどんな人間であるか「だけ」だったのです。なんといっても、そうです!どんなにおぞましい出来事のなかでも、そして、強制収容所の体験の中でも、その人がどんな人間であるかがやはり問題でありつづけたのです。」
人は一生学び続け、『人間性』も研き続けるとこが大切なのかな、と思いました。
みんなで読みましょう!!!
ありがとうございました! m(_ _)m
今から、藤澤さんの2冊目がとても楽しみです!
(* ̄ー ̄*)
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