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2022年1月31日 (月)

土光さんの本、残念ながら現在はほとんど売られておりませんが、新宿の紀伊国屋書店で「土光敏夫 無私の人」(上竹瑞夫著)を見つけました!即買いしました!

 

やっぱりスゴイ人だナ~、と思いました。

少しでも見習えるように精進したいと思います。

 

 

 

土光さん(18969月~19888月)、

1988年8月、91歳で亡くなられますが、19866月まで、臨時行政改革推進審議会会長を務められていました。

一方で、つくば万博(国際科学技術博覧会 19853月~同年9月まで開催)の会長を1978年から務められて、成功を収めている。

更に、母親が創立した橘学苑の校長先生でもあったこと。

ほかにも役職をお持ちだと思いますが、亡くなられる、2年前まで、激務をこなしていたのはスゴすぎます。

 

臨時行政改革推進審議会会長を辞してから約1年後、198712月に冬の寒さに備えるため、東芝中央病院に入院。その後衰弱し、19887月に肝炎を起こしたが、一時回復したが、8月に入り急変し鬼籍の人となった。「老衰」ということであった。

 

戦後の石川島重工業を再建、成長させる。

一方で、吉田茂と同じく、造船疑獄事件(1954年)に巻き込まれていたのですね。

まあ造船業ですもんネ~。

その後、石川島重工業のブラジル進出、

播磨造船との合併(石川島播磨重工業、IHI)へと改革を断行。

 

興味深いのは、ブラジル進出は“ブラジル海軍工廠”からの持ち込み案件に近く、

播磨造船との合併は取引先銀行(第一銀行)からの持ち込み案件でした。

その後の、東芝再建、臨時行政改革推進審議会会長もすべて自ら手を上げたわけではなく、

頼まれて、そして、責任もって引き受けて一生懸命に貢献された、ということです。

 

石坂泰三氏と同じく、サラリーマンの神様ですかネ!

 

 

「臨時行政調査会」とは、

行政改革のため、内閣総理大臣の諮問機関として設置された審議会。略称は臨調。196164年まで池田内閣のもとに置かれた1次臨調と、198183年まで鈴木内閣・中曽根内閣のもとに置かれた2次臨調とがある。

そして、「臨時行政改革推進審議会」とは、「臨時行政調査会」(臨調19811983年 昭和5658)の答申についての政府の対応を監視するとともに、具体的推進のための方策を話し合う機関。

土光さんは、ここに関わり、19866月まで会長を務められた。

その、実施提言は、

赤字国債ゼロ

官業民営化

  国鉄分割民営化

  日本電信電話公社

  日本専売公社

3K赤字(コメ、国鉄、健康保険)の解消

 

現在から振り返り、民営化は推進されましたが、

当時の国の借金は100兆円、今は1,000兆円超!!

さらに2013年から続く異次元的金融緩和、リフレ政策が今も続いています。

 

昨年202110月、財務省の現役事務次官が警鐘を鳴らしましたが、当時と全く真逆を推進!

 

当時は、土光さんを始め、鈴木善幸首相、その後、中曽根首相へ、後藤田正晴官房長官、永野重雄日商会頭、本田宗一郎氏、井深大氏、牛尾治朗氏、瀬島龍三氏、中山素平氏、そして、もちろん経団連も当時日本経済を牽引していた方々が一丸となって推進しました。

 

その成果として、国の借金は(一時的に)減少し、1985年から1992年まで、プライマリーバランスを黒字化させました。

 

ところが、土光さん亡き後、日本はタガが外れたようにおかしくなりました。

 

19859月プラザ合意(ドル安にしてアメリカ製品の輸出をしやすくするため、ドル高を引き下げる各国との協調合意。)

これにより、各国の中央銀行は保有するドルを大量に売り出すことで、円が回収されて、円高が急激に進展しまった。

そこで、公定歩合を引き下げた。

公定歩合引き下げにより、企業は土地神話も重なり大借金をしてでも投資を行うようになる。

これは、バブル後の金融機関の不良債権問題につながった。

そして、円が大量に流通して、土地、株価が高騰する。

もう止まらない・・・異常な『バブル』へと向かってしまった。

中身は泡なので、1989年の日経平均38,915円をピークに弾けて、1992年には20,000円を割る。その後、20,000円代を回復するのは、異次元的金融緩和による2017年の25年後となった。

この辺りで異次元的金融緩和を止められなかったのだろうか。物価は上がらなかったが・・・

 

今も続く異次元的金融緩和、リフレ政策による円のバラマキ、どのような結末となるのか・・・

忍び寄る物価上昇。土地も高くなってきています・・・

 

懸命に考えて、考えて、考え抜いて、行動に移していく必要がありますね。

 

「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが、平凡な人であっても、協力し合えば、優れた知恵が出るかもしれませんし、その方が永く続くのかもしれませんねえ~!

 

「東芝」を再建した石坂泰三氏、その後の土光敏夫氏、二人とも強烈なカリスマ性をもった人物だと思います。

一方、カリスマ性のある人物に頼ると、その後が続かないことは「東芝」が証明してしまった!?

土光氏は1972年まで東芝の社長をされていましたが、その当時、自ら「東芝100年のためのシーダー(種をまく人)」と宣言をされていました。

あれから50年。東芝は最大の危機・試練を迎えていますね・・・

 

サラリーマンであった時の石坂氏が貢献したの第一生命60歳のときに太平洋戦争が原因ではありましたが、経営責任をとって辞任。

土光氏の貢献したIHI66歳のときに会長へ退き、新たに田口社長へ引き継ぐ。翌年、東芝へ。

第一生命、IHI、ともに今も超優良企業として存続しています。

カリスマ性のある方は、引き際も肝心なのでしょうか・・・難しい・・・

 

 

~~~本書より~~~

人間、特に男にとって、よけいなアクセサリーは、要らんというのが僕の持論です。会社の仕事で、『ムダ、ムリ、ムラを排除せよ』と、合理化を要求している者が、自分の日常を律せられぬようでは、説得力がない。自分の身の周りも、極力合理化せよということです。

一言で云えば、体力の続く限り、自分のことは自分で始末しなさい、と。誰もがやっていることなのに、重役とか社長とかいった身分になると、何を勘違いするのか、急に身辺を飾り立てたがるようになる。これ、どう考えてもおかしいよ。

 

問題はむしろ積極的に発掘するほどの、積極性が欲しい。厄介を抱えるのは、誰でも辛いが、しかし、それを実行するクセがつくと、それはそれで楽しいものだ。

問題が生じるからこそ進歩があり、問題発生はむしろ歓迎すべきことである。それをみずから発掘することに、喜びを感じるようになれば、その人は間違いなく、本物である。

そんな人物が増えれば増えるほど、組織は活性化し、会社は加速度的に伸びていく。苦労をいとわぬ気風を持った会社は強いのだ。

 

社長は雲の上の人であってはいかん。私はざっくばらんが好きだから、社長室のドアをつねに開けていた。

 

~~~~~~~~~~

 

 

ありがとうございました!

m(_ _)m

 

 

Oip

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