「49歳未経験すっとこ介護はじめました!」 八万介助著 を読んで
面白かった!というよりは、考えさせられましたネ。
著者49歳、両親が二人共要介護1、そのとき父親が、散歩中に“顔面スライディング”をしたとあり、
父親が“顔面スライディング”は、うちも一緒だな~と。
そして、「あとがき」には、53歳になられたとき、
両親の認知症も進み、放置しておけない状況になったので、今年Uターンして、実家近くの施設に転職することになりました、と。
うちの父親が“顔面スライディング”したのが、今からちょうど2年前。
81歳の誕生日の時なので、忘れられないですネ・・・
そして、あと2年もすると、著者と同じような状況になるのかもしれません。
「内容紹介」より
経済的に困窮した49歳の男性まんが家がようやく見つけた仕事は、介護施設の認知症棟の介護ヘルパー。若い女性職員たちに虐げられ、未経験の過酷な仕事に悪戦苦闘、さらに彼には両親の介護の問題もふりかかって・・・!?
実際に働いたからこそわかる介護の仕事の実態や裏話、そして働く喜びを、軽妙な絵とノリでエッセイコミック化!
「まえがき」より
これはエッセイ漫画というより、人生を賭けた体験漫画です!私の人生つねに体験漫画です!
49歳!!
この年齢で新しい就職先を探すのは普通の会社員をやってきた人でも難しい時代・・・
ましてや経歴が「売れない漫画家」では、世間さまは人間扱いしてくれません。
ニートやフリーターで今生活している若者のみなさんは「歳をとったらど~なるんだろう!?」と恐怖でガクブルしていることと思いますが、そんな若者の未来の一つの姿が今の私です。
未経験のすっとこオヤジが、ほかの社会とちょっと違った介護の成果に飛びこんで、どんな風に悪戦苦闘するか・・・この漫画を読んでたのしんでいただければ苦労した甲斐があったというものです。
よかったです!勉強にもなりました!
ありがとうございました!
m(_ _)m
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