「午前三時のルースター」 垣根涼介著 を読んで
これは、垣根涼介氏の2000年のデビュー作!
登場人物は垣根氏の経歴に似ている「旅行代理店」に勤務する“長瀬”、彼は得意先の中西社長に孫の慎一郎のベトナム行きに付き添ってほしいという依頼を受ける。慎一郎の本当の目的は、家族に内緒で、失踪した父親の消息を尋ねることだった。現地の娼婦・メイやタクシー運転手・ビエンと共に父親を探す一行を何者かが妨害する・・・・・最後に辿りついた切ない真実とは・・・
疾走感あふれるストーリー展開で、あっという間に読み終えました!
垣根氏34歳頃の作品で、少しギラギラしたところがあり、個人的には「君たちに明日はない」以降のギラギラ感の落ちた作品の方が好きかもしれませんが、これはこれでとても面白かったですヨ!!
また、垣根氏の小説は、男から見て、なにかかっこイイところがあるんですよネ!
ここでは、登場人物ではなくて、登場したクルマなどをご紹介!
“長瀬”の愛車、いすゞ自動車の「117クーペ」
慎一郎の失踪した父親の愛車、いすゞ自動車の「ベレッタGT」とヤマハの「XS1100 midnight special」
m(_ _)m
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