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2014年12月

2014年12月30日 (火)

「わたしの人生案内」 源氏鶏太著 を読んで

 

源氏鶏太氏(1912年(明治45年)419日~1985年(昭和60年)912日)、戦後から高度成長期にかけてのユーモアに溢れたサラリーマン小説(「停年退職」、「三等重役」など、実家の親父の本棚で見たことがありました。読んではいないのですがネ・・・)で著名な小説家だったと思います。自身も現在の住友不動産で25年間サラリーマン生活をされていて、総務部次長職の1956年に小説家に専念するために退職をされています。

 

「わたしの人生案内」は、1982年のエッセイのようですので、ちょうど70歳のときの作品となるようです。

 

「お気に入り」を記録しておきます。

 

「念念今日」とは、仏教の言葉で、ただ今日のことだけを一所懸命に思っていればよい。過去にくよくよしたり、また、明日のことを思いわずらう必要もない、と言う意味のように聞いている。

私は、過去にノイローゼ(現代で言う「うつ病」と思っています)に三度もかかっている。精神的には弱い男である。そういう私にとって、この言葉をときどき口にすると、なんとなく心に落ちつきが出来て、仕事ができた。

気が滅入ってくると、ニヤリと笑い、そして、「念念今日」、と何度もつぶやいてみることにしている。それによって、救われている。

次に私を救ってくれた言葉は「廓然無聖(かくねんむしょう)」という言葉であった。これも仏教の言葉で、武帝が、「仏教の奥義とは」と達磨さんに質問したら、「廓然無聖」と答えたのだそうだ。

「廓然無聖」とは、空の空、つまり何もないということである。空がからりと晴れ上がっていて、そこには無限があるだけだ、と言う意味であろうか。無限とは無に通じている、この言葉もまたある期間の私の心の救いになった。

ここで、Webによると、

・悟りの境地を一言で表わした語として知られる。「廓然【かくねん】」とは台風一過の青い空のように晴れやかでさわやかな境地であるそこには汚れた迷いや煩悩はひとかけらも無い、そればかりか尊い悟りさえない。そこはあらゆる言葉を絶した絶対的無一物の世界だ。山川草木・花鳥風月は皆 今もその世界で生き生きといのちを輝かせている。

・「碧巌録」にある言葉で、大悟(だいご)の境地には「聖人」と「凡夫」、「仏」と「衆生」との区別はないということ。

 

出世なんかどうでもいいとしても、“仕事が自分を一人前の人間にしてくれるのだ”、ということだけは忘れないでもらいたい。

 

子ども叱るな来た道じゃ、としより嫌うな行く道じゃ。

 

島崎藤村は、

ユーモアのない一日は、極めて寂しい一日である。」といっている。

林語堂は、

「人間の英知とは、現実に夢を加え、更にユーモアを加えることである。」といっている。

 

内村鑑三は、

「完全なるホームを作るのは、完全なる人を作るがごとく難し」

そして、ハイネは、断定している。

「結婚、いかなる羅針盤もかって航路を発見したことの無い荒海」

 

筑前聖福寺の住職仙崖和尚の「老人六歌仙」」

しわがよる ほくろができる 腰まがる 頭が禿げる ひげ白くなる

手はふるえ 足はよろめく 歯は抜ける 耳はきこえず 目はうすくなる

身に添うは ずきん襟巻 杖めがね 湯たんぽおんじゅく しびん孫の手

聞きたがる 死にともながる 寂しがる 心は曲がる 欲ふかくなる

くどくなる 気短かになる 愚痴になる 出しゃばりたがる 世話やきたがる

またしても 同じ話に 子を誉める 達者自慢に 人はいやがる

 

多くの老人は、健康か、金か、家族関係のことで苦しい日々を送っている。が、つらく悲しく生きているのは自分だけでないと思うことで、いくらかは救われるかもしれない。

その上で、周囲の人々に敬愛されるような老人になる努力が大切だと思っている。

 

なるほど、なるほどね~。

ありがとうございました。

m(_ _)m

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2014年12月28日 (日)

忘年会!

週末は中学時代からの友人と二人で「忘年会」!

お互いに、まだまだ教育費(エンジェル係数)がかかるとき。

たまには?息抜きということで、久しぶりに新宿で飲みました!

