« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »

2017年12月

2017年12月30日 (土)

「武曲」 藤沢周著 を読んで

「武曲(むこく)」とは、北斗七星の中の“二連星”。

 

「連星」とは2つの恒星が両者の重心の周りを軌道運動している天体である。双子星とも呼ばれる。連星は、地球から遠距離にあると、一つの恒星と思われ、その後に連星である事が判明する場合もある。この2世紀間の観測で、肉眼で見える恒星の半数以上が連星である可能性が示唆されている。

 

登場人物は、

「殺人刀」の遣い手と懼れられた父・将造との関係でアルコール依存症となった矢田部研吾。

現在は、警備員をしながら、北鎌倉高校で剣道部のコーチを務める。

矢田部研吾は、北鎌倉高校二年生の羽田融に父親と同じ天性の剣士を見た。

 

“二連星”は、将造と研吾、研吾と融になると思います。

 

そして、“剣道”“禅”は関係があり、「山岡鉄舟」のことが書かれていました。

ここで「山岡鉄舟(18361888)」について

江戸末期から明治の剣術家・政治家。江戸の人。通称、鉄太郎。旧幕臣で無刀流剣術の流祖。戊辰戦争の際、勝海舟の使者として西郷隆盛を説き、西郷・勝の会談を実現させて江戸城の無血開城を導いた。明治維新後、明治天皇の侍従などを歴任。

「臨機応変の妙用は,無念無想の底より来る」(西郷隆盛との会見についての述懐)

 

山岡鉄舟は、

【余の剣法や,ひたすら其の技をこれ重んずるに非ざるなり,その心理の極致に悟入せんことを欲するにあるのみ。換言すれば,天道の発源を極め,併せて其の用法を弁ぜんことを願うにあり。猶切言すれば見性悟道なるのみ】と,「剣禅一如」の実境涯に体達し,かく申されております

 

そして、【剣禅一致】とは、今より、約300年前、沢庵(たくあん)和尚の「不動智神妙録」にある語

“剣道”の究極の境地は,“禅”の無念無想の境地と同じであるということ。

 

【剣道は,剣の理法の修錬による人間形成の道である】という剣道理念を作りました。

これで行けば沢庵和尚の『不動智神妙録』もここであり,“剣”も“禅”も同じく人間形成の道であり,剣禅一如であります

 

“剣”を学ぶ者はまず正脈の師について「剣禅一如」の正法を学び,まず正しく楽しい人間個人の形成,更に仲良き人間社会の形成を目的として修行鍛錬あるべしと,山岡先生の老婆心であります。

 【附して言ふ,此法は単に剣法の極意のみならず,人間処世の万事一つも此規定を失すべからず。此呼吸を得て以て軍陣に臨み,之を得て以て大政に参与し,之を得て以て教育宗教に施し,之を得て以て商工農作に従事せば,往くとして善ならざるはなし。是れ余が所謂,剣法の秘は,万物太極の理を究むると云う所以なり。明治151月 山岡鉄太郎誌】

 

「剣道」がしたくなる物語でした!

 

ありがとうございました~!

m(_ _)m

5199r9ickdl

Mukoku_main

2017年12月29日 (金)

2017(H29)年10月、ITストラテジスト試験結果

残念ながら、またも「不合格~」!!!

 

午前1は昨年基準点をクリアしたので、今年は免除!

午前2は76点で基準点クリア!

午後1も80点で基準点クリア!

最後の午後2で論文評価「C」となり、結果「不合格」!

A」が合格となります。

論文評価「C」は「内容が不十分である」とのこと

 

どうも論文(所見)系がダメなようですネ!

 

来年のモットー「生きているうち、はたらけるうち、日のくれぬうち」で!

中高年、めげずに頑張ります!!

次は4月の「プロジェクトマネジャー(PM)試験」へ!

 

m(_ _)m

 

2017年12月24日 (日)

「Operation Z」  真山 仁著 を読んで その2

ここでは「社会保障関係費」の国庫負担をゼロとした場合について、

“社会保障版マーシャルロー(戒厳令)計画”としてでてきます

生活弱者を中心の救貧対策として、

日本社会本来が持つ“互助の精神”を有したコミュニティづくりを再構築する

 

ここで、「上杉鷹山」を思い出しました。上杉鷹山は、1700年代中期~1800年代前期の江戸時代中期~後期の人物。

財政難だった出羽国米沢藩の第9代藩主となり、2度の改革で米沢藩の再建を図った人物ですが、その改革の中で、村同士の助け合い、相互扶助として行われた「五ケ村組合」を創っていますネ。


もう少し具体的には、次のことが書かれていました

「生活が苦しいお年寄りに対しては、通常通りに年金を給付し、余裕のある方からは、支給額の何割かを国がお借りするような仕組みです。健保の方は、片親世帯などで、保険料滞納で保険証を取り上げられるような事例を精査し、もっと積極的な生活支援をしてサポートする体制も取ります。限られた予算だから有効に使おうという考えを徹底することです。」

「憲法25条(すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する)を堅持しながら、負担できる人には負担をいただき、相互扶助で支え合う社会を目指す」

 

物語の中では、上記政権は解散総選挙となり、そこで敗れて散っています。

 

今の私たちに“警鐘”を鳴らし、一人一人が「考えること」を示唆されているように思いました。

 

そして、物語の中では、真山さんと同じような経済小説家が登場し、おそらく真山さんの言葉を代弁しているのだと思いました。

「小説を読んで何か行動したことがあるかね」

「ないだろ。君のように大ファンで、頭もよく行動力のある男ですら、それだ。だから、私の警鐘は、言ってみればドン・キホーテと同じだ」

「いくら国を良くしようと頑張っても、様々な業を抱えている人間の弱さが邪魔をするから心してかかれと警告もした。誰かがそれを言わなきゃならないのなら、私は命ある限り叫び続けようと思っている

