超訳 菜根譚 人生は決して難しくない(境野勝悟著)を読んで
境野氏の著書はこれで5冊目、
・心がスッーと晴れる一日禅語
・道元「禅」の言葉
・超訳 般若心経
・老子・荘子の言葉100選
に続く5冊目になる!
とても僕には心地よかった!
「菜根譚」は、明の時代(1368年~1644年)末期の人、洪自誠(こうじせい)の著書。
儒教、道教、仏教の教えを融合して、生き方の極意をとても要領よくまとめている。
「菜根譚」の「菜」は野菜、「根」は大根、「譚」はお話。つまり、お野菜と大根さんのお話となる。
「菜根譚」は、野菜や大根のように、身近で、気楽に打ち解けて、親しく読める。
「菜根譚」には、大切な今日一日を、どんな心持ちで生きたらいいのか、身近で、すばらしくて、素敵な知恵が詰まっている。
すべて良かったですが、いくつかをご紹介!
一日一回、必ず「笑う時間」をつくる
毎日を淡々と生きているのが、いちばんいい
「なにごともなかった日」こそ「最高の一日」
「落ち込む」のはいいが、「投げやり」にならない
お世話や親切は“しっぱなし”でいい(お礼やありがとうを求めない!)
あいさつのできない人は「なにもできない人」
相手の「無礼」に振り回されない(無礼は気にしない!)
「ありがとう」というと苦悩が消える
「問題意識」がありすぎると行動が鈍る
「命を削って働く」のは、愚かなこと
「どうぞ、お先に」は、最高の人間関係のコツ
困ったときは「いま生きていることに感謝」
「持たない暮らし」が不安を減らす
逆に来れば、順に受く(逆境の生活を恵まれた生活と受け取る)
いまのあなたを支えているのは「昔の苦労」
まじめな人より、ウマの合う人とつき合う
「人を動かす」のは、並大抵のことではないと知る
ひどい言葉には「あたたかい言葉」でお返しをする
「礼」にはもっとも人間らしさが出る
人生は、前半より後半に勝負をかける
一週間に60~80時間、休日もなく、自分のためにだけ寸暇を惜しんで働き続けるだけでは、人間の「風格」と「器量」は、育ち難い
みんなで同情(共感)し合って、仲よくやること
人生が「たった一度きり」なのを忘れるな
若い人から多くを学ぶ(老いても進取の心を忘れない)
「喜怒」は、相手を見てする(相手も喜ぶように喜ぶ、相手が更生するように怒る)
ありがとうございました!
m(_ _)m
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