脳科学者で「恋愛は錯覚、だから楽しい」と言われた”中野信子さん“の本を読んでみたいナ、と思っていたところ、ブックオフで『あなたの脳のしつけ方(目からウロコの「実践」脳科学』をゲット!読んでみた~!!
著者 中野信子氏は東京大学工学部応用化学科卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。医学博士。2008年から10年までフランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務。脳科学、認知科学の最先端の研究業績を一般向けにわかりやすく紹介することで定評がある。著書に『サイコパス』『不倫』(いずれも文春新書)などがある
また、美人でもあって、興味がありました~!
幸せホルモン「オキシトシン」、「セロトニン」、「ドーパミン」について
「オキシトシン」は「愛情ホルモン」とも呼ばれています。 家族や友人への愛情や幸福を感じストレス解消、アンチエイジングにも効果があります。記憶力アップ、他者への信頼がアップ、免疫力強化、健康向上するなどの効果があります。
「オキシトシン」を増やすことで「セロトニン」も増えます。
「セロトニン」は実はホルモンではなくて脳内に分泌される神経伝達物質です。
「セロトニン」は、自律神経のバランスを整える働きでイライラやストレスを減らすので「ストレス対策幸せ成分」と呼ばれます。
「セロトニン」が不足すると、睡眠不足になったり、心のバランスが崩れて気分が鬱々となりがちです。
「 ドーパミン」も、中枢神経系に存在する神経伝達物質です。
やる気を出したり喜びや快楽、意欲をもたらす働きがあるので、ホルモンではありませんが「幸せホルモン」と呼ばれたりします。
なお、「ドーパミン」が増えすぎると過食やアルコール依存や買い物依存など依存症状に繋がるので注意も必要
よって、「セロトニン」を増やすと「ドーパミン」を制御して精神の安定に導きます。
「オキシトシン」の増やし方
1瞑想する
2仲良しの友人や家族との触れ合いやハグ
3ペットとの触れ合い
4可愛い動物や赤ちゃんの動画や写真をみる
5ぬいぐるみなど癒されるものを触る
6食事や友人との会話を味わい楽しむ
7他者貢献、見返りを求めない心で親切にする
8自分にとって良い香りのエッセンシャルオイルを嗅ぐ
9好きな音楽や映画を見る
10野菜や卵、肉、魚などバランス良い食事をとる
11からだが触れ合うスキンシップを図る
☆「セロトニン」を手っ取り早く脳内に分泌させるのに有効なのが、“湯船につかること”
入浴でセロトニンが増えるのかはまだハッキリとは分かっていませんが、“心地よいと感じること”がセロトニンの分泌にひつようなのではないかとも言われています
ほか「セロトニン」の増やし方
1「セロトニン」の原料になる「トリプトファン」を多く含む食べ物を摂ること。
但し、実際にセロトニンが合成されるまではしばらく時間がかかります。そこで、
2太陽の光の中で散歩すること
3「オキシトシン」を増やすこと
「トリプトファン」とは、必須アミノ酸のひとつで、食事から栄養分として摂取しなければならない成分です。牛乳から発見され、乳製品や大豆製品、ナッツ類などの様々な食品中のたんぱく質に含まれています。精神を安定させ、鎮痛作用を持つ神経伝達物質の原料となります。
「トリプトファン」の健康効果
・不眠を解消する効果
・アンチエイジング効果
・鎮痛効果
・集中力、記憶力を高める効果
・月経前症候群(PMS)を改善する効果
納豆、豆腐、味噌、豆乳、チーズ、ヨーグルトなど、バナナ、赤みの魚、ナッツ、そば、魚卵、卵、きのこ、海藻類など
他にも色々あるけれど出来るだけ植物性からとったほうがより効果的とも言われています。
理由は、動物性タンパク質に含まれるBCAAというアミノ酸がトリプトファンを脳へ取り込みにくくするからとのこと。
「ドーパミン」の増やし方
「ドーパミン」を増やす成分は、アミノ酸の「チロシン」です。
多く含むのは乳製品の中のカゼインというタンパク質です。例えばチーズが発酵食品なので健康にもよくておすすめです。
他では大豆食品にも「チロシン」が含まれています。
納豆、豆腐、豆乳など食べるといいですね。
大豆製品も乳製品も「セロトニン」の原料となる「トリプトファン」も多く含みましたね。
だから、「幸せホルモン」を増やすには、大豆製品や乳製品は効果的といえます。
「幸せホルモン」のこと以外にも
・集中力を高めるためには柑橘系の香りがよい
・キリが悪いところでやめる。そうすると、脳はバックグラウンドで働いている。やり切ったことよりも達成できていないことの方が、より強い印象として残る、これを「ツァイガルニック効果」と呼びます
・脳の構造上、「やる気は、やり始めてから出る」ようになっているのです!
また、
「女性はセックスをすると、その男性のことが好きになってしまう」と言われますが、脳科学的に考えると本当です。セックスをすると、男女ともにオーガズムにより脳の直下にある「下垂体後葉」というところから「オキシトシン」が脳内に分泌されます。このオキシトシンは“愛情ホルモン”とも呼ばれ、相手に対する恐怖心や警戒心を解き、信頼性や絆を深める作用があるため。要は気持ちのいいセックスをすると、2人の愛情や絆が強まるのです。さらに女性は子宮頚部に刺激を受けることで、そのオキシトシンが出やすくなると言われています。
但し、“恋は盲目”の期間はだいたい3年くらいだと言われます。
人間は動物でもあることから、女性は自分の遺伝子を残そうとするために、たくさんバラまく、とんでも男子を好きになってしまうことがあるそうです。
それを理性でどこまでコントロールできるのか!?
中野氏はテレビ等では、日本の“一夫一婦制”に無理があることを、男女ともに、浮気、不倫が尽きないことを含めて、言われていましたネ!
人間が本当に欲しいものや、生きるうえで本当に必要なものは、時代を経てもそれほど大きくはかわらない。だから、いま必要なアイデアも、必ず過去の誰かが思いついているはず。今起こっているのと同じような問題を、必ず過去の誰かがなんらかの形で解決しているはずなのです。
そこで非常に有効になるのが、歴史を知ることです。たとえば、本を読んだり、ドキュメンタリー番組を観たり、あるいは自分がいる会社や業界の歴史を振り返って勉強することです。
そういった過去のアイデアなり解決法を、目の前の問題と結びつけてアレンジすること。そういった柔軟性こそが、アイデアがある人、ない人の大きな分かれ道だと思います。
いうなればアイデアは“思いつくもの”ではなく、「過去から拾ってきて応用するもの」と言えるでしょう!!
そして、
「よく人に話すこと」がアイデアが次からつぎへと出てくる脳への仕掛けになるのです!!
ありがとうございました!
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