101歳、今年3月、入院はされていましたが、前日までお元気で寝ている間に心不全で大往生された吉沢久子氏が100歳から101歳で書かれたエッセイ集「101歳。ひとり暮らしの心得」を読んで
執筆のお仕事を亡くなられるまでされていたこと。
そして、100歳で介護判定を受けても、介護保険は受けずに、言葉は失礼かもしれませんが“ピンピンコロリ”であったように思います!
そんな吉沢久子氏の“心得”を心得ておきたいと思います!
明るく生きるには欲張らないことが大切!
⇒欲張らず前向きに、今がいちばん幸せと思って暮らしていきたい
「日ぐすり」という言葉のやさしさをかみしめる! ※日ぐすりとは“時間”のこと
身だしなみを整えると気持ちが前向きになる!
“能天気”はなによりの健康法!
先々を不安に思うより、今を精いっぱい楽しく!
夫からの教えとして、収入の9割は人のものだと思って暮らす。人との付き合いを大切にすること
「書くこと」は、自分と向き合うこと!
手紙を書く静かな時間は頭がフル回転する、頭の活動時間でもあると思うのです。
昔から「寝食を忘れて」ということばには疑問を持っていました。だって「寝」も「食」も忘れてはなにもできなくなってしまうでしょう。いちばん大切な人間の正常な営みを忘れるのは、異常なときだけだと思うのです。
『しないこと』十訓
1 どんなときも自分らしく、愚痴は言わない
2 世間体は考えず、したくないことはしない
3 大切な人との心のつながりは大事にし、義理のお付き合いはしない
4 人間関係は腹八分目にとどめ、深入りはしすぎない
5 世の中の競争のほとんどがどうでもいいこと。だから人と自分を比べない
6 夫婦も他人。相手に多くを望まない
7 悪口や噂話には、なるべくかかわらない
8 相手を尊重し、人のプライドを傷つけない
9 親しい間柄でも、金銭の貸し借りはしない
10 人のやることに口出しをしない
ひとり時間は次の行動へのステップ
亡くなった女優の北林谷栄さんが「女優を続けることは大変なのよ。今日の力を明日に持ち越すために、どれだけ努力が必要かといつも思い知らされているの」と話してくれたことを、思い返します。
つまり、老いるとは今日できたことが明日できない、ということ。北林さんは舞台中も楽屋に簡易ベッドを持ち込んで、自分が出ないときは少しでも休んでいたそうです。そうやって今日の力を明日につなげる努力をして、1日でも長く舞台に立とうとしたそうです。私はいつもそのことばを思い出し、甘ったれてはいられない、前に進む気持ちを持つことが大事、と自分に言い聞かせています。
社会と関わり、自分の力で暮らす。自分の力で社会を生き抜く力は財産。
どんな立場でも自分の境遇をいつもよりよい方向に向けて切り開いていける力が大切。
化粧品は“小豆島のオリーブオイル”とのこと。これって、きっと宇野千代さんが使われていた化粧品ですね!
『遺言書』の内容は、まず無理な延命処置をしないこと。お葬式をしないこと。それから家や、残っていれば預金の処分についても決めてあります。
生活はシンプルにするのが私たちの年代の考え方です。書棚も食器棚も家具は家に作り付けで、家と一緒に壊すしかありません。私が死んで残るのは本だけですが、これも幸い受け入れて下さる図書館が見つかったので、そのようにお願いするつもりです。
献体の登録もしています。死んでからも社会の役に立てるようにと思うからです。
とてもよかったです!
ありがとうございました~!
m(_ _)m
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コメント
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新しい2020年は、『しないこと』十訓を出来るだけ多く心に留めて過ごして行きたいと思います。
投稿: | 2019年12月31日 (火) 10時44分
新年、明けまして
おめでとうございます!
大晦日から元旦は実家で過ごしてきました。
そして、2020年、スタートしました!
前向きに行きたいと思います!!
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
m(_ _)m
投稿: adler | 2020年1月 1日 (水) 23時18分
明けましておめでとうございます。
元日は家族揃ってお手製の「豪華おせち料理」をいただきました。
朝晩にビールと頂戴した「獺祭」を飲みながらテレビ観戦とのんびりと過ごしました。
2020年は仕事、ア試験勉強、介護お手伝い、銭湯88お湯遍路達成等々に頑張ってください。
期待していますよ。
私はは食生活に気を付けて健康な体に近づくようにと思っています。
今年もよろしくね。
投稿: Bちゃん | 2020年1月 2日 (木) 07時51分
ありがとうございます!
昨日より半人前長男が帰省し、ただでさえ高い血圧が上昇気味です・・・(-_-;)
ふっ~、(´`)=3
投稿: adler | 2020年1月 3日 (金) 20時30分