「面倒だから、しよう」 渡辺和子著 を読んで
「置かれた場所で咲きなさい」
Bloom where God has planted you. (神が植えたところで咲きなさい)
に続いて、渡辺さんの「面倒だから、しよう」も読みました!
「置かれた場所で咲きなさい」と似たところもありますが、とくに印象に残ったところを!
「面倒だから、しよう」
“お金”が大切であり、必要なものであることは、しみじみ経験もしています。でも、“お金”の多寡が人の心の、幸せの尺度でもあり得ないことも知りました。「人はパンだけで生きるのではない」のです。自分自身の弱さを知りながら、情欲に打ち勝って、人間らしく、主体性を持って生きる。心の充足感で生きるのです。
人には皆、苦労を厭い、面倒なことを避け、自分中心に生きようとする傾向があり、私もその例外ではありません。しかし、人間らしく、よりよく生きるということは、このような自然的傾向と闘うことなのです。したくても、してはいけないことはしない。したくなくても、すべきことをする。自由の行使こそは、人間の主体性の発現にほかなりません。
安易に流れやすい自分と絶えず闘い、面倒でもする人、倒れてもまた起き上がって生きてゆく人を育てたいのです。
そして、
「今」を確実に生きる!
夢を持たずに、ひたすら目標にむかって努力する生き方もある。
自分が選んだ道を一歩一歩踏みしめていこう!
“夢を持たずに”
と言うところ、印象的ですね!
先日は、「それでも僕は夢を見る」を読んだばかりですが、その両方に矛盾は無いように感じています。
夢は必ずしも叶うわけではない。
その中で、夢を持ち続けることで、モチベーションを維持する人。夢を描かなくても、日々精進できる人。それぞれだと思えるからです。
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老いてなおできること、それは、ふがいない自分を、あるがままに受け入れ、機嫌よく感謝を忘れずに生きること。
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誰が言ったかではなく、
何が言われたか、何が問題か、に中心を置く。
犯人捜しをしていても問題は解決しない。冷静になり、「問題」の本質を見極めることが大事!
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「愛」とは、能率や効率を考えないもの
看護の原点は「看」の字が示すように、温かい手とまなざしであることを忘れてはいけない。
忙しすぎたり、便利なものに囲まれていると、つい機械的になってぬくもりのある言葉を忘れやすい。
参考:こちらは「置かれた場所で咲きなさい」のブログです!
http://life-insurance2.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-1c82.html
とってもよかったです!ありがとうございました~!
m(_ _)m
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