 

待ち合わせの時間まで、新宿のせんべろビア&カフェ?の「BERG」でちょっと一杯してみました。今年2度目。ビール一杯324円はイイですよネ。

一つのビジネスモデルとして「新宿駅最後の小さなお店ベルク」という本まで出版されているんですね。驚きでした。

ちなみに、読んではおりません・・・( ̄Д ̄;;

 

その後、5年振り位ですが、ごま料理の居酒屋「ごまや」で一杯、二杯、三杯、と飲みものは、プレミアムが一応リーズナブルなので、よかったのですが、本命の「ごま料理」の味が落ちているネ・・・という二人の感想でした。\(;゚∇゚)/

 

次にやきとり屋の「すみれ家」へ、こちら料理はおいしかったのですが、ちょっとせんべろではありませんでしたネ。でも料理はよかったです!( ̄▽ ̄)

 

まだ、「仕事」、「勉強」が途切れることなく続くところですが、仕事も、勉強もなかなか厳しい状況が続く二人の中高年世代。

加えて、二人の親父が、ともに今年「要介護1」になるなど、いろいろとありますが、中学時代からの友人は、よくもわるくも?気が置けない仲間として、とても楽しいひとときを過ごすことができました!

 

ありがとうございました!

m(_ _)m

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2014年12月23日 (火)

システム品質向上のために

システム障害が起きる度に、“システム品質強化”と称して評価プロセスを付け加えていくことで、“システム品質評価プロセス”が複雑になることがあるように思っています。

そのうちに、

“形だけ”になりがちなプロセス(ソフトウェアレビュー)が生じることもあるかもしれません。

結果として、実質が少ないのに、とっても複雑な“システム品質評価プロセス”ができることがあるように思います。

 

ソフトウェアレビュー(以下、レビュー)とは、『設計ドキュメントをはじめとした各種ドキュメントやソースコードを人が読み込んで、その問題点を見つける作業』のことです。

 

ソフトウェアテスト(以下、テスト)と混同されがちですが、両者には大きな違いがあります。レビューは、プログラムを動かさずに(静的に)、ドキュメントやソースコードを人が目で追って問題点、すなわち潜在的な不具合を発見しますが、テストはプログラムを動作させながら(動的に)、不具合を発見します。

 

つまり、レビューはプログラムが動作する前の状態──要件定義や設計などを含め、コンパイルや実行ができない段階でも問題点を発見できるのです。これがテストとの大きな違いです。また、レビューとテストは、どちらか一方を使うと他方は使えないというものではなく、相補的に使うものであり、それぞれを適切に実施することが大切です。

 

「なぜレビューをするのか?」、それは、以下4つの「目的」に集約できます。

 

1.開発中のソフトウェアの潜在的不具合(エラー)を早期に見つけて、その後の作業を円滑化し、修正コストを低減するため

2.ソフトウェアの保守性や可読性を高め、次のバージョンを開発するときに再利用しやすくすることで、次のバージョンの開発コストを低減するため

3.プロジェクトメンバー間の情報共有や新しいメンバーへの教育のため

4.現在の設計や実装の代替案がないかを考える場として

 

ウォーターフォール・モデルのように、段階的に詳細化が進んでいく場合、要件定義段階での誤りがテストで発見されると、再設計や再コーディングを要する場合が多く、「初期工程での誤りほど、修正コストが大きくなる」ことが知られています。その点、レビューは要件定義が終わった段階で行うことができます。要件定義の成果物である要求仕様をチェックし、その段階で潜在的不具合を取り除けるため、再設計や再コーディング、そのためのコストも必要なくなる、というわけです。

 

そして、レビューで最も大切なのは「目的意識」だそうです。

しっかりとした「目的意識」を持ち、何を重視するかを決め、そのために、どのような準備をし、どのような手順で行うのかを考えることが、レビューを生かす前提条件となるそうです。

 

そして、レビューにおいて、エラー指摘の記録も非常に重要になるようです。

“確実な記録”こそが、品質・コストに貢献すると言われています。

 

さらに、

「レビュー会議」の4つのポイントがあるようです。

1.「指摘内容を項目ごとに分けて記入する、記入フォーマットの整備」

2.「取りこぼしなく、きちんと記録できているかの確認」

3.「レビュー会議進行中の指摘内容の確認」

4.「レビュー会議終了間際の指摘内容の見直し」

そして、指摘内容を、その場で全員が確認できる環境を作ること

 

