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2020年3月14日 (土)

雨に日には晴耕雨読!「武士道シックスティーン」(誉田哲也著) ベタな青春スポーツ小説かも!?、爽快な剣道少女たちの青春小説でもあって、一気読み必至!とても面白かったです!

 主人公は二人の剣道女子高一年生!

宮本武蔵を心の師とする剣道エリートの磯山香織、父親も剣道の達人であり、警察官でもあり、とても厳格な父親と、一方で頼りない感じのする母親との間で育つ。夫婦仲は今一つの家族だが、香織の兄は妹を優しく見守っている。

 

中学から剣道を始めた、とても朗らかな(呑気なともいう)西荻早苗。父親が事業で失敗(負け)し、それが原因で離婚した母親、そして、とても美人な姉との間で育つ。それで、勝負事が嫌いになった。

 

育った環境、境遇が全く違う二人が、同じ高校の剣道部で出会い、成長していく物語!

 

勝負事が嫌いになった早苗と事業に失敗した父親との会話

「負ける不安は、いつだってある。いや、負けることだけが不安なんじゃない。人の一生なんて、いつどうなるか分からない、不安だらけのものなんだよ。・・・でもね、お父さんは一つだけ、それに打ち勝つ方法を見つけたんだ。簡単なことさ。それが“好きだ”っていう気持ちを、自分の中に確かめるんだよ。その好きだって気持ちと、勝負の不安を天秤にかけるんだ。不安の方が重かったら、それは、やめといた方がいい。まず勝てないし、負けたら、ものすごく後悔するからな。でも、好きだって気持ちの方が重かったら・・・そのときはもう、やるしかないんだよ。負けたっていい。失敗したっていい。やるしかないんだ。だって、好きなんだから」

 

そして、再起を懸ける父親。そして、早苗の勝負に対する不安が少しずつ和らいでいく。

 

勝負にだけ拘っていた香織も、尊敬する宮本武蔵が、きっと剣術が好き、兵法が好き、剣術が好きだったことに気がついていく。

お互いに意地っ張りな性格の香織と父親との会話

「武士道・・・そう、言い換えてもいい。義、勇、仁、誠、名誉、忠義、克己・・・集約すれば、世のためを思い、他人を敬い、精進を怠らない・・・そういう心得に行き当たる。最低、その三つを忘れなければ、人はどこでも、いつの時代でも生きていける。逆に、その一つでも欠いたら、そいつに生きる資格はない。社会に生きる人間とは、そうあるべきものだ。そして人間には、どんなに小さくても、群れが必要なんだ。…人は誰も、一人では生きられない

 

そして、物語が終わった後の謝辞に

「本作品を書くにあたり、桐蔭学園女子剣道部の皆さまには、貴重なご教示をいただきました」とあった。

息子が同じ系列の桐蔭学園中等教育学校の卓球部出身だが、同じ教育を受けられているのであれば幸いです!

 

ありがとうございました~!

m(_ _)m

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