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2024年10月

2024年10月19日 (土)

新書系に偏っているためか、今年は読書量が少ない・・・今回は久しぶりに『勇気ある言葉』、遠藤周作氏(1923/3~1996/9 享年73歳)が昭和49/1974年7月~同50/1975年12月まで著者51歳から52歳のときに毎日新聞に連載されたパロディ本、面白本を読みました~!

遠藤周作氏(1923/3/271996/9/29)は、佐藤愛子氏(1923/11/5~)と友人であり、学年は一つ上になりますが、同じ1923年生まれ同志となります。

                                                                

「パロディ」とは、オリジナルの慣用句などを愛のあるユーモアで茶化したものを言われます。

 

「ホラが峠をきめる」

「嘘から出たまこと」のようにパロディにしていましたが、本当は「洞ヶ峠をきめる」で、織田信長の死後、明智光秀と秀吉との雌雄を決する合戦を前にして、大和の大名、筒井順慶が山崎近くの洞ヶ峠まで軍を進めてどちらに味方するか迷ったという故事からきた言葉です。

結局は秀吉方についた武将として知られています。

 

「憎まれっ子、世にはびこる」、本当は「憎まれっ子、世にはばかる」(いろはカルタ)です。人に憎まれる男ほど世の中で大きな顔をしているという意味です。

 

「物言わぬは腹ふくるるわざ」、腹がふくれることではなく、本当は「覚しきこと言わぬは腹ふくるるわざ」と言い、知っていることを黙っているのは不快であるという意味。兼好法師「徒然草」からの出典になります

 

「風鈴なっても暑さ変わらず」

部屋は一向、涼しくないのに、音だけ涼しげ。涼し気な音を聞いて、肉体だけではなく、気分だけでも涼しげにしようという独特の日本的な知恵。

かつて、三木内閣の時に、風鈴内閣と呼ばれたそうで、その時に三木総理は

「わたしは風鈴ではありません。ルーム・クーラーまではいかぬが、必ず部屋を涼しくしてみましょう」と言われたそうです。

 

「明日という日があるじゃないか」

聖書には「明日のことを思い煩うなかれ。今日のことは今日にて足れり」、さらに

トルコには「明日できることを、今日するな」

これは、怠けろということではなく、今日の仕事をやり終えたならば、そのあとは愉快に遊べ、愉快に人生をたのしめ、明日の仕事までガツガツ、今日のうちにやるような奴は出世をしても、人間として、人生として損なのだという意味であろう。

このような諺、日本には決して無いと・・・日本は「先手必勝」「先んずれば人を制す」というようなものばかり。

フランスには「あさってできることを明日にする必要はない」というのもあるそうです。

 

加藤周一氏の言葉を借りると日本は「雑種文化」である。

「雑種文化」とか「雑種文明」というのは一方でイヤな面をつくるけれども、有難い面もある。たとえば外国に比較しても日本ほど各国の食いものを食べられるところはちょっと無い。洋服を着て畳で碁を打つなどという国も無い。近代ビルの屋上にお稲荷様を祭っている国も無い。ステーキを食べてすぐあとお茶漬けを注文できる国も無い。神社がお寺のなかにまじっているような国も無い。そういう雑然とした生活統一的な生活秩序がない国は、ある意味で有難いという事である。

 

「よき花瓶には万の草入るべし、花の上手は何の花にても心次第なり」

山上宗二の言葉、山上は利休の弟子で利休と同じように秀吉に処刑された茶人。

先に山上が1590年の処刑され、利休は1591年ということである。秀吉、晩年はざんねんである。

 

「学ぶに上下なし」

この日本で学びたいと思う子どもたちが大学まで経済的な心配をそれほどせずに進学できる日はいつ来るのであろうか。それからあとは競争でよい。能力、努力によって差ができてよい。

社会にでるスタート線だけは同一にしてやりたいと思うのは「夏の夜の夢」なのだろうか。

 

この点、50年経た現在となっても、あまり変わっていなように思います・・・汗

 

ハンセン病の療養所のことも書かれていました。

彼らに元気をつけ、本当の自信をもたせ、能力をつけさす準備ができていないという事でした。

1996年4月の「『らい予防法』廃止に関する法律」が成立する前に書かれたわけですが、少しずつでも前進していると思いたいですネ・・・

 

ありがとうございました~!!!

m(_ _)m

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2024年10月13日 (日)

『室井慎次 敗れざる者 Not defeated』 柳葉敏郎さん、1961年生まれで、自分よりも3学年年長となりますが、世代が近いこと、そして、当時の踊る大捜査線のメンバーもイイお歳となりますので、どんな物語になるのだろうと興味もあって観てきました~

元は今から27年前19971月から始まったテレビドラマ『踊る大捜査線』から始まります。

『踊る大捜査線』自体は全部を観ておりませんが、当時、刑事として若手と言っても中堅役を演じられていた皆さまも、今はイイお歳です。

自分も定年を迎えました。どんな物語になるのだろうと思って観てみましたが、

続く『室井慎次 生き続ける者 Stay alwaysへ持ち越されました~(笑)

一話完結ではなくて、二話完結のようですヨ!笑笑

 

主なキャストは、

室井慎次(演:柳葉敏郎196113日生まれ、63

日向杏(演:福本莉子、2016年開催の第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ、集英社『Seventeen』賞を併せて受賞し芸能界デビューの23歳):室井の前に突如現れた少女。その正体は、映画『踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間』で湾岸署を恐怖に陥れた史上最悪の猟奇殺人犯・日向真奈美(演:小泉今日子196624日生まれ、58)の娘だった

