「和菓子のアン」 (坂木 司著) を読んで
よかったです!
こちらも癒される物語でした!
そして、
読み終わった後は、間違いなく“和菓子”が食べたくなります!
主人公は、梅本杏子(うめもと きょうこ) 18歳。身長150センチ、体重57キロのポッチャリタイプで通称アンちゃん!
彼女は、大学に行きたいって思うほど勉強が好きじゃないし、かといって専門学校に行くほど好きなことも見つかって無い。いきなり就職っていうのもピンとこなかった。
そこで、高校を卒業後、せめてバイトでもしながらピンとくる何かを探そうと『和菓子舗 みつ屋』でアルバイトを始める。そんなアルバイト先を舞台にした物語!
『和菓子舗 みつ屋』には、個性タップリの人たちが!
見かけは上品なのに中身にはおっさんが住んでいる椿店長
知識豊富な職人志望のイケメンだけど心は乙女(ゲイではないけどゲイっぽい)な立花さん
華奢で可愛らしい顔立ちの女子大生と思いきや実は元ヤンだった桜井さん
それでも、最高の職場だと思いましたヨ!
“仕事は楽しく!”を実践している職場、とても大事ですよネ!!
そして、印象に残ったフレーズをご紹介!
ずっとずっと昔から、時間は途切れなく続いている。その時間の別名を「歴史」と言う。
だとすると、いつか私だって自動的に歴史の一部となる。本には残らない名もなき人生だと思うけど、食べることで“お菓子”を次の世代へ残していけたらいい。名も無き“おはぎ”はきっと、私のような人に支えられて歴史の波を超えてきたのだから。
※「源氏物語」の中にも“おはぎ”が出てくるとのこと
初詣のときには、
お賽銭を投げて眼を閉じる。毎年祈るのは“世界平和と家族の健康”。だって、“世界が平和”なら多分私も幸せだと思うから”。
これ、イイですネ!!!
よかったです!面白かったです!
最近、続編「アンと青春」が出たとのこと!
ありがとうございました!
m(_ _)m
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