« 「逃げるは恥だが役に立つ シナリオブック」(野木亜紀子脚本、海野つなみ原作)を読んで! | トップページ | 2017(H29)年4月、PM試験結果 »

2017年7月 8日 (土)

「政と源」 (三浦しおん著)を読んで

三浦しおん氏の著書は、自分には合うのと、なんとなく合わないのとがありますが、これは面白かったです!

 

共に73歳、幼なじみの堀源二郎こと“源”と有田国政こと“政”との物語。

三浦しおん氏が31歳から35歳の頃にかけての作品ですが、73歳の気持ちを上手に描いているように思いました。

 

“源さん”は、戦争と東京大空襲で親兄弟を失い、小学校を卒業していないが、美人で気立ての良い妻、花枝さんを迎えた。ところが、40代の時に病気で花枝さんも亡くして、天涯孤独となるが、つまみ簪(かんざし)職人として生きてきて、今は、ちょっとおバカな弟子の吉岡徹平と一緒に仕事をしている。

 

“政”は、大学を卒業して銀行に入り、お見合い結婚をして娘二人を授かったが、今は、娘二人は結婚して独立。妻、清子は、定年を迎えた夫を一人置いて、長女夫婦と暮らしている。仕事一筋で過ごしてきた結果でもあるが、今は一人自宅で生活をしている。

 

そんな“政”と“源”とその周りの人たちとの物語でした。

 

元気な73歳を迎えるためのバイブルかもしれません!

ありがとうございました!

m(_ _)m

 

最後に、簪(かんざし)とは、日本人女性の髪を飾った髪飾りのこと。特に江戸時代後期には様々な種類のかんざしがつくられ、髪を飾った。その中に、京都の舞妓や東京の半玉(年少芸妓(芸者の見習い))が身につけるつまみ簪(花簪)がある。現代では舞妓たちが使うほか、子供の七五三の飾りとして使われることが多い。

つまみ簪(花簪)
5916_01_t

Maiko2

41a7fecpv8l_sx341_bo1204203200_

« 「逃げるは恥だが役に立つ シナリオブック」(野木亜紀子脚本、海野つなみ原作)を読んで! | トップページ | 2017(H29)年4月、PM試験結果 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「政と源」 (三浦しおん著)を読んで:

« 「逃げるは恥だが役に立つ シナリオブック」(野木亜紀子脚本、海野つなみ原作)を読んで! | トップページ | 2017(H29)年4月、PM試験結果 »

フォト

最近の記事

2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のコメント

最近のトラックバック

ウェブページ

無料ブログはココログ

Twitter

  • twitter

このブログ内で検索