「認知症の取扱説明書」(平松類著)を読んで
平松氏の「老人の取扱説明書」に続く著書になる。
認知症のひとの問題行動への対処方法が書かれている。その対象は、要支援~要介護の初期の方が中心となるようだ。そのような人を抱えている方には、とても参考になると感じた。
残念ながら、自分のところは、昨年の9月から要介護5(ほぼ寝たきりで中心静脈栄養の状態)となり、嚥下の問題は無くなったものの、それ以上に良くなることはなく現在に至る状態の場合に、参考となるところはほとんど無かった。
それでも『認知症予防策』が書かれていたので、中高年の参考としておきたい!
「老人の取扱説明書」と被らないところを書き留めておこう!
嗅覚は意識して使うと衰えにくい。例えばアロマをたいたり、芳香剤を利用する。食事の際には、お米のニオイ、魚のニオイ、みそ汁のニオイをあらためて嗅いでみる。ニオイを感じれば美味しく食べることにもつながるので、食事でニオイを意識することはいいこと尽くめである。
※高齢の方へアロマグッズをプレゼントすることは効果的!
心筋梗塞や脳卒中を防ぐには、食物繊維、青魚(週3回以上の摂取がよい。サバ、サンマ、イワシ、マグロ(ツナ)など)、納豆、バナナを摂ろう!
肌の機能改善にはビタミンD! 具体的にはヨーグルトまたは牛乳にオリーブオイルを1~2滴、緑茶粉末を小さじ一杯(カテキン、ビタミンEを含む)入れて飲むと、肌の機能が13.3%改善する。
旅行や読書が、新しいものや環境への順応性を高くする!
認知症は生活習慣病の一つと考えている。先日読んだ「老人の取扱説明書」にある予防策と合わせて、自分を含め中高年一人一人が実践、行動をすれば、認知症にならなくても済むかもしれないヨ~!!!
ありがとうございました!
m(_ _)m
« 直木賞作品、海さん推薦「空中ブランコ」(奥田英朗著)を読んで | トップページ | 「50歳からのお金がなくても平気な老後術」(精神科医 保坂隆 著)を読んで »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 瀬戸内寂聴さん(1922年5月15日~2021年11月9日、享年99歳)が51歳で得度される前年に出版、40歳から50歳までに書きためられたエッセイ「ひとりでも生きられる」を読んで(2025.03.16)
- 瀬戸内寂聴さん、70歳のときのエッセイ「孤独を生ききる」を読んで(2025.02.01)
- 瀬尾まいこ氏の著書は「あと少し、もう少し」、「図書館の神様」に続く、約6年ぶりの3冊目、2019年の本屋大賞にも選ばれた「そして、バトンは渡された」を、試験後の癒しとして読んでみました~!(2024.12.21)
- 岩波文庫「読書のすすめ」第14集、岩波文庫編集部編。非売品。最近、読書量が減っているので、薄いけど面白そうでしたので、古本屋さんで200円でしたので、買って読んでみました!うん、面白かった!!(笑)(2024.12.01)
- 新型コロナ禍の2020年6月から2021年6月末まで、朝日新聞土曜別刷り「be」に掲載された、小池真理子著「月夜の森の梟」が文庫化されたので、一気に読んでみた~!(2024.02.16)
« 直木賞作品、海さん推薦「空中ブランコ」(奥田英朗著)を読んで | トップページ | 「50歳からのお金がなくても平気な老後術」(精神科医 保坂隆 著)を読んで »
コメント