マザー・テレサ 愛と祈りのことば 渡辺和子訳
マザー・テレサの「語録」となります。訳をされた、渡辺和子さんは「置かれた場所で咲きなさい」、「面倒だから、しよう」を書かれていましたネ!
マザー・テレサが来日されたときに、通訳も務められていて、スゴイですね~!
そこで、お気に入りを記録!
ちなみに、自分はクリスチャンではありませんが、とても良かったです!
注がれる神の愛に心を開いてください。神はあなた方を優しく愛していてくださいます。そして、神からいただいたものは、錠をかけてしまい込んでおくものではなく、人々と分かち合うためのものなのです。貯めれば貯めるほど、与える機会を失ってしまいます。持ち物が少ないほど、人々と分かち合うことも易しくなります。何かをくださいと神にお願いするとき、同時に寛大な心にしてくださいというお願いもしましょう。
男女を問わず、自分のお金をかに貯めるかで悩んでいる人々は、“真の貧者”です。もし、自分の手許にあるお金を他人に与えようとするなら、その時、その人は富者、“真の意味で豊かな人”になれるのです。
私たちにとって、「清貧」とは自由を意味しています。全きの自由です。神の愛の宣教者たちが所有しているものは、財産としてではなく、使用しているものとしてのみあるのです。
私たちは忙しすぎます。だから“お互いに見つめ合う時間”も、“互いにほほえみ合う時間”も持ち合わせていないのではないでしょうか。
大切なことは、たくさんのことをし遂げることでも、何もかもをすることでもありません。大切なことは、いつでも何に対しても“喜んでする気持ち”があるかどうかなのです。貧しい人々に奉仕しているとき、私たちは神に仕えているのだと確信していることなのです。
今日、世界中の国々は国境警備に努力を払い、工夫を凝らしています。しかしながら、同じ国々は、そのようにして守っている自国の内部で、人々がどれほど貧困と苦しみのために淋しい思いをしているかについてはほとんど知っていません。彼らの努力をこれら無防備の人々へいくばくかの食物、避難所、医薬、衣類に振り替えていたなら、世界は必ずやより平和で、より幸せなものになることでしょう。
私たちのために十字架上で死に給うたキリストの姿から、私たちは、「苦しみ」と言うものは大きな愛と、考えられないほどの寛大さに変容しうるということを、確信できるようになりました。
神が私に望んでいらっしゃるのは、事業を成功させることではなく、忠実に生きることなのです。
神に相対して生きているとき、大切なのは「結果」ではなく、「忠実さ」なのです。
「傲慢さ」は、すべてを壊してしまいます。イエスのように生きる秘訣は、“心の柔和で謙遜な人”になることです。
「愛は近きより」ということを忘れないようにしましょう。
何でもない「ほほえみ」が及ぼす効果には、計り知れないものがあります。
ありがとうございました!
m(_ _)m
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