「品質特性」について

品質特性は、ソフトウェアの品質を定義し、評価するために用いられるソフトウェアの属性の集合

品質特性はさらにいくつかのレベルに品質副特性として詳細化される。JIS X0129-1 では、「機能性」、「信頼性」、「使用性」、「効率性」、「保守性」、「移植性」の6つの品質特性を定義している。

 

たとえばリアルタイムシステムでは、通常、トランザクションの集中する時間帯にリクエストされたすべてのトランザクションを能率よく処理するための性能が求められる。また、公共の対話型システムでは誰でも利用できる使用性が求められる。システム・ソフトウェアに求められるクリティカルな特性は、適用分野によって実行速度、使用性、セキュリティ、信頼性など多様である。

 

メトリクス(品質測定法)

「品質測定法」は、要求された品質特性あるいは品質副特性を備えている度合いを定量的に測定するための尺度及びその測定方法(測定値を求めるための関数やその計算方法も含まれる)をいう。

 

※「メトリクス(metrics)」とは、韻律学、作詞法という意味の英単語。また、測定基準、尺度、計量、距離などを意味する名詞“metric”の複数形。分野や対象を表す名詞に伴って、「~の尺度」「~の測定法」「~の計量法」などの意味を付加する接尾辞でもある。

様々な活動を定量化し、その定量化したデータを管理に使えるように加工した指標のことです。 簡単に言うと、何かしらデータを収集して、そのままの形ではなくて、計算や分析を加えてわかりやすいデータ(数値)に変換したのが「メトリクス」です。

 

最後に、

『システム・ソフトウェアの品質を向上させるためには、西欧の言葉でいう“銀の弾丸”(特効薬)はない。』

と言われているそうです。

やはり、個のシステム品質評価スキルを継続して高めていき、常に「目的意識」を持ち、定量的に評価できるシステム品質評価プロセスを築いていくしかない。

「目的意識」を誤ると、実態のないものになっていく。

 

心しておかなければ!

 

m(_ _)m

2014年12月21日 (日)

B野さんと今年もせんべろ忘年会!!

毎年の年中行事と化している「ア試験」が終わりました。

同志のみなさん、大変お疲れさまでした!!

自分は出来を語れるレベルではありませんが、あきらめずに次回も受ける気持ちを残して試験を終えました。(^-^;

ハリスさんの前半予想問題は見事でした!10点分位は出題されたのではないでしょうか。なので、10点は取れたと思いますが・・・。\(;゚∇゚)/

 

そういう意味でもB野さんに「忘年会」のお声かけをいただき、大変ありがとうございました!

m(_ _)m

場所は「吉祥寺」で、昼過ぎからのスタート!

 

1軒目は、腹ごしらえということで、あの「孤独のグルメ」で五郎氏も訪れたことがある、駅前すぐにある「天下寿司」へ。(「孤独のグルメ」では「天国寿司」となって出ているようです)

 

昨年も訪れましたが、早くて、安くて、美味い!の三拍子が揃った“回転寿司”。

“回転寿司”といっても、お寿司が回っているというよりも、その場で注文して、すぐに握ってくれて、出来立てを出してくれるのがほとんどで、生ビールと共に、とっても美味しくいただきました!

本当に“せんべろ寿司屋さん”です!ありがとうございました!

 

2軒目は、せんべろ定番の「いせや総本店」へ。

ここでも生ビールと共に“焼き鳥”を美味しくいただきました。

それにしてもいつも混んでいますネ!

 

3軒目は、ここもせんべろ居酒屋と言えるでしょう!お刺身、鍋は新鮮で美味しくてリーズナブル。とくに日本酒は自前ということもあり、マス酒で200円はスゴいと思いました!

 

酔いも十分に回り、お腹もいっぱいとなりました~。この後に「ラーメン」という予定もありましたが、お互いにとても食べれなそう、ということで、また次回に持ち越しとしました。

 

とても充実&楽しいひと時をありがとうございました!

 

昨年いただいたブックカバーとペンケースは、いまも大事に使わせていただいております!今年はマグカップをいただきまして、ありがとうございました!