森貴仁(演:齋藤潤、今年の「カラオケに行こ!」で綾野剛さんとも共演):室井が里親をしている、事件で亡くなった被害者(母親役は佐々木希さん)の子どもで高校生

柳町凜久(演:前山くうが&前山こうが):室井が里親をしている、貴仁とは別の事件の加害者の子どもで小学生

物語の後半では刑務所から出所してくるが、極楽とんぼの加藤浩次さんが父親役を演じている。次の後編でしっかり出てこられるのでしょう。

新城賢太郎(演:筧利夫、1962810日生まれ、62):秋田県警・本部長

沖田仁美(演:真矢ミキ1964131日生まれ、60):警察庁・官房審議官。女性初の管理官

緒方薫(演:甲本雅裕1965626日生まれ、59):湾岸署玄関の立ち番から強行犯係メンバーとなり、現在は捜査一課の刑事

石津紀子(演:飯島直子、1968219日生まれ、56):秋田県地元の人

松本敬子(演:稲森いずみ、1972319日生まれ、52):児童相談所・総務班長

市毛きぬ(演:いしだあゆみ、1948326日生まれ、76):秋田の市毛商店店主

桜章太郎(演:松下洸平、今人気の俳優さんですね):捜査一課の刑事

乃木真守(演:矢本悠馬、こちらも若手の俳優さんですね):秋田県警の巡査役

 

物語は、定年前に警察を辞めて秋田に戻る室井。そこで、二人の子どもの里親となって、穏やかに暮らしていたが、住んでいた家の近くで、死体が発見される。

それは、過去の事件(レインボーブリッジを封鎖せよ)の犯人グループの一人であった。

そこへ、つぎは、1998年の最初の映画化でシリアルキラー/猟奇殺人犯を小泉今日子さんが演じた日向真奈美の娘、日向杏が室井の前に現れて、一緒に暮らすことになる。

その後、自宅のはなれが火事になったりと不穏なことが起こりだす。

この前編では、不穏なことが起こるまでで、事件の解決は何もされません。

すべては後編を観ないとですね~笑笑

 

ところで、踊る大捜査線のこれまでの映画は以下の通りです。

 

『踊る大捜査線 THE MOVIE(東宝、19981031日公開)

興行収入101億円。配給収入53億円(日本実写映画歴代興行収入第3位)、観客動員数700万人。

『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(東宝、2003719日公開)興行収入173.5億円(日本実写映画歴代興行収入第1)、観客動員数1260万人

『交渉人 真下正義』(東宝、200557日公開、興行収入42億円、観客動員310万人)

『容疑者 室井慎次』(東宝、2005827日公開、興行収入38.3億円、観客動員287万人)

『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!(東宝、201073日公開、興行収入73億円、観客動員570万人)

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(東宝、201297日公開、興行収入は59.7億円、460万人)
最終作にしてシリーズとしては最低となった

ちなみに日本実写映画歴代興行収入第二位1983年公開の『南極物語』で、歴代興行収入はアニメが大半を占めているのは驚きでした・・・汗

 

さて、本作品ではどのくらい盛り返せるのかしら!?

公開2日目の夜(10/12)にはテレビで『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!が再放送されました。

今回の映画への伏線もありましたが、物語としては、“室井慎次 敗れざる者”の方が、定年を迎えた今の自分に被る部分もあるのか、興味を持って観ることができましたヨ!!

あと秋田犬(しんたろう、だったかしら)可愛かったですネ!ありがとうございました~!!

m(_ _)m

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2024年10月 6日 (日)

「旧東邦生命同窓会」、昨年に続き2年連続で開催できましたが、今年は4人。いつもは6人ですが、高齢の親のご逝去、ご自身のおからだのことで、お二人ご欠席となりました。次回は6人と切に願いながら、今年も場所は新宿西口パレットビルの居酒屋「天狗」で昼飲みです!!

昨年の教訓、8月の極暑を避けて今年は10月に開催。

天気は小雨となりましたが、気温はゆるい感じで、とても良かったと思いました!

日本の夏は極熱となりますので、今後は10月に入ってからが最適かもしれませんネ!

 

あっという間に4時間が過ぎました。齢を重ねると昔話に花が咲く感じだったかしら!?

よくしゃべり、よく飲んで、よく食べて、何の話をしたのか・・・汗

今の話では「株」のことがありましたが、自分以外はみなさまNISAをお持ちで、しっかりとされていましたネ(汗)

自分も少しは先々の生活のことも考えていかないといけないのかもしれませんネ・・・(汗)

※予約の場合は3時間までと言われましたが、4時間いれました!(笑)

※ところでNISAとは、「Nippon Individual Savings Account」のことです。イギリスの「Individual Savings AccountISA)」を参考にした制度で、日本版のISAとなりますネ

 

始まる少し前に新宿に着いたので、西口を散策。

いつも午後には売り切れとなるのですが、まだ少し早かったのか、あのドラえもんのどら焼きのモデルとなった、1948年創業の時屋のどら焼きをゲットしました。

翌日、食べてみました!

あんこがたっぷり詰まっていて美味しかったですが、コスパも考えると、ふ・つ・う!?それとも、味音痴か!?
国産小豆ではありますので、いろいろ考えると、ベターなどら焼きなのかも~すいません。m(_ _)m

 

同窓会後、帰宅途中にも甘いものが食べたくなり

渋谷の西村バナナチョコパフェもいただきました!こちらはいつも通りの味、美味しかったです!!

血糖値があまり高くならないように気をつけないと!?

 

楽しいひとときを過ごすことができました!どうもありがとうございました~!!

さあ今日は勉強ダ~!!!

 

m(_ _)m

 

↓天狗の窓際の席は、開放的でイイ感じでしたネ~

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