「世界から猫が消えたなら」(川村元気著) を読んで
最近、映画化された本(「植物図鑑」、「レインツリーの国」)を続けて読んでいますが、これも映画化されている本ですネ!
今回はブックオフで見つけて、読んでみましたヨ。
物語は、
ある日、余命宣告をされた郵便配達員、三十歳のボクの前に自分とそっくりな悪魔が現れる。
一日、命を延ばすのと引き換えに、この世界から何か一つ消すことを持ちかけられる。
そこで、
電話が・・・
映画が・・・
時計が・・・次々と消してゆく。
「何かを得るためには、何かを失わなくてはならない」
そんな苦い哲学を含んだ寓話。(解説より)
とても母親思いのボクは、4年前に母親を病気で亡くしていた。
父親とは仲が悪い。もともとは仲良しな家族だったはずだ。三人で食事にも行ったし、旅行も行った。ただボクと父は、特に理由もなく、長い時間をかけて、その関係の根を腐らせていったような気がする。
その後、「愛する」とは「消えてほしくない」ということが、分かった。
そして、父親に対する気持ちも和らいでいった。
ボクは消すことを止める・・・
ボクの命の火が消える前に、父親に会いに行こう!
会いに行くところで、
~The End~
う~ん、家族の愛の物語、そして、家族みんなは猫が好き!と言うところと思いますが、なにか物足りなさを感じるのは自分だけでしょうか・・・
残念ながら、映画は観ることはないと思いますが、ありがとうございました~!
m(_ _)m
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