« 『ねじの回転 February Moment』、「ニ・ニ六事件」を題材とした、恩田陸さん2002年、38歳のときに書かれた物語となります | トップページ | 9/20の華金の夜は、アラ還男子による親睦会をたまプラーザの「大喜楼」で開催!三人は入社同期、そして、先輩と後輩の5人での久しぶりの乾杯でした!翌日9/21は、なんとか暑さを避けて、お昼過ぎから大先輩と吉祥寺で一献、またも還暦を祝っていただきました~(≧◇≦) 汗~!! »

2024年8月31日 (土)

台風10号が日本に席巻してくる中、今年10作目「ラストマイル」を鑑賞!! ちょっと!?考えさせられる運送・流通の社会問題をテーマにしたエンターテイメント映画でしたネ~!『MIU404』、『アンナチュラル』とコラボしたシェアード・ユニバース映画(128分)でもありました!

≪あらすじ≫

11 月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界規模のショッピングサイトから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。

やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく…。

巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャーの梨本孔(岡田将生)と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。

誰が、何のために爆弾を仕掛けたのか?

残りの爆弾は幾つで、今どこにあるのか?

決して止めることのできない現代社会の生命線。世界に張り巡らされたこの血管を止めずに、いかにして、連続爆破を止めることができるのか?

すべての謎が解き明かされるとき、この世界の隠された姿が浮かび上がる・・・

 

主なキャストは、

世界規模のショピングサイトの関東センタ長 舟渡エレナ役に満島ひかりさん

転職して2年、関東センター チームマネジャ 梨本孔役に岡田将生さん

エレナの上司で、ショッピングサイト日本代表、五十嵐道元役にディーンフジオカさん

運送会社・羊急便の委託ドライバーの親子役で、火野正平さんと宇野祥平さん

西武蔵野署毛利刑事役、捜査一課 刈谷刑事役のコンビで、大倉孝二さん、酒向芳さん

運送会社・羊急便の関東局局長 八木竜平役に阿部サダヲさん

5年目まで関東センターで働いていたが、自殺に追い込まれて植物状態の山崎佑役、中村倫也さん

その彼女 筧まりか役、仁村紗和さん

 

本作品は、マーベル映画のように、シェアード・ユニバースとなっています。

シェアード・ユニバース/シェアード・ワールドとは、小説や映画において複数の作者によって物語や世界観、登場人物を共有して創作される作品群のこと。

 

『アンナチュラル』からは、石原さとみさん、松重豊さん、井浦新さん、市川実日子さん、窪田正孝さん、飯尾和樹さん、竜星涼さん、薬師丸ひろ子さん

MIU404』からは、綾野剛さん、星野源さん、麻生久美子さん、橋本じゅんさん、前田旺志郎さん、金井勇太さん達もご出演をされていました!

 

本映画は、バッドエンド要素を入れられていましたネ。トラックドライバーの過重労働・人材不足は2024年となった現在も課題であり、観客一人一人に考えさせるためなのかもしれません。

 

現実では、20244月からトラックドライバーの時間外労働の960時間上限規制と改正改善基準告示が適用されました。これは、労働時間が短くなることで輸送能力が不足することになります。

また、2024524日、ネット通販大手アマゾンの配達員が、業務委託先の下請け業社に対して、計11682万円の残業代の支払いを求める訴えを横浜地裁に起こしています。

 

タイトル『ラストマイル』とは、物流においてお客様へ荷物を届ける過程の最後の区間を意味しています。

 

その物流業界において、

過剰労働、過剰ノルマによって、センター内で自殺を図り植物状態となった。

その復讐のため、物流を麻痺させようとして、関係のない人たちを巻き込む無差別爆弾テロを起こすことは、全くもってよろしくないと思いました。

 

羊急便から業務委託されている佐野親子は一つ届けることで150円、受け取ってもらえなければ一銭にもならないという過酷な労働環境でした。

佐野親子は大企業や中小企業とも違う個人事業主として、『ラストマイル』での国民の目線を表現しているとも言えます。

届けなければ報酬はもらえないのに、上の指示で出荷停止を命じられたり、顧客から断られたり。雨の中、休み時間を削ってでも配送を続ける姿が、使われる立場に置かれてしまった者にも、そう、すべての人間に“人生”があることを感じさせてくれます。

 

ラストでは、エレナは自分の仕事が嫌になり退職、その次のセンター長はが引き継ぐ。

それでも、ブラックフライデーは毎年やってくる。

運送会社の賃金も一個150円から170円に上がっただけだ。

『ラストマイル』は、ハッピーエンドではなく、どちらかと言えばバッドエンドと思いますが、少しずつ前に進むとも言えなくはない・・・・・

 

本作を観て、「再生巨流」(楡周平著)を想い出しました。

こちらもクセのある主人公でしたが、物流の課題をロジスティックスで改革した点では成功物語だったように思いましたが、
物流の課題は、今もなお続いていることを痛感しました!

 

ありがとうございました!

m(_ _)m

Lastmile1

« 『ねじの回転 February Moment』、「ニ・ニ六事件」を題材とした、恩田陸さん2002年、38歳のときに書かれた物語となります | トップページ | 9/20の華金の夜は、アラ還男子による親睦会をたまプラーザの「大喜楼」で開催!三人は入社同期、そして、先輩と後輩の5人での久しぶりの乾杯でした!翌日9/21は、なんとか暑さを避けて、お昼過ぎから大先輩と吉祥寺で一献、またも還暦を祝っていただきました~(≧◇≦) 汗~!! »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 『ねじの回転 February Moment』、「ニ・ニ六事件」を題材とした、恩田陸さん2002年、38歳のときに書かれた物語となります | トップページ | 9/20の華金の夜は、アラ還男子による親睦会をたまプラーザの「大喜楼」で開催!三人は入社同期、そして、先輩と後輩の5人での久しぶりの乾杯でした!翌日9/21は、なんとか暑さを避けて、お昼過ぎから大先輩と吉祥寺で一献、またも還暦を祝っていただきました~(≧◇≦) 汗~!! »

フォト

最近の記事

2025年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28  

最近のコメント

最近のトラックバック

ウェブページ

無料ブログはココログ

Twitter

  • twitter

このブログ内で検索