 

ありがとうございました!!

m(_ _)m

51v45u85a7l_sx345_bo1204203200_

2017年12月23日 (土)

「Operation Z」  真山 仁著 を読んで その1

世界の国々は4つのタイプに分類できる。

「豊かな国」「貧しい国」、そして「日本」「アルゼンチン」である――。

米国の経済学者ポール・サミュエルソンが1990年代に好んで語ったという。

 

米欧の先進国の暮らしや産業のレベルが高いことは、誰から見ても明らかだ。途上国や新興国の人々の苦労を知らない者はいない。けれども、天然資源が乏しく第2次世界大戦で国土が荒廃した「日本」が、なぜあれほど経済的な成功を収めたのか。素人にも納得できるように説明できる経済学者はいない。

 

同じように、世界中がうらやむほど豊かな自然環境と資源に恵まれた「アルゼンチン」が、どこで何をどう間違えて、これほど落ちぶれてしまったのか。これまた原因は何かと問われて、明快に答えられる専門家は見当たらない。ケインズ学派と新古典経済学を統合した経済学の泰斗の目にも、「日本」と「アルゼンチン」は不思議の多い国と映っていたに違いない。

 

その後、「アルゼンチン」2001年に約1000億ドルの債務の返済ができなくなり、最初のデフォルト(債務不履行)に陥った。

そして、「日本」は、これからどうなるのか!?

 

真山さんの「考え方」は、土光さんに近く「行財政改革」に切り込んでいきます。

 

具体的には国家予算の半分以上を占めている厚生労働省、総務省を対象に、税金による「社会保障関係費」と「地方交付税交付金」をゼロとすること

 

ここでお勉強!総務省の主管する「地方交付税交付金」とは

「地方交付税」とは、本来地方の税収入とすべきであるが、団体間の財源の不均衡を調整し、すべての地方団体が一定の水準を維持しうるよう財源を保障する見地から、国税として国が代わって徴収し、一

定の合理的な基準によって“再配分”する、いわば「国が地方に代わって徴収する地方税である。」

地方交付税の総額は、所得税・法人税の33.1%(平成27年度から)、酒税の50%(平成27年度から)、消費税の22.3%(平成26年度から)、地方法人税の全額(平成26年度から)とされています(地方交付税法第6条)。

そして、“再配分”される分が「地方交付税交付金」と言われている。

 

上記を踏まえると、本来“地方税”に当たるのであれば、ゼロにすることはおかしいわけですが、不均衡な調整をせずに交付した場合でも自助努力で維持できる地方は問題ないが、そうでない地方は“国家”同様に赤字を続けている以上、考える必要がある、と言っているように思いました。

 

おそらく真山さんは少々?極端な考え方を示しながら、読者も考えてみてください、と言われているように思いました。

 

次は「社会保障関係費」について、続く・・・・

 

m(_ _)m

Yka88img1200x9001510657661t6sbbp208

2017年12月17日 (日)

「債務残高対GDP比」とは!?

ア試験、お疲れさまでした!

今は、気分転換のとき!?

 

それでは、

「債務残高対GDP比」とは、国や地方が抱えている借金の残高を国内総生産(GDP)と比較して考える指標。経済規模に対する 国・地方の債務の大きさを計る指標として、財政の健全性を図る上で重要視される

 

→(債務残高)÷(GDP

 

“プライマリーバランス均衡時”には、債務残高は利払い費分だけ増加する。この利払い費は、「債務残高×金利」として計算される。 したがって、“プライマリーバランス均衡時”の債務残高は、金利の水準に比例して増大していくこととなる。

他方、GDPは経済成長率に比例して増減していく。

 

このため、「債務残高対GDP比」全体の変動は、「金利」と「経済成長率」の水準によって左右される。以上を整理すると次のとおり。

“プライマリーバランス均衡時”では、

・金利 > 成長率 ⇒ 債務残高対GDP比は増加

・金利 = 成長率 ⇒ 債務残高対GDP比は一定

・金利 < 成長率 ⇒ 債務残高対GDP比は減少

よって、「債務残高対GDP比」を確実に引き下げるためには、プライマリーバランスに一定の黒字幅を持たせる必要がある。

 

「プライマリーバランス」がフローの指標と呼ばれ、

「債務残高対GDP比」がストックの指標と呼ばれている。

 

残念ながら、「債務残高対GDP比」も悪化の一途!!

ギリシャよりも悪い!!結局、赤字を垂れ流している状況と言えます!

 

暦年  2012   2013   2014   2015   2016 

日本  215.4   220.3  226.1   229.2  232.4 

米国  111.4   111.4  111.6   110.6  111.4 

英国  111.2   106.4  116.8   116.4   115.5 

ドイツ  86.3     81.4   82.1   78.5   75.0 

フランス 110.5   110.1  119.1   120.1  121.3 

イタリア 138.1   145.0  158.7   160.7  159.9 

カナダ   95.9    92.3   94.6    94.8   94.8 

ギリシャ 166.2   182.0  181.3   190.0  200.0

(財務省HPより)

 

少なくとも「GDP」が日本の“体力”とするならば、それに見合う借金とすべきで、GDPの成長率を上回るスピードで借金をするのは、将来にハイパーインフレを招くか、そうでなければ、益々生活が苦しくなると思いました

 

「オペレーションZ」(真山仁著)読了!

真山さんは「えっ、そこまで!?」と言う視点から切り込まれていました!

次回は、その感想を!

 

ありがとうございました!

m(_ _)m

 

« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »

フォト
2018年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最近のトラックバック

ウェブページ

ライフネット生命

無料ブログはココログ

Twitter

  • twitter