「キネマの神様」 原田マハ著 を読んで
薦められて読んでみました!
一応、「映画」も好きなので、面白いかなとも思いました!
よかったのですが、本の中にでてくる、ほとんどの「映画」、観たことがありませんでした~!
マ~、ようやくこの数年、年2本ほど、観るようになりましたが、それ以前の約20年近くは「映画」、観てなかったですからネ~
(p´□`q)゜o。。
この本の中で、いちば~ん!にしている映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」(1988年、イタリア)!
観たことが無い!!
是非、名画座等の映画館で観てみたいと思っていますが、上映はしていないようです。
(u_u。)
ほかにも、是非、映画館で観てみたいと思った「映画」
「テルマ&ルイーズ」、「ワーキング・ガール」は、働く女性の物語
「自転車泥棒」
「或る夜の出来事」
「カサブランカ」
「ライフ・イズ・ビューティフル」
「時をかける少女」のアニメ版
昔の日本の「ゴジラ」
「Always 三丁目の夕日」
「フィールド・オブ・ドリームス」
「父親たちの星条旗」
「硫黄等からの手紙」
「アメリ」
「戦場のピアニスト」
「イングリッシュ・ペイシェント」
「Shall we dance?」のアメリカ版、日本版は観ていますヨ!
ここで、「キネマ」と「シネマ」の違いについて、
「キネマ」とは、1895年にアメリカでエジソンが発明した初期映画用映写機のキネトスコープを改良してファンタスコープやヴァイタスコープが発明され、キネトスコープや発声式映画用映写機のキネトグラフを語源として生まれたキネマトグラフという活動写真や映画を意味する言葉の略称のことです。
「シネマ」とは、1895年にフランスでリュミエール兄弟が発明した映画用映写機のシネマトグラフの略称のことです。また、シネマトグラフの公開が映画発祥の日の定説になっています。英語とフランス語の違いがありますが、共に映画を指す言葉であり、日本では、1896年11月25日に神戸でキネトスコープが先に上映されました。大正時代には、音の響きが大正ロマンの世相に合ったため好んでキネマが使われていましたが、戦後に開発されたシネマスコープの影響もあって「キネマ」ではなく「シネマ」が一般的に使われるようになりました。
アメリカ生まれの「キネマトグラフ」から生まれたのが「キネマ」
フランス生まれの「シネマトグラフ」から生まれたのが「シネマ」
キネマもシネマ語源的には同じ言葉で、アメリカ経由とフランス経由で発音が異なっていたようです。
あと、主人公 円山歩(あゆみ)39歳独身女性、その父親円山郷直(さとなお)79歳は、父娘で映画好きだが、父親はさらにギャンブル好きで借金を繰り返し、家族に迷惑をかけてきた。
そのギャンブル依存症を家族総力で直そうとする中で、医者から言われた言葉
「79歳ですか。もう、どうにもなりませんねえ。そこまでのお歳になると、ちょっとやそっとじゃ性癖は変えられませんからねえ。もしもなにかほかに趣味があれば、それを促進して差し上げるのがいいかと。極力ギャンブルから気を逸らすような環境を作ってあげてください」と。
「なるほどネ~」と思いました。
自分も中高年、なかなか仕事のスタイル・・・、真面目とは言われても、要領がよろしくない、リーダーシップが無いなどしみじみ感じておりますが、なかなか変えられませんネ~
そして、もとキャリアウーマンの歩が過去の自分を振り返るとき、
「あの頃の私。大企業の課長職に就いてちやほやされ、周りとことも、家族のこともちっとも気にも留めずに、ぬくぬくと“温室”の中で生きていた。
映画を観て、誰かに伝えたくてむずむずする思い。くすぐったいのに、涙がこみ上げてくるような。そんな気持ちのかけらも、あの頃の私には無かった。」
自分にもなんとなくわかる気がします。とくに30代、いい意味では、仕事が面白くて、時には認められたりもして。 一方で、仕事以外のことが目に入らなく、見えなくなっていたかもしれません。
そして、一会社の中で、仕事をどれだけ一生懸命やっていても、それは「温室」の中だと思えたりします。
ありがとうございました。
m(_ _)m
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