 

来年は、日々の仕事は大事ですが、無理の無い範囲でプラスアルファとして「結果」にこだわりたいと思っています。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 

ありがとうございました!m(_ _)m

「孤独のグルメ」より

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そして、少し早いですが、メリークリスマス!

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2014年12月 6日 (土)

「永遠のディーパ」 垣根涼介著 を読んで

これは、“君たちに明日はない”シリーズのパート4となります。

 

次の4編で構成されています。

・勝ち逃げの女王

・ノー・エクスキューズ

・永遠のディーパ

・リヴ・フォー・トウデイ

 

「勝ち逃げの女王」は、航空会社の勝ち組CAのこと。会社はJALの想定ですよネ。

「ノー・エクスキューズ」は、破綻した証券会社のOBのこと。想定は、山一證券ですネ。

「永遠のディーパ」は、楽器メーカーのリストラの物語

「リヴ・フォー・トウデイ」は、ファミレスのリストラ、スカイラークを想定されていますネ。

 

毎回、勉強になります!m(_ _)m

 

単行本のときの表題は「勝ち逃げの女王」でしたが、文庫化では「永遠のディーパ」に改題されています。なんとなくわかる気がしましたヨ!

どれも興味深く読めましたが、あえて言うと「勝ち逃げの女王」以外の3編が印象に残りました。

 

まず「ノー・エクスキューズ」について、

山一證券は1997年に廃業をしています。

T生命も1999年に経営破たん・・・(あ痛っ!!)。C生命、K生命は2000年、似ています・・・

 

当時、当然に驚きはありましたが、「君たちに明日はない」の意識は希薄だったように思います。

 

物語では、次のことが書かれていました。

 

バブルが崩壊したあとのこの日本で、五十を目前にした人間がちゃんとした再就職をすることが、その人の内面、屈辱や焦燥、苦痛、失望、あるいは(こんなはずじゃなかった)という絶望を含めて、いかに大変かを。

「自分の人生がどう転んでも、言い訳をしない。泣き言を言わない。家族にも、むろん他人にも、たとえやせ我慢でも、です。つまりは、『ノー・エクスキューズ』潔さ、ということでしょうか。」

そして、

主人公の真介とその恋人陽子との会話で、

「自分が所属する企業に、ブランドや優越意識を感じる時代は終わったってこと?」

「時代のせいじゃない。元々そんなもの感じていることに、なんの実質もなかったってことかなあ。ようはさ、どんな企業に勤めて、どんな役職になっているかっていうことより、そこでやっている仕事の、自分にとっての意味の方が大事なんじゃないかなって」

「自分の言葉。」、「自分の仕事。」、「自分の生き方。」

まあ、ゆっくりと自分の答えを見つければいい。

見つからなかったら、それはそれでいい。そういう人生もあるし、それはそれでひとつの答えだろう。

そう自然に思えると、心なしか足取りが少し、軽くなった。

 

***

 

一方、作家であり、哲学者であり、宗教学者でもある ひろさちや氏は、次のことを語られていました。

「倒産した山一證券の社員が失業したあと、その息子や娘が見違えるように明るくなったと言う記事が新聞に出ていました。子どもたちからすれば、企業の飼い犬になって卑屈になっているおやじより、真に人間らしい父親のほうが好きなんですよ。まさに“禅の教え”の実践です。ひじょうにいいことです。企業の中で自分の将来を考えるよりも、しっかりと“毎日”の幸福を考えるようにすればいい。“現在”の幸福を考えればいいのです。そもそも“未来”が読めないのは当たり前です。イスラム教徒に言わせれば、未来は神の思し召しのままなんです。“禅の教え”である「莫妄想、余計なことを考えるな!」です。

 

もちろん“努力”を否定はしませんが、現在のじぶんを否定した上でなされる“努力”はまちがった努力だと思います。それと、他人を意識してなされる“努力”もです。

 

***

 

“君たちに明日はない”では、毎巻、その最初に次の言葉かそえられています。

 

「明日への鐘は、その階段を登る者が、鳴らすことができる」

 

「行動」と「好きなことや他者貢献への努力」は大事でしょう!前向きに行きましょう!

 

そして、「いまが大事!」、「生きているうち、はたらけるうち、日のくれぬうち」。

 

m(_ _)m

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